Sloppy Drunk Blues

Big Joe Williams


06-08-25 FRI.




かねてより、ワタクシ Sloppy Drunk に関しては再三、申し上げておるように Eddie Taylor の Ready for Eddie のがイチバン好きでございます。
もちろん Jimmy Rogers だって悪くはございませんが、やはりその歯切れ(?)おゲンキ度(??)などから Eddie Taylor のがなんと言ってもサイコーっつうワケでございますねえ。
ま、案外いいのがオリジナルの Leroy Carr でしょか。
1930 年の 9 月 9 日に Vocalion に録音したやつですね。
で、もちろん、誰のでもそりゃ Sloppy Drunk ちゅうたらこう!ってえ大体のプロットみたいなんがあって、そのおかげでちょっと聴いたら、あっ Sloppy Drunk やな?と判る、ってのがまあジョーシキでございましょ。

しかるに、この Big Joe Williams の場合はそんななかではイチバン独自性あふれる、っつうかマイ・ペースっつうか、いや、これがなかなかとぼけてて面白いのですよ。

お馴染みのフレーズも思いっきり Big Joe-nize されちゃってて、ま、酩酊してるときに聴いたら、最後まで Sloppy Drunk だとは気がつかないかもしんない、てな仕上がりじゃないでしょか。
録音はおそらく 1959 年あるいは 1960 年と言われる(ただしリリースは 1960 年と 1961 年というふたつの説があるようで⋯)、Arhoolie の Tough Times に収録されております。
この Big Joe Williams のカラーに染まった Sloppy Drunk、他のシカゴ正統派(?)とはかなりニュアンスの異なる演奏、案外これはこれでいい味を出しております。
ただ、自分たちのブルースバンドで Sloppy Drunk をやろう!なんてときに、参考に聴く、ってのにはまったく向いてなさそ。

てなことはさておき、しょ〜じきに白状いたしますが、ワタクシはこの Big Joe Williams ってかたのブルースって、ただの一度も「もいちど聴いてみたいおもったこと」ございませんねん。
ええ、別に「嫌い」っちゅうワケやなしに、好きだ!ってキモチがこれっぽっちも湧いて出てこないんですね。
なんでなのかよく判らないんですが、勝手なこと言えば「ワタシの求めてるブルースってもんがここにはない」っちゅうんでしょかね。嫌悪感も無いかわり「聞き惚れる」ちゅうこと皆無なのでございます。

もちろんこの方のフアンってのもいるようだし、それこそ存在価値はあるんだと思うんですよ。ただ、ホント悪いけどワタシにはこの人のブルースが「どうでもいい」分類のもと棚に仕舞われてオシマイってとこ⋯
そこらが Frankie Lee Sims と対象的なとこなんですわ。おそらく「偏ってない」評価からいったらこの Big Joe Williams の圧勝なのかもしれないんですが、なんたっておなじみのド偏見では Frankie Lee Sims はいいんだけど Big Joe Williams はイマイチ、いえイマヨンからイマゴくらいなんですねえ。がははははは〜


え〜、ワケあって、しばらくピアノの音はカンベンしてほしい、ってえ気分でございます。
って昨日の日記を見りゃすぐ判りますけどね。

今朝の三時ころまでかかってやっと iTunes 上で並べ終わり、焼き始めたとこで意識を失いました。
朝いちでチェックしてみたら、ちゃんと出来ておりましたよ(当たり前!)。よかった!

昼前に自転車で届けに行ったのですが、ワタシも初めていく場所で、敷地(あ、割とデカい農家なんで)の入り口に某フィルム・メーカーの「のぼり」を立てとくからスグ判るよ、なんて言われてたのに、そんなもんまったく見当たりまへんがな!
さすがに予定の時間も迫ってきたのでケータイからメールで確かめたら、なんとすぐ目の前の屋敷から飛び出して来ました。
ん?「のぼり」は?と思ったら、なんとそこんちのばあちゃんが、「また爺さまがこんなとこに忘れてったな」っちゅうて片付けちゃってたらしい!これには大爆笑です。

うひゃあ、さっきから三回も前を通ったお宅だったんですが、それじゃ判るワケない!

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