Where the Rainbow Starts

Billy Branch


06-07-21 FRI.





夕方の列車で弘前を発つころは、かなりの雨となっていました。
さあ、ライヴ会場はどーなってるのか?

もう「悪い予感」ってえ言葉がこんなにぴったし来る状況ってのもそんなには無いでしょ。
もちろん傘も持って、さらにカンタンなレインコートも「みっくおか」さんの分も、と二つ持ち、カメラなど濡れては困るもののために防水バッグも忍ばせます。
いざ青森駅に着いてみたら、やはり、の小雨。
まあ、強い雨じゃないのがまだ救いですが、ちょっとがっかりしつつも会場へ。

入場ゲートのとこなんて下が水たまりになってるじゃないかあ!
それでもなんとか入ってくと、最前列イチバン右側のテーブルが空いてます。
つーか、この雨でお客さんの出足が悪く、ほとんど空席状態でした。
それでも、中央あたり、やたら盛り上がっている?と見れば、おお!江戸川スリム氏とその一派ではあ~りませんか!


さすがにいいノリをしておられますよん。
さて、かねて用意のレインコートを着込み、これまた手回しよく用意していたタオルでプラスティック椅子をふき取り、まずは座ってあたりを見まわす⋯
う~ん、やはりお客さん少ないですねえ。

でもまあ、逆に言うと「それでも」来ているお客さんってのは、ホントに好きで来てるひと、ってことになりますよね。

まあ、この程度の雨じゃいいほうじゃん、なんてウソぶきつつ、まずは呑むもんを、ってんでひとまわりショップを見てまわりますが、こんな小雨&低温ではちとビールってのもなあ、と見てましたら、おおっライムサワーがあるじゃん!
そことは別なとこでギョーザも仕入れて呑み始めると同時くらいに演奏開始です。
いやあ、いいですねえ。
いかにも好きで来てるって感じのお客さんと、なんだかシンクロしてるような演奏者たち。
フと気付くと、なんだか Ariyo のピアノが昨日よりも「歌って」います。


浪岡では「迫力」が前面に出てた感じでしたが、今日のピアノは、それプラス「潤い」というか、しっとりとした情感までが篭っているような気がします。
時あたかも、ワタクシの席からは、楽屋に使っているプレハブの上に、右にゆるやかに曲がっていく美しい虹が見えていました。
⋯そう!なんと演奏開始の直前には奇跡的に雨が上がったのでございます!

そりゃ確かに会場内に空席は目立ったけど、そのぶん、より「エンスーな(?)」聴衆が揃い、彼らにしてみれば、これはこれで別種のやり甲斐があったんじゃないでしょうか。
明日はまた明日で、最終日ということでかなり盛り上がりそうですが、ワタシ個人としちゃあ、今日も来てホントに良かった、と思いました。
終り近くには仕事を終ってから駈けつけた板どんや、大阪からの飛行機が遅れて、なんといっちゃん最後のアンコール曲に滑り込んで、もはやアリーナで踊りまくってた江戸川スリム氏一派に加わった「みっくおか」さんも登場し、個人的に盛り上がりました。



それにしても、予報では夜は「雨」だったハズなんですが、ちゃんと開演時間に合わせて雨が上がるんですからスゴい。
いったい誰のココロガケがよろしいのでしょうか。
ま、ワタシじゃないことだけは確かだな!だって弘前に着いて、家に向かって歩き出したら雨が降ってきたもの。

permalink No.1551

Search Form