Joanna

HANASHIN


06-08-03 THU.




風は南東から⋯

そう、奥羽山脈を越えて、いわゆるフェーン現象ってヤツでしょか?ミョーにパンチのある熱風が弘前を覆い、そりゃもう気温だってハンパじゃない上昇ぶりでございます。
例によって街なかで実感するより 2度ほど低い気象庁のデータでは 32度、となっておりましたから、もし中心市街地で外気温をちゃんと計ってるポイントがあったらたぶん 34ないし 35度を記録していたんじゃないでしょか。
いやもう昨日は「激暑」なんて言っておりましたが、本日は軽々とそれを上回るまさに「 Gero 暑」でございましょ。

そんな一日でございましたから、さすがに自転車で外回りしてても、いつものよにトバす気にはなれず、まことに「おじょーひんに」ゆるゆると漂うが如く街を流しておりましたが、こんだけ暑いと、さすが街を歩いてるひとも少なくて、ちょっとしたゴーストタウンみたいな街並もある種、インパクトがあって面白いですねえ。
⋯とそんな一日、外から戻るたびにエアコンをスタートさせといてシャワー浴び、しばし「ひっくり返る」てな状態でございました。
ま、こんだけ暑いと、ちょっと毛色の変わったのが聴きたいなあ、っちゅうことでこれまた奥のほーからがさごそと引っ張り出してきたのが、これまたお懐かしい「花伸」でございます。
実は彼らも弘前に呼んで、弘大の中でライヴやってるんですよねー。
当時は一世を風靡していた James Cotton Band にどことなく似通ったパワフルでダンサブルなステージはまさにライヴ向きで、スゴい好評だったものです。
しかし、それに先だって買っていたこのアルバム Dance With HANASHIN には、そんな流れからはちょっと遊離したナンバーが収録されておりまして、それだけにミョーに印象に残っていたものでした。

そう、それこそがこの「ジョアンナ」なんですねえ。
まあ、最近のレゲエから考えたらこのサウンドってのは「ソフト・レゲエ」なんて位置になっちゃうのかもしれませんが、そんな「軽い」リズムに乗せて「やや」ロマンチックな歌詞で歌ったナンバーでございます。
もちろん、時代的にそゆ傾向があったのでしょうが、さほど「このリズムにした」必然性があったのかどうか、はちとビミョーなとこでしょう。
しかし、そんなことはともかく、この曲がワタクシのココロに残ることとなった原因はひとえにチャールズ清水によるアコーディオン・ソロによって、なのでございます。
もちろん Clifton Chenier 系のザディコ型(?)アコーディオンではなく、またホントにこのアコーディオン巧いのか?と疑いたくなるコバとかゆーイタリア系(?)の音でもなく、さらにシャンソンなどに登場する「おフランス」系アコーディオンともどっか違う、ま、言うなればチャールズ清水サウンドてな感じのそのプレイは、奇をてらわず、さりとてアコーディオンであることを強調し過ぎた音量のムラも抑え(ここらがコバとかゆうののイヤなとこなんだよね)、ある意味、淡々とメロディーを歌い上げて行く⋯これがカンタンそうで案外たいへんなんじゃないかなあ。
そのヴォーカルとの距離感がまた偶然かもしれないけど実に絶妙で、もう、このアコーディオン部分だけで、この曲はワタシにとっては聴く価値のある「名曲」となってしまったのでございました。

もっとも、最後の最後で持ちこたえきれずに「つい」ブルーノートに逃げちゃって、後年それをワタクシなんぞに指摘されて一緒に爆笑することになったのですが⋯


えー、ミゴトな暑さでございました。
もはやここまで暑いと、もううっとりしちゃいますね。
上は公園の西濠、桜のトンネルですが、「ここだけは」涼しゅうございましたよ、ええ。
市街よりも 4℃ ほど低いですからね、広大な公園のなかは!
それでもさすがにこんな日は ROCK 4400 でブっとばす気にもなれず、しずしずと通過⋯

ところで、現在、大改装中のルネスの内部がちょっとだけ見えました。


かって CAFE JEEBA があったあたりの内部がすでに骨まで(?)見えておりますよね。
そして今度は CAFE JEEBA が移ることになる二階もまだ骨組みだけのようです。
完成するとこのアングルからは二階の CAFE JEEBA に向かうエスカレーターが見えるようになるハズ。

あと二ヶ月ちょい。

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