Sleep, sleep... Awake!!

Hank →Kantaroh


06-07-17 MON.




つい先日もワタクシ言うところの「本命」 Freddie Roulette で採り上げました Sleep Walk ですが、本日また、友人からの「たれこみ(?)」でまたひとつ新しいヴァージョンに出会うことができました。

ま、これもちょっとした番外(?)てなもんですから、ついでに(オリジナルの Santo & Johnny は除外するけど)Shadows の Hank Marvin から語ってしまおう、と⋯

だいたい、聴いてていっちゃん「眠くなる」のはどれか?ってえと、ワタシの場合ですとやはりその Shadows なワケでして、それはアドリブ部分でイチバン暴れてないから、ってのがあるのかもしれません。
そこそこ「変奏」はしているんですが、そこらさすが英国紳士(?)崩しにも「品」があります。

ま、実は一度だけ、自分でプログラムしたバッキング・トラックを作って、基本はその Shadows スタイルで自分でも自宅録音してみたことがあるんですが、アレですね、そこに他人が介在しないと、そらもう「とことん」純化(?)されちゃって、弾いてるこっちも半分眠っちゃう、ってなトロトロに「眠い」ヴァージョンになっちゃって、「ダメだこりゃ」となった、という過去がございます。
そんな誘眠効果としちゃあかなりパワフル(?)な出来だったんですが、別にあたしゃあ、不眠症の音楽療法に取り組んでるワケでもありませんので(あ、実際に不眠症のひとって、こゆので治らないんじゃないかなあ。たぶん「健康なヤツ」だけでしょ、そんなの聴いてて眠くなっちゃう、っての。タイクツな教授の講義を録音したヤツ聞かせても不眠症のひとは「やっぱり」眠れないそうですから)、「音楽としちゃあ」シッパイです。

基本的には、Shadows のと、それほどは違わないかな?ってのが Amos くんのでしょ。
彼もまあカナダ人のせいか(⋯なワケ無いっ!)割と知的な崩し方ってんでしょか?
そこそこ変化もあって、Hank Marvin のよりは、やや「目が醒める」係数(?)が高いかも。
ワタクシもギタリストのはしくれとして、この Sleep Walk、セッションのときなど、やたらセッティングを変えたがるダメダメ・ドラマーなんぞがごそごそやってるのを待つ間(ワタクシの経験では、そーやってセッティングを変えたがるドラマーにロクなのがいたためしはないっ!セッションの場なんだから、「よほどイカレた」セッティングでもない限り、そのセットで自分のドラミングが出来なきゃ!)、板どんとふたりして「さら~」っと弾いて遊んだりしておりますが、そのときのベースが Hank Marvin と Amos Garrett を足して「 3(!) 」で割ったよなギターになってます。

その意味では、まったくワタクシの Sleep Walk には影響を与えてない、ってのが内田勘太郎の、でしょうね。
でもそれは、別に嫌いだからってことじゃありません。
ただそのスタイルがあまりに「ちゃう」ので自分のプレイに持ち込みようが無いのでございます。
特にこの沖縄でのトラック、そのリズムが実に特徴的で、捉えようによっては Sleep Walk らしくない、と言えないこともないのですが、そう言って斬り捨ててしまうには、ちとミリョクがあり過ぎます。
ワタシなんぞは、この Sleep Walk って曲に馴染んでいますから、おっ!こんな演りかたかい!と耳をそばだててしまいますから、まったく眠くなるどころか、シャキっとしちゃいますが、おそらく自分でギター弾くこともない、そしてこの曲にもなんの思いいれも無いひとが聴いたら、「そこそこ」眠りに引き込む「薬効」はあるのかもしれません。

さて、そうやって、段々眠気が薄れてきた、今日の Sleep Walk 序列(?)、最後にドカンと来たのが弱冠 16 才にして 1995 年の NESCAFE BLUES FESTIVAL でバンドを率い、ステージの中央で臆することなく(つうか、ギターに集中するあまり、かも?)まずはパワフルなフレーズを独奏状態で延々とぶちかました後、ひと呼吸おいて、「お馴染みの」あのフレーズで「えっ?Sleep Walk だったの!」と、客をぶったまげさせた男。
そう、大江戸組の若き重鎮、アヤ姐さんをして、旦那に「アンタ、なんだったら SG 買うかい?女房がギター買え、なんてのは滅多ないんだよ!」と言わしめた「あの」Derek Trucks なのでございます。
もちろん、シャドウズ→エイモス・ギャレット→内田勘太郎ってえ流れからこれを聴くと「ギョ!」でございましょうが、Derek Trucks のステージの流れとしてみると、このテーマが弾き出された瞬間、もの凄〜く「静かな」曲が始まった!と思わせるんですから面白いですね。

昨日は夕方からとても強い雨になって、これ一晩じゅう続いたら土砂崩れとか起きちゃうんじゃないの?なんて思いましたが、どうやら、そこまでの根性(?)はなかったらしく、夜も遅くには小降りになってしまいました。
でも、そのおかげか、今日の土淵川など、いつもより腐臭(?)が控えめになってましたから、いろんなもんが洗い流されたみたい。

気温もほどよい涼しさでまさに自転車でおサンポするにはうってつけの一日でございましたが、なんと本日も午後の半ばから雨となり、ちょうどその時は自宅でしたから濡れずに済みましたが、ちょっと前までは走りまわってたんですから、これまた相変わらずの悪運の強さでございます。
そーやって市内を走ってたら、おや?あれは田澤しゅうへい君?そ!田澤食堂の長男です。⋯が、横の空き地で遊んでました。ちょうど、直前にコンビニで水分補給に、と買ったミネラル・ウォーターにオマケでついてきたフィギュアがあるのを思い出し、それをプレゼント。
黄色いマウンテンバイク GIANT の ROCK 4400 をすげぇ!と言って眺めてました。
いつもは「ぷ」さんと一緒に食事に行くんでクルマですからねー。

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