2006 大江戸 LIVE PARTY Atsugi Fats Blues Band 06-04-17 MON. | さて、東京ポンポンブラザーズの映像で笑い転げてばかりじゃ、せっかくの BLUES日記のイミが(もともとか?)無いっちゅうもんでございますから、本日はウワサの(?)A.F.B.B. —厚木ファッツ・ブルース・バンドのほうを拝見させていただきました。 以前の大江戸ライヴ・パーティ第一回でもファッツはん、かつさんとはご一緒させていただいてますが、今回はセッションではなく、彼、厚木ファッツのオウン・バンドと言うことで、さすがに良く練れた構成で格段に高いブルース濃度でございます。 もう個別のパートがどう、ということじゃなく、バンド全体のベクトルが「重心の低い」じっくりと味わうのに向いた独特の湿度を持った感じで、そこら、こてこてのブルース好きをも唸らせるとこじゃないでしょか。 仕掛けのひとつひとつにしても、ブルース好きを「くすぐる」ツボを心得てますねえ。 ファッツはんとかつさんの二本のギターのトーンの棲み分けも巧いし、さらには、この二つの個性をそれぞれ活かしつつも、全体としてひとつのバンドの個性を築き上げているのですから、さすが、かなりな数のステージをこなして来ているだけのことはある、と実感します。 セミアコ、ハムバッキングでクリーン・トーンのファッツはんと、ソリッド・ボディにシングル・コイル、でもクリッピングっちゅうかつさんのギター。一見対照的なトーンですが、「どっちも」ワタクシの好きな線で、自分のセッションじゃ、節操無く、曲によってコロコロ使い分けてるくらいで、どっちの音もそれぞれに魅力的なんですよね。 ま、ワタクシの場合、このかつさんみたくワウも使っちゃうと「タガ」が外れちまって収拾がつかなくなっちゃいそうなんですが(グィ〜ンとアーミング、マイク・スタンドにギターこすりつける⋯)。 そのかつさん、期待通り(?)ギター弾きながら客席のあなたのとこまで「ソロのお届け」に出張してったり、もちろんの椅子乗り(!)も披露して、相変わらずのお茶目さですが、なんだかこの映像で見てると、この人は「もっと」暴れそう⋯てな感じがして面白いです(なんてムセキニンに煽ってるワケじゃないんですが)。 いつか大化けしそうな予感が! そこいくとファッツはんは、もうソリッドな確固たるものを持ってる、という安定感があり、だからこそ自由奔放に遊べる、って余裕でしょか、ブルース好きのココロの奥ヒダをコチョコチョする悪い(あ、ご存知とは思いますが、この Blues After Dark と大江戸カンケーでは「悪い」ってのは「ホメ」言葉ですからねん。知ってました? Blues After Dark のイニシャルが BAD になるって⋯)ワザ連発で、こちらを「にんまり」さしてくれます。 ポンポンダンサーズが踊り狂うのもムリないなあっつうファンキーな一面も見せてくれた A.F.B.B. なによりもファッツはんの「いきいきした」表情が印象的でした。 これで、かつさんもソロとってるとき顔面ギター度が上がればさらにパワーアップしますよ。そこのブレークスルーを期待いたしましょ!なんたって基本的に、かつさんのギターってホントに面白いんですよ。あとは顔だっ!(?) 朝方はまだ道も濡れていましたが、昼過ぎには乾いてきてます。 でも、なんてまあ低い気温でしょ。 空を見上げると、まさに奥行きの無い、ライト・スレート・グレイと言う感じの濁ったグレイですが、それも時間とともに少しづつ明るくなってきました。 最初、指先の無いグラブで走り出したのですが、ちょっとまだ早すぎたみたい。戻ってふつーの薄手の手袋にチェンジ! なかなかお天気、シャキっとしませんねえ。 明日は晴れるかも?なんて予報ですけど、はたしてどうなるか? はやく「うららかな」春、ってのを楽しみたいなあ。 ま、ROCK 4400 で走りまわってるとカラダも暖まるんで、そんな寒くもないし、逆にこの気温じゃ、あまり汗だくにならないから洗濯物も増えないから、それはそれでいいんですけど。 そんな天気ですから、最近、「ちゃんとした」夕焼けを見てませんねー。 今日もビミョーには赤みがかってるんですが、とても夕焼けなんてもんじゃありません。 |
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No.1456