Doing the Mustang

Alligator interlude


06-10-18 WED.




大好評(?ミエはるんじゃねえ⋯)Alligator Tales、本日はちとお休みさせていただきます。
いえね、もう原稿は出来てるんですが、急な「飛び込み」がございまして、そいつがまた、以降で片付けちゃうには惜しい名演奏⋯いやさ、「絶唱」モノでございますゆえ、急遽、間に割り込まさせていただくことといたしました。
なんだよう、Alligator Tales が楽しみで来てるのに!っちゅう全国、およそ二・三人のファンのみなさま、済みません!

と言うのも、いつの間にやら、STUMBLE Live Page にトシ森内と須磨のお友達による演奏が、もう一曲追加されとったのでございますよ!
曲は「あの」Ann Peebles のダンナとしても知られてる(か?) Don Bryant の 1967 年の作品、Doing the Mustang!
お馴染み(?)Memphis の 1952 年設立の SUN、そして 1958 年の STAX については、この日記でも採り上げましたが、同様に Memphis を本拠とし、一応、会社設立が 1957 年、という Hi Records は、以前 Donald Hines のところで採り上げただけでした。
その Hi Records の「音を作った」Willie Mitchell がキー・パースンとなって結成されたのが the Hi Rhythm Section であり、これが STAX での Booker 'T' and the MG's に相当する役割を果たします。
そして、そこにコンポーザー及び(最初はバッキング・)シンガーとして加わったのが、その Don Bryant なんですねえ。
当初の the Hi Rhythm Section はドラムに Al Jackson や Howard Grimes、他に org.-Bobby Eammons、guit.-Reggie Young、bass-Tommy Cogsbill なんてえ顔ぶれにホーンセクションが乗る構成だったのですが、この Don Bryant の Doing the Mustang が吹き込まれた 1967 年にはギターが Mabon Teenie となり、またベースには Leroy、オルガンには Charlie の Hodges Brothers が入っています。

この Doing the Mustang そのものは、やはり 1965 年の Sir Mack Rice、そしてその翌年の Wilson Pickett の大ヒット、Mustang Sally の影響を「受けてない、と言ったらウソになる」でしょ。
コール&レスポンスよろしく Don Bryant を追う女性バック・ヴォーカル⋯
モロじゃん!

で、今回、「トシ森内と須磨のお友達」では、そのレスポンス部分が 最高!なのですよ!
そう!それこそ誰あろう!浪速のセクシー・ダイナマイト、ファンキーなキーボード・プレイヤーでもある「ハウリン YOU 娘」が、命を削るよな気魄で絶唱する「 Doin' the Mustang 」の連発!これがココロを打ちますっ!
切なくなりますっ!
なんだか酸素が薄くなってきたよな気がしますっ!
愛しさがこみあげて来ますっ!

⋯そりゃウケますがな。

あ、途中、ナコミ様のギター・ソロもあって(一徹はんから、「このお方には、くれぐれもシツレイの無いよう」と釘を刺されております⋯)「お得」感イッパイのこの映像、Blues After Dark が選ぶ 2006 年度 the Best Live Movie of the Year の有力ノミネート作品でございます。
まだの方、ゼヒとも STUMBLE Live Page で鑑賞してくださいませ!

さて、本日はちょっと Alligator Tales はお休みしてしまいましたが、例のヒッチハイクでギネス認定の世界最長記録保持者でもあるキーボーダーの Bill Heid、その彼が「実際に唄っている」曲を聴くことが出来ました。

江戸川スリム氏からいただいた情報で、こちらのページ(注;現在はリンク先が消滅しておりましたのでリンク無効にしてあります)、左側に曲名が出ておりますので、その 1 曲目と 4 曲目でございます。
まあ、なんつーか、実にアヤしい「ニホンゴ」で唄っておりますねえ。
とは言っても、もっとフザケてる Screamin' Jay Hawkins の Hong Kong における「デタラメにもほどがある」中国語やら、そこまでヒドくはないけど、「音感のみ」で、意味なんて無い、これまた一種のデタラメであるタモリの四ヶ国麻雀(ま、これを知らないひとも多いんでしょねえ。かなり前だもんなあ)でのハングルもどきや中国語もどき等と比べれば、ちょっと意味はヘンだけど、まあ、マトモな(か?)日本語をオブジェのようにちりばめて(?)おるぶん、レヴェルは高い!

てなワケで、本日は期せずして、キーボーダーが唄ってる件、二連発でお送りいたしました。
明日からはまた Alligator Tales 再開いたしますのでよろしくざます。

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