Please Be On That 519

Lonesome Sundown


06-06-15 THU.




実にまたゆったりとしたスロー・ブルースなんですが、普通の意味でのスローだけじゃなく、なんとなく、そこには「スロー・ライフ」であるとか「スロー・フード」なんてえ使われ方をしたときの、なんだかライフ・スタイルにまで還元されそな意味での「スロー」っちゅう感じがするんですよねー。

Excello 8012、lonesome sundown(アナログ・ディスク。普通アルバム・タイトルでは全部大文字で表示する、ってのは「よくある」ことなんですが、このアルバムでは珍しいことに、すべて小文字で表示されています。まるで文章の中の一節を「抜き書き」でもしたように)の B 面トップのこの曲は、なんだか Excello っぽくない透明感のある音作りとなっておりますが、Lonesome Sundown のスタンスが前述のようにミョーに「落ちついちゃって」るもんで、フとポスト・モダン的な匂いまでが漂ってくるよな錯覚に陥ります。

しかし、それにしても同じ(?)スロー・ブルースでも、例えば Buddy Guy の Come See About Me 、あるいは Otis Rush の Gamblers Blues などとは「あまりに」隔たった地平にポツンと孤立してるよな気もしますが、逆にそれゆえのプレゼンスみたいなものがあって、なかなか嫌いではございません。
アルバムのリリースは 1970 年ですが、実際の録音は 1964 年、Excello 45-2254 として You're Playin' Hooky の B 面としてリリースされています。
また、彼の録音ではよくバックを務めるハーピストと言えば、モチロン Lazy Lester の名が挙げられるワケですが、どうも、「ワタクシのナマクラな耳では」ここでのハープが、その Lazy Lester ではないよな気がする⋯まったく自信はありませんが、ヒョっとして Dee Dee Gradnier じゃないでしょか?思ったら、Discogs ではハープを Dee Dee Gradnier としておりました。うん、それなら判る(?)。

Guitar, Vocals – Lonesome Sundown
Guitar – Al Foreman
Piano – Katie Webster
Harmonica – Dee Dee Gradnier
Bass – Rufus Thibodeaux
Drums – Austin Broussard

そしてシングルの A サイドだった You're Playin' Hookey のほうには

Tenor Saxophone – Lionel Prevost

の名前が挙げられておりました。


いつもの川沿いの道からいつもの親子を⋯あれれ? 4 羽しかいない!
うへ〜、カラスだなあっ?

いましも、河原に 1 羽、カラスがひそんで狙っていましたが、私が頭上で見張ってるのに気付いて未練たらたらながら飛び去って行きました。
もっと下流の一家はコドモたちもだいぶ大きくなってるんだけど、毎年、こっちで育ててるおかあさんとこはいつも生まれるのが遅いのか、まだこんなちっさいまま。
早くおっきくなってカラスに狙われないくらいになれよー。

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