Underground Networks

Links??


06-09-20 WED.




S.N.S.=Social Networking Service ( or Site, System etc. ) の代表格 mixi が上場を果たしたとかで、ちょっとした話題になっておりますよね。
ところで、ワタクシ、この BLUES 日記が一時、LYCOS Japan から楽天に「身売り」され、エラい目に遭いつつも、よーやく、まったくロクでもないそのシステムから「脱出」してきたワケですが、なんとその楽天も mixi の隆盛を指を銜えて見ているだけじゃなく、自分とこでも mixi に張り合えるサービスを始めよう!ってんで楽天リンクスってのを始めちゃったのね〜。

で、会員の中から最初に何人か選んで初期会員とし、そのひとたちの推薦が無きゃあ、リンクスには入れない!っちゅう、ま、そこら mixi のパクリなんですが、そのよーなシステムで開始したのでした。
ところが「お笑い」なのは、そーやってスタートしてはみたものの、なんと、一向に会員が増えないんですねえ。
最初に選ばれた、推薦権を持つ会員ってのか偏屈で、滅多に推薦なんてしなかったんでしょか?
あるいは、せっかく推薦されても、楽天リンクスぅ?またモノ買わせようって魂胆で、取引高で初期会員を選んでるだろ!と足元を見られたのか、はたまた、もー mixi に入ってるし、そんな海のもんとも山のもんともしれんとこに入る気はせん!なんて断られてるのか、実際のとこはどーなのか判りませんが(って、さんざん邪推しといて、いまさらナンですが)、ま〜ったく伸びなかったようでございます。

まあ、それだけだったら、「よくあるハナシ」で終わったのでございますが、この楽天リンクスの「情けない」とこは、それじゃ、ってんで楽天会員なら誰でもリンクスに入れます!にしちゃったとこでしょ。
おいおい、それじゃあ、最初の「理念」はドコ行っちゃったんだい?
セキニンある構成員同士の親睦を図る、なんてえリソーは?

そう。すでに皆様お気づきでしょうが、実は最初っから「そんなもの」は無かったんですよね。
なんとか mixi に対抗して客を奪い取りたかっただけでしょ。
実はそんなことを企んだのは楽天だけじゃありません。でも、どこも mixi の牙城を崩せないんですよね。
だって、もうその参加者の数から言っても、それを今から始めて「追いつこう」とすること自体がかなり無茶でしょ。

mixi の場合、そのページ・デザインの「醜さ」でゲンナリするとは言え、やはり友人・知人がそこを通じて情報を送受してるとなれば、なにもそこから抜け出して、新しいネットワーク・サービスに鞍替えする必然なんて無いですからねえ。
そこになんらかの、よほど強力なメリットでも無ければ新規サービスの生存は難しいんじゃないでしょか。
なにしろ、そこに行けば知ってるひとがほぼみんな揃ってるんですから。

ま、おかげで、これまでだったら掲示板でされていたような交流がみんなそっちに移ってしまい、閑古鳥が鳴いてるよなホームページが増えているようですが⋯

ところで、この BLUES日記の excite blog ですが、どうやら mixi なんかとはまったく違った形態の交流が自然発生的に形成されつつあるようです。
みなさまご存知のよに、この BLUES 日記ではコメントを受け付けておりませんが(だって、いちいちコメントされたらメンド臭いやん。だからわざわざ別なとこにコメント用のシステムを用意してあるワケ。それだと「気楽に」コメントできないみたいで、まことにケッコー)、実は最近知り合った地元の方たちのブログでは、そのコメントがとても重要な役割を果たしているんですね。
かっての掲示板でもあり得なかったような活発な投稿が続き、ワタシも出入りさせていただいている人気のあるブログなど、ひとつの記事に対して 60!以上のコメントが「積み重ね」られ、一部の人気あるコメンター(?)には「追っかけ」までが出現しています。
そしてそのひとのブログにはみんなが集まって来て、先日など、ひとつの記事にコメントが 156(!!!)ですよ!。まハンブンはそのブロガーの「お返事」ですがそれでも 78!

いちど、面白くなって、その自然発生的なグループのネットワークを形成しているキー・ブログ数カ所を渡り歩いてみたら、コメント自体がリッパに別種のコミュニケーションとして成立しているのだ、っちゅうことに気付きました。
ブログ本文はきっかけに過ぎず、むしろその後のコメントのやりとりの中でこそ一層ブロガーのひととなりが現れてきていたり、またメタファーがより芯を持って鮮明になったり、つい本音が出てきたり⋯
もちろん、これはごく奇跡的な例なのかもしれません。
しかし、そのようにユーザーのなかから自然発生的に新しい使い方が出てくる可能性はまだまだあるのではないでしょうか。
それも、あまりそんなこと想定していなかったシステムにこそ。

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