Soul Serenade

Freddie Roulette


06-08-10 THU.




この Back In Chicago の中にあってはかなり「おとなしい」ほうの部類に入る演奏ではないでしょうか⋯ なんて言っても、それはあの「破壊的な」Thrill Is Gone なんぞと比較しての話でして、まあ、例えばシカゴと言えば Chess 録音あたりを真っ先に思い浮かべるよな「ピュア(?)な」マニアに、Jimmy Rogers から Eddie Taylor、ってふうに聴かせたあとにこいつを紛れ込ませておいたら、まずマチガイなく「なんじゃこりゃあ!って、お茶漬けを食べてる最中だったら飯粒を噴き出すし、ラーメン喰ってるとこだったらむせ返るし、ひとによっちゃなんだったら卓袱台をひっくり返しそなくらい「充分に」ヘンではあるのでしょうが。

最初っから最後まで、「割と」シュアな印象が(そこ、笑わない!)あるのは、おそらく Cleo Williams のややウルチャいくらいのハイハット・ワークス(それほど「タイト」とは言い難い⋯ )の刻みやら、けっこーソリッドな Vernon "Chico" Banks のベースより、実は大きく貢献してるんじゃないか?ってえ Ken Baker のハモンド(たぶん、ね)オルガンのおかげかもしれません。
ほとんど和音的なリフに没頭(?)し余計なことはなにひとつしない、この滅私奉公(??)的なオルガン・ワークが、むしろ奔放過ぎる(?)Freddie Roulette のラップ・スティールとは対照的に、がっちりと全体を抑え込んでいるような感じですね。
あと、同じくあまり存在感は強くはないけど、これも Vernon "Chico" Banks による左隅で地味に刻んでるサイド・ギターも「滑りっぱなし」の Freddie Roulette の音をよりいっそう引き立てているのかも。

ま、どこが「 Soul 」で、どこが「 Serenade 」なんじゃ?てなことは考えないよにね。
考えてもムダです、たぶん。

収録アルバムは「いつもの」HI HORSE 4044、Back In Chicago

今日も暑いですねえ。
台風に吸われて北から涼しい大気が、なんて思ってたらどうもさほどのことはなかったみたいで⋯
つうか、むしろ台風に向かって左回りに吸われてく大気っての、もしかしたら南海上の湿った暖気だとしたら、フェーン現象を起こして元の温度よりもさらに上がってる可能性もありますねえ。

と、そんな相変わらずの暑さのなか、今日はちょと運ぶもののカンケーでしかたなくクルマを出しました。
そしたらいつもの角で左を見たら、ちょーどハルくんとおかあさんが出てきたとこ!
手を振ってごあいさつ。
もっと大きい「ふつ〜の」クルマでしたら「よかったらお送りしましょか?」言えるんですが、このクルマ、助手席に大人ひとり、その膝の上に小さい子供も、ってとこまではダイジョウブですがもうひとり大人、ってのは無理なんですね〜。

ところで、さすがにこんだけ暑くなると、クルマのエアコンも負けそうですよ。
もちろん無いよりはゼッタイいいんですが、たぶん今はやりの(?)クールビズ温度、28℃ 以下にはなってないような⋯エコでいいじゃんって?エコもいいけど体調崩したらエコもクソもありませ〜ん。

ところで、いつもの JEEBA で、早くも今年産の初リンゴをいただいちゃいました。
ちょっと小ぶりですが、その酸味がこの暑さのなかでかえって清涼感があるんですね。

ヒョっとして冷やし中華の「お酢」も同じよな効果なのかもしれません(?)。

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