Every Day I Have the Blues

Lowell Fulson


06-09-25 MON.




この曲もまた実にいろいろなブルースマンによる演奏がありますが、まあ、なかでもイチバン笑った(?)のはイギリスのチキン・シャックの解散ライヴでのヤツでしょか。
なんたってもうスタン・ウェッブ君、なんでか知らんけど、嬉しくってしょーがない!てなはしゃぎぶりで、どこが Every Day I Have the Blues じゃ!と、つられて笑いながらも突っ込んだものでございましたが⋯
本日のは「それ」と比べると、まったく対照的に落ち着いた、さりとてけっしてダークサイドに堕していない(あ、単に「暗くなってない」てなイミざます)、なんとも「日常的な」テンションで歌い上げておりまして、そう!それでこそ Every Day なんだよ!と思ったものでございました。

ただ⋯なんですねえ、こっちがトシを重ねるにつれて「これもイイんじゃない?」思ってた Lowell Fulson のブルースってのが「どんどん」苦手⋯まではいかないけど「そんなにイイか?」って思えてきて、最近じゃ「こんなふうに」今日はナニ採り上げよっかな〜?てな「不純な動機」でもなきゃ彼のアルバムを聴く、いえ、そんな熱意なんかありゃしないから「聞く」のほうだな。そ!自主的にはゼッタイ聴かないブルースマンの第二位になっとるのでございますよ!
え?第一位は誰か、って?いえいえ、マディやジョンリーに B.B. はたまたTボーンなんてハナっから「所蔵しておりません」から問題外ですねん。
そうじゃなく、いちお〜「気の迷い(?)」でアルバムを買っちゃったけど「コイツはクソだ!」と怒りをこめてほったらかされてるのは Cousin Joe ですねん。も〜、とっことん嫌いですねえ。
それに比べたら Lowell Fulson の場合は「あの曲のオリジネイターである」てなプレゼンスから「そこそこの敬意(ホントか?)」は払われておるものの、なんかの都合でもなけりゃ CD のトレイにのせられることもない⋯

Lloyd Glenn による効果的に散らした分散和音の上に Billy Hadnott の、まさに日常の営みを思わせるよなコンスタントながらなかなかに効果的なベース(音の流れはウォーキングではなく、あくまでもパターンを主体としているのですが、それが不思議な「ルーティン・ワーク」の桎梏をイメージさせて、ここでも Every Day という「日常性」がさらに強調される⋯なんて、そこまで考えてたかどうかはちと「?」だけど)が時間軸を構成し、その「グラウンド」の上を自由に飛びまわるかのような Earl Brown のアルト・サックスが、Lowell Fulson のヴォーカルへの(ときに饒舌な)レスポンスとなって、平常体温の「以上でも以下でもない」しっとりとしたブルースを紡ぎ出して行く⋯
この 1949 年前後の録音って、ピアノにホーンも揃えて、やろうと思えば、かなりアッパーにも行けるんでしょうが、それをこの「日常性」のスケールに抑えたこの音の作り、とってもいい「程」を保ってますよね。

ところで、まったくそのブルースの本質とは関わりが無いハナシながら、この CD、イギリスの INTRO CD 2042、LOWELL FULSON JUKE BOX SHUFFLEは、なんと某 S チェーンでワゴンに転がされ、835円で売られていた(!)ものを救出(?)してきたものでございます。
まあ、なんとバチ当たりな⋯ま、もっともそんな値段でしたから気軽に買ってこれた、ってのも事実(!)でございますから、ここでエラそーなこと言ってちゃいけないんですけどね。がはははは!



闇が降りてくる前、天空は饒舌なグラデーションで楽しませてくれます。

今日はほんとに天気が良すぎて(?)ジーンズでは暑かったですね。
やはりひと目など気にせず、足を出して行けばよかった⋯
ま、昨日、予定がけっこう入ってたもんで、その合間に柄にもなく、ちとリキ入れ過ぎてトレーニング(?)しちゃったんで、今日はさすがに脚の筋肉と腹筋に「来て」ましたから、このだらだらペースが回復にゃちょうど良かったのかも。


ところで、ここにもよくコメントをしてくださるピスト S 田さんが、あのブログ・サービスに復活したことだし、わたしも同じとこに「支店」を出すことにいたしました。
と言っても、ここへトバすリンクだけのトップ・ページですから、そちらに記事をアップすることはありません。
実は、そこ、アフィリエート目当ての自動巡回プログラムで訪問履歴だけ残すってえイミの無いことばっかりで、また、その HN の品の無さから、いったん全廃したものでしたが、その後のケンキューによって日記をアップしなければ、そうゆうヤツらも来ない、ってのが判明いたしましたので、今回のよな形で復活させたものです。

とは言っても、ここに来るための入り口でしかないので、半年に一回くらいチェックに行くかどうか、ってえ存在ですけどね。
そして一切、記事をアップしてないそこ、まだヘンな名前の(も、フツーの名前のも)訪問者、ひとりも来てません!
そのかわり、私の方で友人のとこ訪ねると、ちゃんと「自動で」私の名前が残るってワケです。

ただ、まだ、そこって、「このひとには来てもらいたくない」ってののアクセス制限って出来ないんですねえ。それさえあればもっと使えるのに⋯

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