Pure Cotton?

Alligator Tales vol.15


06-10-28 SAT.




みなさまもとっくにお気付きのよに、ワタクシ、そりゃもうとっても好き嫌いがハゲしく、嫌いなほーはってえと、ついぞこの日記でも採り上げたことがない!てな徹底ぶりなワケですが、それでもときどきはそのどっちゃでもないか?てな存在やら、あの Junior Wells みたく、どーも好きになれんのに、なんでかまた聴いてしまう、てなミョーなのもいたりして、さほど単純ではございません。
実は本日、登場いたします James Cotton、このひともそのライヴ・アルバム( BUDDAH 1976: Live & On the Move )はよく聴きました。
特に、当時のブルース・バンドのハープ、今(こん)ちゃんがその中のナンバーをやりたい、てなこともあって一時ヘヴィ・ローテーションだったことすらあります。
ただ、じゃあ James Cotton が好きだったのか?ってえとそこら「ちょっと」違うんですねえ。それは Matt Murphy を始めとするバッキングの一体となったファンキーなリズム、良くアレンジされた全体としてのサウンド、そのヘンに、ブルース・ブラザースに通じる面白さを感じていたからであって、むしろヴォーカルは誰でも、と言うより、もっとクリーンな声だったらなあ、てのがホントのとこだったのです。
もちろん、そのハープにしたところで、充分に「評価すべきもの」ではあるのでしょうが、ワタクシ、自分がハープを演奏できないもんでそーなんでしょうが、どうもこのひとのハープって、もちろん「嫌い」ってことはありませんが、さりとて「いいなあ⋯」とウットリしたこともありません。

ハープ業界(?)での評価とは「かなり違う」のでしょうが、ワタシが「いいなあ」と思ったハープって、「最初」が Carey Bell、「それから」Little Walter、最近では Billy Branch で、このグループが「好き!」っちゅう x 軸を成し、一方 Sonny Boy Williamson や Junior Wells などの「凄えっ!」っちゅう y 軸もある、と。(あと、ちょっと独特なプレゼンスで excello 系のハープやら Frank Frost につけた Arthur Williams の伸び伸びとしたハープなんていう、もっとユルいのもケッコー好きなんですが、なんだかハープ業界ではあまり重視されてないのかな?なんて気がしておりますが⋯)

ま、ハープに関しては掛け値なしの「門外漢」のワタクシの言うことですから、実際にハープをやっておられる方々からしたら「片腹痛い」でしょが、これが偽らざるワタクシのポジションなものでいたしかたございません。
さて、上でも出てまいりました BUDDAH での二枚組ライヴ、Live & on the Move ですが、最近の James Cotton を紹介するサイトでは、このアルバムは「さほど」重要な作品とは見なされておらぬようで、代表作の紹介からも見事に「落選」してたりしますが、ワタクシの「あやふやな」記憶では、このアルバム、当時はかなり一世を風靡したように感じておりました。
今となってはファンクに「寄り過ぎ」た、ってことで、マイナス方向へ振られちゃったんでしょか?
⋯てなことはともかく、その James Cotton の Alligator 初登場のアルバム、AL-4737、High Compression では、そのようなファンクの残り香を残しつつも、もっとトラディショナルな(?)シカゴ・スタイルへと「縮めた」感じがありますね。
やはりかってのマディとの活動などから、そういったとこを期待するファンも多い、ってことなのかも。
それに、このひとの場合、ロック・ミュージシャンとの共演やらバッキングへの参加もかなり経験していますから、逆にもう色んなこと、さんざんやり尽くしてるから、あまりこだわらない、なんてとこがあったりして⋯

ありゃりゃ〜、心ならずも、思わぬスペースを James Cotton に費やしてしまいましたねえ。
さて、続いての AL-4738 はまたまた Son Seals でございます。
この Bad Axe、ワタクシとしちゃ、ちょっとスミに置けないっちゅう作品なんですよ。と言うのも、実はこのアルバムの収録曲のうち、Cold Blood、Out of My Way、Can't Stand To See Her Cry、そして Person To Person の 4曲ではベースに Johnny B. Gayden が、そしてギターにはまもなく CD と DVD のリリースが予定されている Carlos Johnson が参加している!からなのね。
しかも、もひとつ、I Can Count On My Blues じゃ、Billy Branch もハープで参加しとります!
もちろん Carlos Johnson はこれが Alligator への初登場ですね。
いやあ、Cold Blood なんかもなかなかいいですよー!
え?Person To Person?え〜と、それはその、なんだ、まあ好きずきっちゅうか⋯
ワタシだったら Screamin' Jay Hawkins のほーがいいと思うけどなあ⋯って、それと比べるのだけはヤメてくれ!なんて言われそうですね。ぎゃははは

ついでに(?)残り二枚の 1984 年の Alligator のアルバムは、その 8300 番台のシリアルで判るように、Reggae でしょ、きっと(と、聴いてもいないんでムセキニンですけど)
AL-8309; the Skatelites Scattered Lights
AL-8310; V/A Rockers All-Star Explosion
でございました。


今日は「ぷ」さんのお買い物に付き合って五所川原でございます。
となると、とーぜん「お昼」は森田の一番食堂となりますねえ。
そしてそっから五所川原に向かいますと、途中に「パワフルかわぜん」っちゅうヘンな名前の(あ、ヘンなのは名前だけじゃありませんで、ここんちの店員さんは、全員、フレンチのシェフみたいなカッコしてます!)スーパーがありまして、そこには毎度お馴染み、農協婦人部の「竹内きよゑ」さんの「おいなりさん」がございます。
このワタクシが、タマにしか行かない木造(きづくり)町を通りかかってて買わないで通過する、などということがあって良いものでしょうか!⋯なんて騒ぐほどのことではないのですが、とーぜん「購入」でございますよ。
となると、ものはついで(?)五所川原のヨーカドーにテナントで入ってる、例の「たごさく」で「ミニいなり」特集(?)をやっておりましたので、これさいわいと四種を一個づつ買い求めてまいりました。


ぐふふ、一番手前が「釜揚げ」そっから時計まわりに、ひときわ色黒なのはモチロン「黒糖」、次は「五目」、右奥が「きんぴら」その手前のちょっと大きいのが「きよゑ」さんの、でございます。
ちょっと甘いんですけど、結局きよゑさんのがイチバン美味しかったな。

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