No Magic Sam!!

It's only a trick!!


06-09-29 FRI.





F君からメールが来て、Magic Sam って晩年はスライド・ギターばっかり弾いてたんですか?だって。
え?なんのこと?と問い合わせたら、最近、iTunes のブルースのとこに『マジック・サム:ファイナル・セッション』てのと『マジック・サム:ウェストサイド・ギター・ウィザード』ってアルバムが出てて、それを試聴したら「ぜんぶ」スライドを弾いてるのだそうでございます。

おいおい、なんじゃそりゃあ?と、海外の CD 取り扱いサイトを浚ってみたらスグに判りましたがな。
そ! MAGIC SAM a.k.a. Ron Thompson、これだね。
いったいどっから Magic Sam だなんて畏れ多い、天罰が下りそな名を僭称してるもんだか、その Ron 某の HP に「踏み込んで」みましたが、ほほう、そこでは「ひとことも」Magic Sam なんてえ記述は出てこないんですねえ。
つーことは、最初にリリースした Fabulousか、これをディストリビュートしてる HHO Licensing の悪企みだな?
最初にこれをリリースした Fabulous まではちゃんと「 MAGIC SAM a.k.a Ron Thompson 」がタイトルに入っておるのに、おそらくそのネットへの配給権を買った H H O Licensing Limited( London UK. )では故意にか無知ゆえにか「ただの Magic Sam 」としておる、っちゅうワケ。

さてお立ち会い、これは無知ゆえでしょうか?
もし、ホントーに無実だとして、まったく Magic Sam(ホンモノのほう)を知らなかったら、あんな Westside Guitar Wizzard であるとか The Final Session などとゆう、いかにもありそうな、そんな隠れ音源があったらマニアが泣いて喜びそうなタイトルをつけるでしょうかねえ。
まずまちがい無く、「そうゆう誤解をしてもらうために」付けたタイトルだろがっ!きわめて悪質!

しかもこの Ron 某、顔写真だって「ちゃ〜んとある」のにわざわざこんなデザインにしやがって!
これが CD ショップの店頭でだったら「良心的な」店員さんが『名前は Magic Sam となっていますがまったくの別人です!』なんてフリップをつけときそうなシロモノなんですが、それをこのようなネット配信で、穢れを知らぬ(かどうかは異論もあるでしょが、ここはそーゆうことにしておくのじゃ)ビギナーにダマして売りつけよう、とは実に天をも恐れぬふるまいっつーもんだぞ。

え?CD ショップだって地方のお店じゃ判らずに Magic Sam として売る?
おいおい、なに寝ぼけたこと言ってんの。
いまどき客から注文でもされないかぎり、「ブルースの」CD を「とりあえず」発注して店頭に並べよう、なんてお店は、よほどブルースが好きで、それに詳しい店員さんがいるとこだけですぜ。
Magic Sam を知ってる店員さんがいないお店だったら、そもそも、これを仕入れるワケは無いのじゃ!

ま、実際にこの Ron 某ってのがどうこうって言うより(個人的に言わせてもらうなら、「音楽」としちゃまったく「問題外」ですけどね。でもブルースっちゅうより、ブルースっぽいロックが好きなヤツらにはウケるかなあ?あ、でも、こんなショボいスライドはウケないか。もはや時代はデレク・トラックスだもんな〜。)、この H H O Licensing ってのが「悪辣」なんだよ、マチガイなく!


きょうは黒石へ向かってる途中で落日を迎えました。
この直後、まさに釣瓶落とし、という言葉さながらに日は没し、あたりには独特なスペクトルが降りて来ています。

日中はジーンズでは暑いほどのいい天気でしたが、さすがに土曜日、ROCK 4400 で郊外のショッピング・モールに行ったら、パーキングはかなりの混雑で、自転車用のスペースもほとんど塞がってましたねえ。
今日は午前中に予定外のがひとつ突っ込まれ、そのやりとりで待機してる時間が長かったんですが、そのおかげでまたひとつページ作りのノウハウを手に入れました。

そう!転んでもタダでは起きん!

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