Triflin' Woman
Wynonie Harris
06-08-21 MON.
| | Wynonie Harris はこれまでにも 3 曲を採り上げているのですが、どちらかってえとおゲンキ(?)なナンバーをメインにしてまいりました。 しかるに、この一見ストラトだけど見るからにアヤしいギターをデザインしたモノクロームのジャケットにでっかく BLUES と大見得を切ったシリーズとして他にジョン・リーやら Lightnin' Hopkins などもあるのですが、その中の一枚、この Wynonie Harris の Selected Favorites Volume 6 では、どうしたワケか、おゲンキ系は選ばれず、どれも似たよなミドルテンポのハンパにタルいナンバーがほとんどなんですねえ。 ま、もしかすると、スジガネ入りの Wynonie Harris ファンってのは、このあたりのがイチバン彼らしい!てな見方なのかもしれません。 そこらワタクシがいつもちくちくと I Was Walkin' Through the Woods を薦めるよなヤツはホントの Buddy Guy ファンじゃねえ!なんてやってるのと同じ事なのかもしれません。
う〜ん、確かに Wynonie Harris ってワタシにとっちゃあ、別にそれほど「聴きたくなる」って対象じゃないもんなあ。たま〜に、どれ、久しぶりに聴いてみっか?てなもんですから、そこら、そんなワタクシでもオモシロい、と思うのはやはりパッパラ系(?)のおゲンキ・チューンに限られてくる、と。 で、今回はそこを深〜くハンセーし⋯なんてのは大ウソですが、あえて(?)もっとタルいスロー・ブルースを選んでみました。 そうすっと、これがまた、なかなかイケるんですねえ。 その独特のキレのある歌い方がなかなかに快いのでございますよ。
確かに、自分ではギターを弾きながらブルースを歌ってる(つもり?)せいか、そこに「手応えのある」ギターによるカウンターが入っていないことに最初はやや寂しさもあったのですが、逆に歌に集中した「強さ」というか、別種のプレゼンスってもんがひしひしと感じられ、これはこれで案外ココロに来るものがありますねえ。 ただ、気をつけないと(?)ついココロのなかで勝手に自分なら、ってえギターを弾きまくり、そいつと合成したのを想像しちゃったりしてますので、そゆ意味ではけっこー「不純」?
昨日の件に関して早速リアクションをいただきました。 中には「わたしもこれ見よがしなバナーには不快感がありました」とゆうかたもおられて、嬉しかったです。
誰だって自分が好きな対象が困ってるんだったら助けたい、思うのはいたって自然なことでしょう。
でも、それはアナタだからそう思うのであって、そこを助ける前に手をさしのべるべき対象はたくさん有るんですよ。もちろんわたしはここが大事だと思っている、とゆうことを理解してもらうために「あえて」バナーを設置してる、というかたもおられることでしょう。 それもまたそのサイトの個性ですから別にいいのですが、そうゆうバナーを設置しないサイトに対して無関心で心が冷たい、などと思うひともいるのかもしれませんね。
昨日も書いていますが、もっと「生存を脅かされているひとたち」にしてみたら、もっと困っている我々は無視するのか⋯という割り切れなさがあるんじゃないでしょか。 あなたが「黙って」ひいきにしてる相手を援助するぶんにはいいのです。 でもね、ここに援助を!と誘導するのはまことにもって「僭越」なことじゃないでしょうか? たとえそれなりの理由があるにしても、それはアナタにとっては、でしかないのですよ。
ワタシは文化の消失の危機よりも生命維持の危機のほうが優先だ、と思っているだけ。
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