Let's Work It Out

Billy Boy Arnold


06-06-29 THU.




これまた例のカナダのレコード会社 Stony Plain からのアルバム Boogie 'N' Shuffle からのナンバーです。
いかにも白人ウケしそうな(と「差別」しちゃいけないんでしょうが)やや「ご清潔な」リズム、そして絡んでるギター、なんてとこはやはり「あの」デューク・ロビラードの存在によるものでしょか?
別に嫌いとかゆうこともありませんが、以前 Albert Collins のライヴ映像で、終盤、こいつが(あ、「こいつ」呼ばわり!)入って来てたけど、いまいちその意味が判らなかったですねえ。なんでこんなヤツ(あ、「こんなヤツ」呼ばわり!)ステージに挙げなきゃいけねえんだ?てなもんで⋯

でもまあ、Billy Boy Arnold にとっちゃあ、レコード会社と橋渡しみたいなことしてくれてプロデュースもやってくれる貴重な存在、てなもんかもしれません。
出来上がった録音を聴いてみても、別に邪魔してる、ってワケじゃないし(ま、多少、「ワル」が不足してる、ってだけですからねえ)、そこそこ「やりたいこと」も尊重してくれてるんでしょうが、あたしゃあも少し背が欲しい⋯じゃなかった、もうちょっとダーティなテイストが欲しい、なんてぬかすのは欲張り、っちゅうもんなんでしょうか?
ウッド・ベースらしき John Packer と Jeffery McCallister のドラムも「らしく」振る舞い、そこそこ健闘はしておるのですが⋯「軽い」!

同じよにメイン以外は白人がサポート、という形でも Eddie Taylor の Ready for Eddie とはそうとう違うよね。
ここではもう全体に軽く清潔に歯切れ良く、耳触りも良く仕上げられてますが、まあ、ここまで「あっさりめ」にしたほーが「売れる」っちゅう計算なんでしょうかね。
そりゃ出す以上は、ある程度売れなきゃどーしようもないワケで、そこらの見極めが難しそ。
すぐ廃盤になって入手困難な名演奏と、手軽に入手できる「そこそこの演奏」⋯
な〜んて、そんな二律背反みたいなスケールが存在しておるのかどうかは定かではありませんが、なにやらこのアルバムを通して聴いていると、そんな「雑念」が立ち登ってくるのでございますよ。

ま、雑念こそ我がココロの糧!なんてほざいておるワタクシですから別にいいんですが。



空を見上げればまだあちこちに真っ白なコッペパンみたいな雲は浮かんでいるけれど、基本はどことなく熱を帯びた「夏の青空」です。
うわぁ、こりゃ暑くなるぞう!と思ったらけっこう風があって、二階の窓を西から東に吹きぬけていくのがとてもキモチいいよね。
ROCK 4400 で外出しても、その風になぶられているとほんとうに爽やかで、光り溢れる透明な初夏、って感じ。

用事の関係で市内を実に広範囲に走り回りましたが、追い風になると「無風」みたいになってさすがに暑いけど、いつもと違って、信号でストップすると、後ろからの風が汗をひかせてくれます。
あまり風が無い真夏の炎暑の下では、走ってる間は自分が風を切ってるよなもんだからそこそこ涼しくても、信号でストップすると急にもわ~!っと暑くなるのが常です。だから信号が青になるまで、ちょっとスペースさえあれば自転車で小さくグルグル回って、少しでも気化熱を奪おうとするのが Land Shark「陸上のサメ」なんて言われる由縁なんですよね。

そうやって風に背中を押されるよにかなりなペースで、東の郊外へ向かう途中、某パン屋さんの近くを通るので、ついでにちょっと前を通ってみました。
おっ!開いてる!
⋯ぐふふ、このわたくしが「美味しいパンを買える」滅多にないチャンスを、漫然と見逃すとお思い?
そ、あの佐藤餅店の「いなり」同様、「見た以上は買う(?)」という自動プログラムが作動し、もうすっかり「お馴染みさん」扱いしてくださる、お店の奥様からとーぜんの如く購入してしまったのでございますよ。

このパンは出来たても「気絶するほど」美味しいけど、日が経つにつれ、しっとりと落ちついた旨さが出てきて、それはそれで美味しいのでございますよ。
え?のーがきはいいから一本、送れ?がはは、そーですよね。

さて、例によって JEEBA でひと休みしていたら伝統的な和菓子をいただきました!
うわあ!もうXX年以上も昔に食べて以来ですよ!もう、もの凄く懐かしい!
⋯と、これだけでも感動してるのに、なんともひとつ、五所川原のエルムの中にある手作りの「おいなりさん」なんですが、と!

どちらも撮影する前に食べちゃった!
美味しかったですよ!甘さが勝ってて、でもそれが優しい味わいでとってもいいんですねえ。そー言えば木造農協婦人部の「おいなりさん」もそうでした。
あの一帯は蕎麦つゆもそうですが、甘さが前面に出た味が好まれるみたいです。

permalink No.1529

Search Form