Blues Night Is Falling

at AOMORI


06-07-23 SUN.





いやあ Billy Branch、終わっちゃいましたねえ。
昨日のステージ、最終日とあって、お客さんも多く(あ、これは雨じゃなかった、ってのが効いているかも。ただ、途中で二度ほど、ちょっと雨が落ちてきたりもしてましたけどね)、会場はまた昨日とは違うフンイキを見せておりました。
どうやらオープニング・アクトの最初は福島から来たバンドが務めたらしいのですが、ワタクシ、それには間に合いませんでしたので、聴いておりません。そして「あの」Teacher and 稲荷町食堂 Blues Band となったワケですが、そこらは昨日お伝えしたところでございます。

そして Sons of Blues、オープニングから大将の呼び込みまで、という流れは変わりませんが、それでも曲目など、きっちり変えてきております。
例えば、金曜は丸ちゃんのギターだけを伴奏に(他のメンバーはその間、外で一服?)Billy が歌った Baby, What Do You Want Me To Do など、昨日はやりませんでしたしね。
でも、なんと言ってもイチバンの違い、それは Billy Branch と親交のある江戸川スリムの在籍する Teacher and 稲荷町食堂 Blues Band をステージに呼び上げたとこでしょう!


まさに夢の共演でございます!


特に張り切ったのがこの「よーすけ」氏かもしれません。


それを「温かく」見守るスリム氏の目元がやさしいですねえ。うぷぷ

もちろん、Billy Branch and the Sons of Blues の「時間」もたっぷりととってあります。



やはり今日が最終日、という思いがなにかしら影響を与えているようで、この三日間を通して聴いていると、それが日ごとに異なった色合いで光り輝いているように思えます。



初日は「再会の喜び」といったエネルギー感あふれるステージ、二日目は雨でも来てくれたお客さんへの思い、そして最終日は稲荷町も迎えての「お祭り」の爆発的な燃焼、しかし、その影に張り付いているような「別離」の予感⋯

よく、「これはこの場に来たひとでなければ判らない」などという論評を目にすると、なんだよそりゃ!なんて噛み付いてましたが、ううむ、確かに「あの場」に流れていた、「ひとつの区切りの終わりに向かっている哀惜のような感情」が、たまーにポツっと一滴落ちて来る雨滴のようにココロにシミを作る⋯なんて言うとホント柄でもないんですが、Billy のハープを聴きながら、ああ、今年の「ブルースの夏」ももうすぐ終わってしまうんだなあ、と(ナゼか)つい夜空を見上げてしまったものでした。

こんな本州の北端に近い地方都市で奇跡のように「存続している」ブルース・フェスティヴァル。
みっくおかさんも、「こんなふうなのがもう他には無くなってしまった」と言っておられました。
なんとか可能な限り青森市にはガンバってもらいたいんだけど⋯

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