Chicken Shuck

Bluez-it


06-09-14 THU.




Chicken Shuck ゆうと、1990 年代前半に山岸潤史も在籍したバンド?あるいは福生のライヴハウス?
な〜んて 30 才代までの方ならそっちの方でしょうね。
でも、もっともっと「おトシを召したかた」でしたら、あ〜!あのスタン・ウェッブのバンドね!っちゅう若いかたからしたら「先史時代のハナシかいな」ちゅう伝説の時代(?)若いみなさんがこの世に生まれて来る 10 年以上も前、1960 年代の後半に、イギリスで活動を開始したバンドがあります。
ギターとヴォーカルのスタン・ウェッブが、キーボードのクリスティン・パーフェクト(このキーボード奏者のクリスティン・パーフェクトが、なんと、フリートウッド・マックのジョン・マクヴィと結婚し、主婦業に専念するため、と脱退してしまい、後にフリートウッド・マックのキーボードとして復帰しちゃうんですが。そう、あのクリスティン・マクヴィ!)とドラムのディヴ・ビドウェル、そしてベースのアンディー・シルヴェスターを誘って結成したブルース系のバンド、それが「Chiken Shack」です。
イギリスの同時代のブルース系のバンドとしては、有名なフリートウッド・マック、そしてサヴォイ・ブラウンがあったのですが、当時は英国三大ブルース・バンド(こら、そこ!笑わない!)と言われ、時あたかも「アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティヴァル」一行がヨーロッパをツアーし、バディ・ガイやオーティス・ラッシュ、さらにライトニンやマディ、ウルフなどがセンセーションを巻き起こした直後でございましたゆえ、ヒジョーに盛り上がった時期でした。
スタン・ウエッブ自身はウルフやフレディー・キングが好きだったようです。
とまあ「そっちの」チキン・シャックは鶏舎盛衰記 または 英国 Blues 事情でどうぞ!

さて、一徹はん、またやってくれましたねえ。STUMBLE のページに、けーこ嬢のおられる Bluez-it の映像がアップされました!
Yukihiko "Sweet Harp" Kimura、ギターの Yoshi Mizuno、ベース Sohichiro Wakimoto、そしてドラムにはけーこ嬢というバンドなのですが、せっかくのけーこ嬢、やはりドラムですからいっちゃん向こうでベースの陰になったりであまりよく見えません。
なんといっても、その活躍ぶりに常日頃からおおいに感服しておるスーパー・レディ、けーこ嬢を「かぶりつき」で見たい、とは思えど、なんたってバンドのドラムですからねえ。
そこにカメラを固定するワケにゃあいかんでしょ。
あ、もしかして Jazz-it のほーだったらヴォーカルなんでフロントですよね?
一徹はん、次はそこらひとつよろしく⋯

てなことはさておき、この Bluez-it のインスト・ナンバー Chicken Shuck ですが、ブレイクを随所に仕込んだトリッキーな進行を効果的に活かし、重過ぎず、かといって浮ついたとこもなく程よいテンションで聴かせてくれます。
特に最初にソロを取る Yoshi Mizuno のギターが実にいい距離感で、単に「こなれている」ってだけじゃない「掌中のもの」にしてる安心感があってそこらがとても羨ましいですね(あ、そこら、稲荷町のよーすけ氏にも感じます。おもろいのは顔だけやない!)。
それは、続く Sweet Harp のソロでも言えることで(ってあたしゃあハープにさほど詳しいワケじゃないので、ここは「感覚」で言ってます)、もの凄ぇことやってみんなのドギモ抜いちゃろ、なんてスタンスじゃなく、ちゃんと曲想を大事にして、それを充分に活かす方向で、なおかつ艶っぽくふくらませて楽しませてくれてるような気がいたします。

それにしても、こんなサラっと出来ちゃう手練のみなさんが、だからって「どや!」っちゅう感じじゃなく、音を自分たちでも楽しんでいるように、いえいえ、まるで慈しむように丁寧に演奏してる姿、とってもいいです。
そこら、我が身を振り返ってみると、いささか情けないよなもんですが、ま、弘前は大阪ほど人材が潤沢ではないから⋯っちゅうことにしておこう(こらこら)。


朝から曇っていましたが、昼前には雲が切れて陽が射し始めました。
PCでの作業は終わって、ちょうど外回りって時間に晴れてくれると嬉しいですね。
空を見上げると、さすがに「秋空」。
何層にも別れた雲がパースペクティヴを保って微妙に違う向きに動いていたりして、眺めてても飽きませんね。

今日はちょとあらたまったとこにも寄るので手足の露出を控えたカッコで出てましたが、やはり「暑い!」。まだまだジーンズは早いかな?

permalink No.1606

Search Form