TOKYO Shyness Boys

2006 Oh-Edo LIVE


06-04-18 TUE.




さて A.F.B.B. に続いてはこれまたとーぜんの東京シャイネス・ボーイズでございます。
なんたって大江戸・総悪党代表取締役のりっきーさんのバンドですからねえ。
ちょっとやそっとのことじゃ動じるもんじゃございません。余裕のマイ・ペースでサラっとあの Rockin Pneumonia and Boogie Woogie Flu をこなしちゃうんだから、さすが!でございますよ。
なんだか、このユルユルのニューオーリンズ系のリズムは確実に「酒がススむなあ」なんてヘンな感心をしておりましたが、やはりそこらりっきーさんから放射されるアヤしい光線(?)に被爆したせいでしょねえ。

しかしまあ、百戦練磨のワル揃い(なんて言うと叱られるかな?)なだけあって、がっついてないんですよねえ。
一見、すかすかな音の塗り込めかたで、ちょうど、ハードロック青少年が陥りがちな空隙恐怖症みたいな「弾き続けずにおれない」なんてのとは真反対、これまたゆるゆるの密度なんですが、それが逆に一音・一音のプレゼンスを上げてるんだから、そこら「さすが悪党っ!」てなもんでございますね。
しかも、バンドが「お見かけしたところ」ほぼ同じ年代「周辺」でまとまってるようですから、そこらの共通言語を持ってる、っちゅ強みが良い方向に活きているように思います。
逆に、幅広い年代層がいるバンドってのも、それはそれで良いものですが、この東京シャイネス・ボーイズみたいな「まったりとした」魅力ってのとはちょっと違うんですよね。

ブーギだってこの軽さ!ま、軽い、なんて言うとうわついた、てなふうに聞こえるかもしれないけど、そーじゃなくて、ひところのブリティッシュ系がやたらインテンシティの「重い」ブーギを思い入れたっぷりにやってましたけど、そんなんじゃない、「活きた」ブーギのリズムがそこにある、って感じね。そらファッツはんも踊り出す、っつうの!
あ、カンケーないけど、ファッツはんの振りがとってもキュート!いいですねえ。
音楽を楽しむ、という「根」のとこがしっかりあるからこそでしょ。
こんなリアクションは必ず演奏者にもフィードバックされて、さらにプラスに働きますから、みんなでステージ作ってるよなものです。まさに、そこがライヴのいーとこ!

昨日の A.F.B.B.といい、この東京シャイネス・ボーイズといい、やはり、「かっちりした」バンドってものが持つパワーを良く発揮してますよね。
セッションはセッションで「どーなるかわからん」つー緊張感つーか、意外性が楽しいんですが、一方ではこんなふうに、音楽的な指向性がハッキリ見えるバンドでの音ってのも楽しいものです。
ま、そこら、どっちもバンマス(?)が明確なヴィジョンを持ってる、ってのがいいんでしょうね。

早くも次の大江戸ライヴ・パーティが楽しみになってまいりました。
次はワタシもファッツはんと一緒にポンポン持って踊りたいなあ。

これまで「聖域」だった BLUES日記のスキンにも「ついに」魔の手が及び(?)Excite が「せっかく」親切にも用意してくれたモンドリアンのモチーフのデザインだったのでございますが、とうとう「その系列ではあるが」これまた知ってるひとは知っている(?)、おフランスは LOOK 社のロゴマークをもろパクったデザインに、とチェンジしてしまいましたよ。

おそらく、入って来たら、いきなりやたらド派手になってたんでギョ!っとした方も多いんじゃないでしょうか。
具体的にどう変わったかは正確に指摘できなくても、モノ凄~い違和感を感じておられるかも。やはりこんな大面積のイエローが登場すると、その変化はかなり「劇的」ですねえ。
カラーリングがそんなふうにハデになったのに合わせ(というより「対抗して」かな?)タイトル文字もデカくなり、でもそれだけじゃあちょっとクドい(?)ので文字色を黒からグレーに落とし⋯なんてことをゴソゴソとやっておりました。

この LOOK ってのは、みっくおかさんなら知っていると思いますが、自転車レースの方では有名なブランドでして(あ、スキー業界でも、ですが)、まずはバヨネット・マウントのようにシューズとペダルを固定し、クランクに対し、踏み込むだけではなく、円運動の後半では引き上げる方向でもパワーを加えることが出来るため、理論上はかなりなパワーアップが見込める、という BINDING PEDAL のメーカーとして知られ(固定を外すときは、ちょっと内股になる方向にひねるとカンタンにハズれる。ただし初心者はそれがとっさに出来ず、よく交差点などで立ちゴケするハメに⋯)、続いて自転車のフレームの方でも LOOK カーボンなどで有名になり、ひところは、このモンドリアン・パターンをデザインしたチーム・ウェアでキメた最強のチーム、La Vie Clair が Tour de France でカツヤクしたものでした。

ちょうどそのあたりから日本でも始まった Tour de France の放映(速報やダイジェストなど)のおかげで、自転車マニアにはこのパターン、ずいぶん浸透したんじゃないかなあ。

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