Somebody's Watching You

Sly and the Family Stone


06-05-20 SAT.




特にどの曲ってことなく、この 1969 年( 37 年も前だよ?ここを読んでいるひとの中でも、このときまだ「生まれていなかった」ひと、かなりいるんじゃないかなあ)の 5 月にリリースされた Sly and the Family Stone のアルバム、Epic 26456、STAND! がアンソロジー的な(って実際には、「当時は」それにしか収録されていなかった Thank You Falettinme Be Mice Elf Agin や Everybody Is A Star を収録しているがために、ただの「ベスト」ではないのですが⋯)GREATEST HITS : Epic 30325 を例外として、ワタシにとっては、彼らの最高のアルバム、ということになります。

もちろん GREATEST HITS にはほとんどの重要曲が収められておるのですが、そのただひとつの例外、ま、モチロンそれはワタクシにとって、という意味であるのはとーぜんですが、そこから「選に漏れた(?)」のが、本日のこの曲、Somebody's Watching You なのでございます。
もしこれも収録されていたら、間違いなく GREATEST HITS が「マイ・ベスト・アルバム」となっておったのですが。

ここでも「群像劇」のように次から次とメンバーが浮上して日常の断片をちりばめて行き、Somebody's Watching You という「警句(?)」に収斂する「閉じられた世界」。
しかし、そこには閉塞感や、後の Sly を蝕んだ(?)虚無感はありません。
まだここには「柔らかな」希望が見え隠れしている⋯

この 1960 年代末にひときわ明るく閃光を放っていた Super Nova とも言える Sly And the Family Stone の 1969 年までの録音だけは、昔を振り返ることを嫌う(あ、Rock での話ね。ブルースでそんなこと言ったら、聴くものが激減しちゃう!⋯え? Sly がロックなのか、って?モチロンそう。ワタシにとってはね。特にこのアルバム「まで」は、もっとも「創造的な」という意味合いにおいての「極上の」ロックでございます)ワタクシにとってもいまだに「愛聴盤(なんて言葉も久しぶりだよねー)」であり続けています。


昨日の夕方から降り始めた雨は、予報では今日の昼近くまで残る、とあったんですよ。
ですから、「ぷ」さんを誘って、青森市のデパートで開かれている TBS 系の「おめざフェア」ってのに(もちろんクルマで)行く約束をしちゃったんでした。

明けてみれば、雨なんてなんの話?ってな青空が広がり、うひゃあ、やられたあ、と思いましたがもう後のまつり。
おとなしくクルマに乗り込んで青森へと向かったのでした。
で、青森と来ればそりゃもう当然(?)「とん吉」で油ソバ!そして餃子!!う〜ん、ウマかったあ!
その「とん吉」は青森市でもかなり郊外にありますから、そっからこんどは市街へと向かいます。
かっての青函連絡船が係留されている記念公園にクルマを駐め、デパートまで歩きますが、こんなに爽やかなお天気だと、つい海沿いの遊歩道を通って「遠回り」してしまいますね。
途中「ハンサム食堂(!)」を教えたら大笑いしてましたよ。

さて、S デパートの 6F ですが、以前ほどのバクレツな行列は出来てませんね。
そろそろ飽きられて来たんでしょか?
わたくしの「お目当て」、福岡のフランス菓子店「 16 区」には「まったく」行列など出来ておりません。
ん〜、あんまり知られてないのかな?
ま、いいや、おかげでゆっくりお買い物が出来ますからね。
もちろんターゲットは、この 16 区のオーナー・シェフ、三嶋隆夫さんがパリ 16 区の菓子店 ARTHURで修行時代に「考案」した Dacquoise(ダックワーズ⋯ただし正しくは「ダックォワーズ」という発音みたい)です。

つまり、言うなれば、「元祖」、あるいは「本家」、はたまた「始祖」ダックワーズなんですね。
ダックワーズの歴史はここから始まった!と申しても過言ではない!と。
そしてさすが本家!家元!この香りがまた⋯
その食感もまた⋯
ま、わたくしがグダグダと申し上げるまでもなく、ひとたびネットで検索していただければ、あちこちに「称賛の声」が載っております。
興味がおありのかたはぜひともサーチしてみてくださいませ。

あ、もひとつ、青森に行ったら必ず買ってしまう Vie De France のパストラミ・サンドにクロックムッシュ、当然のよに後部座席で「別種の」芳香を放っておりました。
これ、今日の夕食ね。


ついでに(ついでかい?)この夏、ふたたび Billy Branch のライヴが行われる会場をチェックしてまいりましたが、そこから見える灯台がなかなかいいフォルムをしておりますねえ。

7 月21日と22日の二日間、ここで左からの夕陽に染まる灯台を眺めながら、背中からは Billy Branch のブルースを浴びる、そんな経験が出来る!

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