Midnight Beat

Jerry McCain


06-10-05 THU.




今日はまたトツゼン雑用が重なってほとんどクルマで飛び回っておりました。
いえね、後半のほうは自転車で充分な用事ばかりなんですが、朝いちでクルマでなきゃ運べないものがあって、それで出たままかけずり回ってたもんで、帰ってきて自転車に乗り換えるヒマも無い、っちゅうワケでございました。
やっと帰ってきたのが 18:30 ですから、じっくりブルースをこれから聴くなんて余裕はございません。
そのかわり、と言っちゃなんですが、クルマのメリット、MP3 プレイヤーでカー・ステレオから仕込んどいた先日の Jerry McCain の Somebody's Been Talking - The Complete JEWEL Singles 1965-1972 をずっと聴きながら運転しておりましたので、本日、ワタクシのアタマのなかはスミからスミまで Jerry McCain のほにゃぁ〜!としたハープだらけになっております。

なかでも、ミョーな寂寥感つうか、スカスカ感(?)がナゼか快い、この Midnight Beat が特に印象に残りました。
ギターが地味な(シツレイ?)ソロとってる間もバックで入ってる、ヘタすりゃクドくなりそなハープのリフなんて、まさに派手なんだか地味なんだか、ちょっと表現に困るよな独特なプレゼンスで、どう言っていいのか判らないけど、そう、明らかに Little Walter なんかとは違う世界の住人だな、ってのはハープに暗いワタシでも判るよな気がするぞう。
あっ!そうそう、強いて言えば、アメリカ映画、それも都会の裏側みたいな描写のシーンの BGM に流れそな音、っちゅう感じかな?(え?よけー判らん?)

たとえば Little Walter のインストものって、スゴい「肉迫感」があるよな気がすんですよねー。
で、これには、なんだか、それとはまったく反対な距離感みたいのを感じてしまいます。
「迫力」やら「説得力」なんてものからは遥かに遠いとこで独自な美意識の中で遊んでいるような、と言ったらいいか⋯
もちろん、これがブルースの名曲っつうか、「栄光の殿堂」には入りそうもない出来だ、っつうのは確かかもしれません。
たとえばブルース・ハープをめざしてるひとが、この曲を自分のレパートリィに入れたい、と思うだろうか?っちゅうと、ん〜、どーなんでしょねえ。滅多にいないんじゃないか?って気がいたしますが⋯


フィッセル
今日はなにかと雑用が多く、やっとパンを買いに行ける、となったのが午後 4時を過ぎておりました。
うわあ、こんな時間にはもうバタールは無いよなあ、と思いつつもリンデンバウムに寄ってみると、れれれ?いつも私が行く時間帯にはあまり見かけないパンが並んでいます。

あ、もちろんバタールはもうありません。
で、かわりに買ってみたのが、このフィッセルです。
ちょっと炙って、バターを乗せてみたら、なかなかイケます!
うん、タマにはこんなのもいいかもしんない。
え?そーなんですよ。そりゃね、あのバタールの個性に比べちゃうとちょっとヨワいかな?って気はいたします。かなり美味しいパンなんですけどね。


やはりあらためてバタール買いにいこ⋯

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