After the Rain

Le Gre…


06-05-06 SAT.





弘前市の「さくらまつり」のほうは花の遅れに合せて七日までの延長が決まっているみたいですが、あのご一行様が去った弘前は、ワタクシのなかでは既に「まつりのあと」でございます。
いやもう、実に楽しい三日間でございました。

その間に訪れたポイントを列挙するだけで、いかに強行軍(?)であったかが判っていただけることでしょう。
空港から

三升屋(一回目)→宮野(和洋菓子)→クローヌ(ケーキ)→ CAFE JEEBA→わらしべ(やきとり)→(ここから二日目)CAFE JEEBA→奈良美智展会場→追手門広場→弘前公園→西濠→弘房(チーズどら焼き)→禅林三十三ヶ寺→田澤食堂→ CAFE ANGE→ホテル→ ライヴハウス→ホテル→炉辺(和食)→(ここから三日目)CAFE JEEBA→中三デパート地下食品売り場→リンゴ公園→鎌田商店→ JR 弘前駅→ Croissant(ケーキ)→ Le Sucre(パンとケーキ)→青森ロイヤル・ホテル・ベーカリー→三升屋(二回目!)→初駒(黒石の蔵元)→沖野餅店→こみせの駅→ローリエ(クリーム・チーズ・パイ!)→ひさお庵


っちゅう、名前を見ただけで立ちくらみを覚えるかたもおいででしょうが、ま、全編歩いた二日目はちとハードだったかもしれませんが、初日と最後の日はクルマですからねえ。
意外とラクだったんでは?なんて言ってるの、ワタシだけだったりして⋯

明けて本日、早朝からひと仕事かたづけて、昼前には「ぷ」さんのリクエスト(薄くってパリパリな生地のピザが食べたい!)にお応えして黒石の先、酸ヶ湯(すかゆ)に抜ける国道沿いにあるログハウスで営業している「ル・グレ」に向かいます。
ワタクシは本日、ラグー・ソースのパスタにいたしました。
以前にいただいたときには、ひき肉そのものの味を活かし、味付けは控えめになっており、それはそれで面白いのですが、やや一般性は無いかも?とゆう仕上がりだったのですが、今回のラグー・ソースはしっかりと調味され、たぶん、これだったら広い層の支持を得られそうです。
ル・グレの奥さんが「実は」と見せてくれたのは、以前に居合わせたときに撮影された写真が某住宅関係の雑誌の取材だったらしく、ワタクシと「ぷ」さんも、ハッキリ誰、と判るほどではないですが、画像のひとつに登場しておりました!
で、ついでにその記事を読んでみたら、なんとこちらのオーナーシェフはジャズのベーシストでもあって、時折り別棟でセッションも楽しんでおられるのだそうです。

う〜ん、山中のログハウスから聞こえるナマのジャズですか!楽しそう。

そして少し下ったとこにある伝承工芸館に寄ってみたところ、ついに(?)幻の「黒石やきそば」なるものを発見してしまったのです!

いえね、以前から、弘前市内のスーパーなどで「黒石やきそば」を標榜する(自分で具を足して炒めなさい、って生麺とソースがセットになった)パックを見かけるようになり、はて?黒石市内で、そんな有名な焼きそばなんてどこにあったっけ?と、まさに「ナゾ」だったのでございます。
それ以来の幾星霜(オーヴァーな⋯)虚しく探し続けておったものが、いまここに、実際に「目の前」に出現したのでございますよ!
これを買わずにおられましょうかっ!
そ、もちろんワタクシのことですから「お買い上げ」でございます。ああ、なんてユーワクにヨワいんでしょ。
で、実際に食べてみてどーだったか、はスペースの都合で明日に回す(おいおい、明日もそれかい、ブルースはどうした!っていう熱心なブルース・マニアの悲鳴がまるで聞こえるようだ⋯なんて言いたいとこですが、はい、すんません「見栄」はりました。おそらくそんなひとはいないと思います。でへへ)として、そっから黒石市内に戻り、東公園(あずまこうえん:トップ画像)ってとこでやっている黒石さくらまつりを覗いてみました。
浅瀬石川(あせいしがわ)の河岸段丘の上下にまたがる小さな公園ですが、かなりな数の桜が咲き誇り、すでに散り急ぐ樹もある桜吹雪の一帯となっております。

弘前公園に比べればとっても「ささやかな」公園なのですが、それでも桜樹の下には市民が思い思いに車座となり、酒を酌み交わし、また弘前公園のように重文指定ではないため、好きなだけ火を使ってバーベキューを楽しむ一団も見られます。
別にアセって席取りなぞしなくても、あちこちに適度な距離で散らばり、それぞれに楽しんでいるようすがかえって贅沢ですよね。
ま、そこそこ露店も出ておりますが、まさに自作の花見弁当なぞ持ち寄ってわいわい楽しく、というスタイルがここには似合いそうです。
もちろん、弘前公園みたく、もう見渡せば桜・桜・桜!という光景もミゴトなものですが、舞い散る桜の花びらを浴びながら打ち解けた花見をする、というこの光景も案外「良さげ」でございました。
その東公園のはずれ、あまり通るひともいない階段の横で、オドリコソウが地味な紫蘇のような葉の下にとっても小さいピンクの花を隠していました。

弘前に帰る前に、久しぶりにその東公園近くのピーターパンでケーキをいただきましょ。
ここのケーキは必ずこんなふうに生クリームやフルーツをあしらって供されるのですが、味自体は平均的なものです。マズいのは無いかわり、これはすばらしい!って出来のものにはまだ出会っておりません。

弘前に戻り、「ぷ」さんは帰宅、ワタクシはマウンテンバイクでまた街へ。
ほぼ三日ぶりで風を切る皮膚感覚を味わいました。⋯なんちて、行き先は CAFE JEEBA ですからほんのちょっとなんですけどね。
あのおねえさんに訊かれましたので、昨日までのあの団体、実はトーキョーからのミュージシャンだ、と言っときましたよ。次に来るときはそれらしくして来なさいねMクン。

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