Funny How Time Slips Away

Willie Nelson


06-07-18 TUE.




Texas 州 Austin での Austin City Limits において W.C. Clark がこの曲を歌った、ということはこの日記でも採り上げておりますが、そこではそのタイトルが、歌詞の「もうちょい前から」抜粋したらしい Ain't It Funny How Time Slips Away となっておりましたっけ。

Well, Hello There... と始まるこの曲、やはりこちらを聴きますってえと、そりゃもう典型的な(って、あたしゃあ、カントリー系の権威ではないので、「そんなイメージ」っつうだけなんですけど)カントリー系バラードってんでしょか?
ま、ドラムの刻みだけはスロー・ブルースと共通しておりますが、それ以外、ピアノによるフィル、ベースの入り方、ずっと弾いてるギターのパターンにいたるまで、まるっきりブルースとは「遠い」位置にあるように思われます。
それをまあ、あの B.B.ふたり(ま、正確に言うと B.B.K. と B."B".B. かな?)ときたら、無理矢理(?)超スロー・ブルースみたくしてブルースっぽく演ってますけど、例の Austin City Limits での W.C. Clark はもっと原曲寄り、っつうか、ま、そこらブラック・ミュージックの Houston に対するカントリー・ミュージックの Austin てな意識もあったんでしょうか、かなり「カントリー」の匂いを強くした演奏だったように思います。

この Willie Nelson に来る前に、ダブル B.B. のもチェックしたのですが、むしろ W.C. Clark のヴァージョンのほが、ここに来てからの違和感は少ないですね。
モチロン Bobby "Blue" Bland なんて、「さすが」の歌唱力で、グっとこの曲に深みを与えている(でもワタクシは「彼の声そのものが嫌い」なんでこの日記で採り上げることはゼッタイにない⋯)のですが、逆に、この曲の持つメロディ・ラインの美しさみたいなものは、かえってシンプルに歌う W.C. Clark のほうが描き出しているような気がいたします。
で、ヘンな話しですが、この Willie Nelson のはどうか、ってえと、やたらバックに投入した女性&男性コーラスが「膨らませ過ぎ」てるよなとこが気になって、むしろさほど「印象的」ではない、と。ええ、むしろ「違和感だらけ」かも⋯

だってねえ、だまって聴いてると、ああ、これって、この世界って、とっても良く馴染んでるぞう⋯と思えば、そりゃそうです、これこそまさに「あの」偉大なる(?)巨匠(??)、我が敬愛する(ウソつけ!) Screamin' Jay Hawkins 師の常套手段ではあ〜りませんかっ!
ちょっぴりロマンチックでキュートなピアノ。
美しく和音を提供する「お上品な」女声のバック・コーラス、そこに時折り力強く「重さ」も演出する男声コーラスも華麗にあしらって、気持ち良さそ〜に歌う。
いやもう、これ、絶対に Screamin' Jay Hawkins だったら、このバッキング・トラックさえあれば、朗々と歌い上げて、いつもの「あの世界」に聴衆を叩っこむとこでございますよん。
てなワケで、せっかくの Willie Nelson くんの演奏ですが、それを聴いているワタクシの脳裏では、それを勝手に Screamin' Jay Hawkins に置き換えたヴァーチャルテイクが流れ続け、なんだかカンジンのご本尊はすっかり影が薄くなってしまったのでございました。

もちろん、Screamin' Jay Hawkins に汚染されていない良いコのみなさんは、この Willie Nelson を真摯に受け止める事が出来るのでしょうが、ワタクシにはむしろ W.C. Clark の方が、この曲のアウトラインを捉え易いような気がします。

ま、それもこれも Willie Nelson がまとったカントリー・フレーヴァーふんぷんたる(?)ミョーなダンディズムみたいなもんが、特にこの曲ではちょっと鼻について、やっぱブラックじゃないとあかんのかも、ワシ⋯てな印象だったからでしょう。

こないだの Night Life はそんなでもなかったけど、これはちとキツい。

昨日はケッキョク、ただの一度も(!)自転車に乗らなかった、っていう稀な一日となってしまいました。
朝、クルマでレース取材に行って、帰ってすぐここにアップしたほか、実行委員会に画像を提供するためのアルバム作りに集中し、ようやくめどがついた、ってえころに突然の「強い雨」でしたからねえ。
そんなワケで、今日はもう ROCK 4400 で用も無いのに市内を走り回りました。
気温は 25 度くらいでしょか?日光は肌を熱く灼く感じですが、風が意外と涼しく、まことに気持ちのいい自転車日和でしたねえ。
あんまり気持ちがいいので、コンビニでオム焼きそばっての買って小さな公園でお昼にいたしました。
静かに木々を揺らす程よい風、小鳥たちのさえずり、草いきれ、そんな中で食べると、まあ、たいていのものは美味しいですね。よほどヒドいしろもんじゃない限り⋯

そうやって午後の二時くらいまで ROCK 4400 でウロついておりましたが、ちょっとひと休み、と家に帰り、ついでにネットもちょっとおサンポなぞしていたら、窓の外の「音」が変わりました。
「えっ?」と思って見てみると、あらら、またしても雨!それも「ちゃんとした(?)」雨!
んまあ、ホントに悪運が強いっちゅうかなんちゅうか、偶然、家にいたときに降り始めるんですからねえ。
いや、冗談じゃなく、こうゆう細かいとこでラッキーなのもいいけど、そこらツイてなくていいからロト 6 とかドカ〜ンと当たる!なんてほうがいいなあ。
なんかせっかくのラッキーを小出しで使い切っちゃうよな気がしてます⋯

で、夕方に用事で外出したんですが、まだ雨は続いてましたからクルマで出て、ついでにスーパーでお買い物もしてきました。
そして 5F の本屋さんなど覗いた後、エスカレーターで降りようとしてフと見たら、正面の家電売り場の液晶 TV に「ツアー・オヴ・ジャパン第六ステージ」のクリテリウムが入ってるじゃないの!
うちじゃあ衛星カンケーが見られないので、なんちゅー番組なのかも判りませんが、またまたラッキー!とゴールまで観戦。
最後まで先頭集団の五人のなかの日本人ライダーは一度も前を引かず、ケツに「寄生」してるだけ。
私、こうゆうヤツ、一番嫌いだなあ、なんて思ってたら、ラストスパートでミゴトに置いて行かれ、五番目でゴールでした。
まあね〜、ついてくのがやっと、ってえフンイキではありましたからねえ。

もう見るからに体格が違うんですよ。
つまり他の四人(外国選手)と比べると(自分だって日本人だから一緒なんだけど)チビで短足。
ん〜、足が短いとケッキョク、クランク長もとれないし、ケイデンスで、っていうパターンになるんですよね。
でも、やはり冷静に見てると、ケイデンス(クランクの回転数ね)であの長い足を利したトルクに対抗するのって、ロードレースの場合、限界があるんじゃないかなあ。

ま、それはともかく、ゴールを真っ先に切った選手のバイク、これまた嬉しいことに Campagnolo のエルゴなんですねえ。素晴らしい!

⋯ところでさあ、アクセスしてきた相手のブラウザを調べて、それによって振り分けるなんてことが出来るんだけど、Campagnolo が「嫌い」なヤツにはこのブログに入れなくする、なんて手は無いかしらねえ?がはははは

夕方の雨が続いてるけど、けっこう、今日っていい一日でした。

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