Saturday Night

NEBUTA!!


06-08-05 SAT.





本日はいよいよねぶた運行コースが変わり、自宅近くが終点となりますから、割と気楽に撮影ができます。
しかし祭り後半ともなれば人出も落ち着くんじゃないか?という読みはハズれ、どえりゃあ人ごみ!

まあねー、考えてみりゃ、今日は土曜日なんだもんね。
それじゃあこの人出もうなずける、っちゅうもんでございます。
夕方なんて、いつものヨーカドーに買い物に寄ったら、さすがにヨーカドー前を通るコースになったおかげか、もの凄〜〜〜い混みようでございます。
特に弁当やら惣菜、つまりねぶたを見ながらそのまま食べられて、ビールにも合いそうなもんが並んでるとこなんて人だかりで近づけやしねえ!
ま、ワタシはそんなもん買いにきてるんじゃないから別にいいんですけど。

自宅で夕食を済ませたあたりには、遠く囃子の太鼓が聞こえ始め、そーなるともう落ち着かないんですね。さっそくカメラを手に出動(?)でございますよ。
いまどき珍しいバッテリーや発電機に依らない「伝統の」ローソク光源の担ぎねぶたは、ワタクシが伝統的な弘前ねぶたの最右翼と勝手に認定しておる一方の雄「茂森新町(しげもりしんちょう)」のもので、前後を発電機に電源を供給される「明るい」前ねぶたと本ねぶたにはさまれておりました。
こうして見ると、その明るさの違いが際立ちますね。
ただ、電気なんてない昔っから「ねぶた」ってのはあって、その初期には豊作を願ったのか、でっかい大根やらなすび、なんてのをかたどった、ひとりで担ぐタイプの灯籠によるパレードを描いた絵図も残っております。
当時は街そのものも「やたら」暗く、それに慣れた目で見ればそれらの灯籠にともされたローソクの明かりで「充分」に闇夜から浮き上がっておったのでしょう。

それがいまじゃ街自体がやたら明るくなっていますから、そんな中にこの妙に暗いローソクのネブタが入ると、なにか「禍々しさ」あるいは「凶々しさ」というものを放射しているようで、その意味でかえってプレゼンスを感じるんだから面白いものです。

そして「本ねぶた」がこれ↓


そして対するは、これまたワタクシが勝手に認定しておる the Best Nebuta Party (?)下新町(しもあらまち)でございます。↓


この二つの町内は公式コースを辿り終わり、そっからは自分とこに帰るだけ、っちゅう自由運行「モード」になるとそりゃもう元気になって見違えるほどいきいきとしたパレードになっちゃう!という共通項があります。


いやもう、伝統からくる「余裕」でしょか?
最近かなり増えておるよな気がする愛好会みたいなのが、公式コースが終わると、とたんにぐったり来ちゃうのとは対照的で、なんだか急に元気になるんですよねー。
初日から四日間使ってた前半のコースを今度は逆向きに帰っていくワケですが、もうその半ばあたりからは「やけくそ」的(?)はじけっぷりで、沿道の住民(⋯は開発やら中心部空洞化でだいぶ減っちゃってるんですけどね)を楽しませてくれたものでした。

なんたって、この二つの町内のは、遠くから聞こえてくる囃子の「元気さ」から違います。
最近、なんだか増えておる、おいおい、そんな遅くしちゃったらねぶたも動かんぞ、てな「もったいつけた」超スローなリズムとは正反対、なんだかもう嬉しくってしょーがない!てな元気さが素晴らしいんですよ。

ま、重厚長大を好む方には嫌われるのかもしれませんが。

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