Tease Me Blues Johnny "Guitar" Watson 06-09-27 WED. | 本日のナンバーは掛け値なしの「小品」でございます。 このアルバム、Please Send Me Someone To Love には、この他にもう二曲、Slow Hand ( Interlude ) と、そのものズバリ Interlude ってのが収録されてまして、その二曲はどちらも似た感じでやはり小品と言えるのですが、なんたって、この Tease Me Blues ときたら、僅か 40 秒!と、Slow Hand の 1'16"、Interlude の 1'02"(まあ、これもヒドいけど)より、さらに短い「曲」なんですよね。 ま、ここらへん、Wong Wing Tsuan あたりだったら「フラグメンツ」なんて命名しそうな短さなんですが、おそらく Watsonくん、こんなので遊んでばっかいるうちに「ちゃんとした」曲になっていくんじゃないでしょか? で、そこまで「育たなかった」のがこうして Interlude としてちりばめられる、と。 ただ、他の二曲に「比べると」さすが、タイトルに「 Blues 」が入っているだけあって(?)この 40 秒のがイチバン Blues っぽいかも。 基本的には、このアルバム、「なるべく」打ち込みによるシーケンサー&プログラムによるディジタル音源のバッキングの上に Watson くんがギター&ヴォーカルで好き放題、遊ぶ、ってなコンセプト、と見受けられるのですが、この Tease Me Blues だけは(気のせいかもしれないけど)バッキングも彼自身によるマルチ・トラックじゃないか?てな感じを受けます。 打ち込みですと、音のインテンシティ、トランジェント特性などがキレイに揃ってて、そのソリッド感が、かえってそのフロントのマニュアル演奏(あ、これは「マニュアルどおりの」なんていうイミじゃなく、オートマティックに対する概念としての「マニュアル」ね)ならではの「息づかい」みたいなもんを浮き立たせてくれるのですが、どうもこの曲では、そのバックもミョーな不揃い感があって、ちょっとヘンな感じ。 まあ、それにしても、ここでの Watson くんのギター、いい音してますねえ。 なんて言うと、ギブソン系のエレクトロ・スパニッシュ・スィンボディ・ダブルカッタウェイの 335 やら 345、はたまた 355 なんてえあたりを「愛して」おられるかたがたからは、バカこけ!こんなコンプレッサーなんぞ掛けてブルースなんぞ出来るかっ!とお叱りを受けそうですが、いいじゃないの、キモチ良ければ⋯なんてこと言うからよけー怒られるんだな、がっはっは〜! とあるかたの個人商店のブログと、そこに載っていた画像などから興味を持ったのでしたが、このお店のロゴの書体にも興味を持ちました。 というのも、このブログからのリンクを設定しよかな?と思って自分で勝手にそのお店のバナーを作ってみたのですが、モンダイはその書体です。 完全に同じものを、となれば同店のロゴをグラフィック処理して、という手はあるのですが、つい横着をこいて iBook G4 に収蔵されてるフォントの中で探しちゃうんですよねー。 で、まあ、厳密には「同じ」とは言えない部分もあるのですが、これだったら許容範囲かな?ってのが Apple Chancery という書体でした。 それを使って作っはみたのですが⋯ ん〜?「似て」はいますが、ビミョーにバランスが違うんですよねー。 たっぷりヒマがあったら、いったんプリントアウトして、それからラフ・トレースしたのをハンドでスムージング(と言ってたハズがだんだん違って来ちゃうのが私のイケナイとこなんですよねー。ついつい「改良」などと称していじっちゃう!)して遊ぶのも面白いんですが、そんなことしてたら出来上がるのがいつになるか判らないし! それって Fender や Gibson、ロードレーサー関係なら Campagnolo や LOOK なんてのもそうなんですが、厳密にまったく同じフォントってのは存在しないんじゃないかな。 しかたないので「やや似てる」のでごまかしてますね。ここで多用する Canon ってのも Lucida Grande の太字に色指定で #FF0000 =赤、で「それらしく」見えるかも?ってヤツね。 |
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No.1619