アンプの選び方?

02-09-11
どうやら、とめごろうさんとこ(?)も、火事があったみたいですが、これって大曲なんでしょか?
ま、だからって、どうなるワケでもないんすけどね。

ところで、りっきーさんが「実際、ブルースマンはアンプとかに拘らないってな話は良く聴きますが・・・ 。」ってのをレスで発言しておられましたが、そう言やあ、わたしもアンプのセレクトは実にいーかげんだもんなあ。
自分で買った最初のアンプ、ってのが(今は亡き)Fresherのソリッドステートのギターアンプ rms.25Wってえヤツで、当時っから、リヴァーブが必須の項目でした。
こいつは地下スタジオでの練習じゃ充分なんですが、さすがにライヴじゃキツいので、マイクで拾って PA からも出す、っちゅうワザ(というほどのもんでもないけど)に熟達するようになったのでございます。
この時の経験から、ベタな音場の中から、自分の音を聴きわける「耳」が出来たんでしょうね。だから、自分の音が聞こえない、と言ってヤタラ音をデカくするギタリスト見ると、ああ、このヒトは「耳」が悪いんだな、って思いますね(もっとも、耳が悪くなくても、酔っぱらうと聞こえなくなるようですね。特に名を秘すXXXXXさんとかも、血中アルコール濃度に比例してアンプの音量が上がっていきますから。ま、酔いが「音程」に来るよりはいいんですが)。

次に買ったのが Fernandezの rms.15Wってえ、これも石のアンプです。
リヴァーブは内蔵されてないのですが、SEND/RETURN がついているので、外付けのディジタル・リヴァーブが使えます。これも持ち歩きにラクで、そこそこのルックス、ってえことで決めちゃっただけです。
同時に、BOSS のディジタル・リヴァーブ RV-3 も購入しましたが、いやあ、初めて聴いた 16bit.A/D/A コンバータによるディジタル音は、めっちゃクリーンで付加音もなく、スプリング・リヴァーブとは異次元の世界でした。
これならヘタなの内蔵されるより、いい音がしますからね。

そのフェルナンデスもそこそこナチュラルでいいんですが、あまりにもそっけない、ま、良く言えば「無色透明」と、少し物足りなくなって買ってみたのが、DODのアンプです。
こいつは Fernandez と違って、個性はあります(求めていたものと、ちょとズレてはいますが)。そこそこ解像度もあっていいんですが、やや「軽い」んですね。
特に Jaguarとの相性は最悪でした(つーか、Jaguarの音自体が、私の求める「重量感」を持ってないからであって、アンプのせいじゃないんですが)。
そこでスピーカーを交換など悪あがきもしてみましたが、まだ決定打とはなってません。
最近は板どんのクラプトン・オン・パレード時のキーボードで、"Tearing us apart" のブラス・セクションを出すのに使ったりしてます。
あ、でも歪みはモロに「ハードロック」っぽいんで(ぽい、ね)遊ぶのには面白いかな。しかし、どー考えても「マスト」なアンプじゃあないような・・・

次は VOXの Cambridge 15 V9159って、プリが球のヤツです。
こいつは最初、MUSIK に買いにいった「HYWATT」の小型アンプが、音出してみたらトラブってたんで、こっちに鞍替えしたものです(なんていーかげんな・・・)。
プリに 12AX7 を使ってるってんで、多少の期待はありましたが、使ってみたら、どこが球じゃあ〜!というカチカチのコキコキで、DODより「耳」に来るじゃあありませんか。ミッド・ブーストを掛け、トレブルも絞り切ってんのに、このトレブリィな音!
ただ、このアンプも、ちびストラトとは意外と相性がいいんですよ(もち、間にパンドラを挟んで、ではありますが)。
しかし、最近ライヴで使ってるのは、これらのアンプじゃないんですよ。

Cavern Blues Band時代のギタリスト、Billy Winterこと入江ビリが、GrecoのFirebirdをぶちこんで使っていた、TEISCOの「C-1」ってえオール管球のアンプを置いてってくれたんですが、これが意外といいんです。
内蔵リヴァーブは時間が経つと「発振」し始める、ってえ奇癖があるんですが、ヘッド・ゲインとマスターVol.の調整で、エルヴィン・ビショップみたいな音から、結構タイトな音までこなせるので、重宝しています。
トーンの利き方も妥当なもので、案外、気に入ってますが、結局、自分で選んで「ない」アンプが今のとこ、一番使いやすい、ってえ変なことになってますねえ。

やはりブルース系のヒトはアンプに関しちゃあ「からっきし」なんでしょか?
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