Feel Like Rain

Carl Weathersby


06-08-26 SAT.




江戸川スリム氏から提供された(しかも Carl Weathersby 本人の承認をいただいてる)2000 年の来日した際のライヴの音源が届き、もちろんそこにはワタクシの大好きなこの Feel Like Rain が入っておりますから当然、今日はそれを、ってワケでございます。

軽くメンバー紹介から入ってく Feel Like Rain、もう完全にソウル・ミュージック・レヴェルのフィニッシュで、しっかりと造り込まれた構成、実によく考えられたアレンジで、スゴい完成度になってますねえ。
それでも、オクターヴ奏法から次第に崩れて、いや、「崩して」くとこなんて思わず息を呑むほどスリリングでその部分の「破調」さえもが、充分に考慮の上、活かされているように思えます。
特に終盤のギターなんて、まるで綱渡りのような危ういバランスのもと、そんなに暴れてダイジョウブ?と心配になるくらいなんですが、もちろんワタシじゃないんですから、ちゃんと収まるべきところに収まるのですねえ。
ま、ワタクシ自身はこの曲を Buddy Guy で知って、その Feel Like Rain を出発点としておりますので、どうしてもそこらバイアスはかかっておるのですが、しかし、もうここまでやられたら完全に降伏でございます。もうここまでのクォリテイってのは、それぞれ、かなりな腕のメンバーが、「バンドとして」カンペキに音合わせをしとかなきゃ出るもんじゃありません。

もちろん、その前の段階として、メイン・ヴォーカルの力量、ってことでもワタシの場合、もはやゼツボー的ではあるのでございますが。
まあ、こんなこと言っちゃなんなんですがね、たとえば Buddy Guy の Feel Like Rain だと「あ、この曲、なんとか出来ないかなあ?」なんてヤボーも抱けるのでございますが、もし、この Carl Weathersby の Feel Like Rain を先に聴いていたら、この曲ワシらもやってみよ!なんてえだいそれたことは、そもそも企まなかったかも、でございます。
まさに「凄い」Feel Like Rain⋯

そしてまた、まったく同時に(つまり同じ配達で)Utamさんからも「お中元(?)」として某所での音源が届いたのでございました。
ただそちらは未公認でございますので、ここで詳らかにするワケには参りませんが、これまたなかなかに貴重な音源でございまして、こっちは「こっそり」焼いたりなんかして某市のブルース喫茶「 B 」の某氏にも上げちゃお!
ただ、こっちでは今回 Billy Branch の「取材」をしておりませんので、お返しに、と送れるものがなにも無いんですよねー。
ま、そこいらはおいおい、てなことで(?)


街なかでのフェスティヴァル(?)みたいのやってました

ところで↓ Coke のミニFM Radio、まがりなりにも放送が聞けました⋯




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