River Town Cruise

SOBA & BIKE


06-05-21 SUN.





まことにっ、もーしわけないっ!
ブルースを楽しみに訪れてくださる全国のみなさまの期待を裏切ることになってしまいました!⋯なんちて、ジョーダンはともかく、今日のワタクシは「自転車 90% 」で残りの 10% は「蕎麦」ですからガマンしてちょーだい。

以前から、秋田県の北部を東から西(つまり日本海に向かって)に流れる美しい川、「米代川」のことは何度かこの日記にも登場させております。
そのかっては内陸水運の船着き場でもあった「二ツ井」の町まで行ってまいりました。
このところ、やたらとお世話になっております JR 東日本を利用して、まずは奥羽本線、二ツ井駅まで輪行し、そこで自転車を組み立てて走りだす、とまあ、そうゆう一日でございました。
上の画像はその米代川の川沿いの道です。う〜ん、いい川だ!


二ツ井の町は北側に国道のバイパスが出来てから、静かなたたずまいとなりましたが、このキュートでコンパクトな町も案に違わず、空き店舗が目につきます。
で、なんでまたそんなとこへ?と言うと、以前から気になっておった蕎麦屋があるのでございますよ。
名前は「わかまつ」。
そう、こうやって名前を出すときは「ひとにもお薦めできる」ってことなのねん。


もちろん、出来の善し悪しの他に「好み」という位相がございまして、それで行くってえと、ワタクシの好みとは少しズレておる部分もあります。
でも、「蕎麦不毛の地」なんて言われてる秋田県で、「たむら」同様、この「わかまつ」もその「例外」と言ってよいでしょう。
つゆはかなりキレ重視で、いま少し「まるみ」が欲しい、というワタクシのゾーンからすると、「半歩」ほどはみ出ておる、とも言えるのですが、濃さもあり、蕎麦の下だけをつけて啜り込むと、蕎麦のほのかな甘みの後、つゆが利いて「二度ウマい」っちゅう楽しみがございます。
蕎麦自体もワタシなら、も少し良く茹でてから冷水でキュっとシメるほうが好きかな?でもまあ、この生硬な仕上がりを好む方もおるのでしょう。

とまあ、やたら文句ばっかタレとるようですが、逆にそれだけ「いい仕事」をしているからこそ、無いものねだりをしたくなる、というところなのでございますよ。
なんだか、こんな静かな町に、こんなきつい(あ、悪い意味ではなく、仕事に対する姿勢ですね)蕎麦屋がある、というのが「そぐわない」ような気さえいたします。
この国道7号線を旅する蕎麦好きにはゼヒともバイパスから外れて、ここに寄って行ってもらいたい!と本気で思いましたね。


その閑かな町は、夏を思わせる高い陽射しのなか、まどろんでいるように思えましたが、こちらはいつまでものんびりとはしていられません。
まったく未知の領域に踏み込んで、最後は金田デルタ正人氏の故郷、鷹巣へ出る、っちゅうプチ冒険が待っています。


それにしても「米代川」の美しいこと。
前にも書きましたが、その点、我が故郷の某 I 川の「汚い」ことと言ったら⋯


県道3号線で内陸へと迂回し、まったく初めて通るルートにワクワクしながら、それでも追い風に乗って爆走(?)いたします。
おそらく「渡り鳥」と同じよなメカニズムなんでしょが、不思議と迷いもせず鷹巣に到着し、MAX VALUE でひとやすみ。
でも早く着き過ぎて列車まで時間があるので、もっと先まで走ってそこから乗ることにしました。

こうして秋田県での輪行はなかなか素晴らしいものとなったのでございました。
なにしろ、まったく初めて通る道、ってのがあるのが素晴らしい!

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