Year of Rock & Roll? Alligator Tales vol.19 06-11-01 WED. | ところで、1986 年ってのは、今更ながらって気がしないでもないですが、栄光の殿堂シリーズ(?)にロックンロールってのが出来て、ま、当然(?)かもってえ感じの顔ぶれが「殿堂入り」を果たしています。 いかにも、な Elvis Presley をはじめ Chuck Berry、Little Richard、Buddy Holly、Jerry Lee Lewis、The Everly Brothers、James Brown(!)、Ray Charles、Sam Cooke、Fats Domino、そして SUN の Sam Phillips⋯ という前フリがあって、さて Alligator の次のアルバムはってえと、また(?)ロニー・マックで Second Sight; AL-4750。 このアルバムの二曲目のタイトルが Rock And Roll Bones っていうんですが、聴くと「どこがロックンロール?」てな肩すかしを喰らいます。 ま、そこら「遺骨」なんでしょか、Bonesって? ある友人はこのアルバム全体を評して「かったるい」と言っておりましたが、まあねー、ワタクシも「いや、これはだねキミ」なんて反論する気にもなれん、てなとこでしょか。 ブルースでもないし(あ、ブルースっぽい、とは言えるでしょが)、かと言ってロックとしてもプレゼンスが無い、てなこの手のポジションにいるミュージシャンって、ハンパにブルースを齧ってるよなロック・ファンからは「ブルース」と思われて、そこそこ支持もされてるんでしょが、「ちゃう」からね! だから?と訊かれるとなんなんですけど、このアルバムのプロデュースには Bruce Iglauer が「まったく」参加しておりません⋯ 続く AL-4751、Lonnie Brooks の Wound Up Tight ではめでたく(?)プロデュース席に Bruce Iglauer が復活いたします。 もちろん、そのことと直接カンケーあるかどうかは「?」ですが、その一曲目 Got Lucky Last Night じゃ、少し軽めながら、まさに「ろけんろー」でご機嫌伺いですねえ(もう一曲、 Musta' Been Dreamin' なんてのも、ちょっとカール・パーキンスみたいな感じで、初期の音スカスカな「ろけんろー」っぽい?)。 まこと、そこらが対照的で⋯あ、かと言って、このアルバム、全編がそんなワケじゃもちろんなくて、スローあり、ブーギあり、のまとも(でもないか⋯ End of the Rope なんて、あの Rainy Night In Georgia あたりの線を狙ったっちゅう感じだしね)なアルバムになっております。 ただ、アルバム・タイトル曲の Wound Up Tight なんて、ステディなブーギでエレクトリック・スライドが絡んでくるんですが、確かにそのあたりの「音作り」にはかなりロック色が強いかも。 そこら、このひとの場合だと、ロックに色目つかってる、なんて言われそうなんだけど、次のひとは別な意味で対照的だよねー。 確かに音的にはバリバリのバキュ〜ン(?)だけど、そしてある種のロックよりよっぽど「攻撃的」で、かつプレゼンスもあるけど、でも骨の髄までブルース(あ、異論がおありの方もいるでしょけどね)っちゅう存在⋯ AL-4752 は Albert Collins の Cold Snap!! 「血をみるど!」でお馴染み(?)の Cash Talkin' で「ついに」Johnny B. Gayden のスラッピングが炸裂! そしてなにより重要なのは、このアルバムでは Albert Collins 本人が「だ〜い好き」なハモンドの Jimmy McGriff が参加してる、ってこと。 もっともそれは全曲ってワケじゃなく、Bending Like A Willow Tree、I Ain't Drunk、Too Many Dirty Dishes では Allen Batts なんですけど。 また、サイド・ギターは Mel Brown、そしてドラムは Casey Jones から Morris Jennings に。 ま、なんと言ってもこのアルバムじゃ Lights Are On But Nobody's Home やら、みんなでツイキューが笑わせてくれる I Ain't Drunk、さらに Too Many Dirty Dishes なんてえ名曲が大放出されて(しかも Johnny B. Gayden ファンのワタシみたいなのには前述の Cash Talkin' なんて「たまらん」曲もありぃの!)、あの Honey Hush だけでも買う価値がある!っちゅう、ホームラン一発で一挙 4 点!みたいな AL-4713、Ice Pickin' とは対照的に、大小のヒットで得点を重ねた、みたいなアルバムで、これまた Collins マニア(?)にはたまりません。 さて次は?となると、ありゃりゃ〜? AL-3901?またアヤしいシリアルが登場ですねえ⋯と思ったら、ドクター・ジョンですよ。しかもこの Gumbo っての、1972 年に Atco→Atlantic でリリースした P-8256A じゃん!⋯と思ったら、これも現在はカタログ落ちなのねん? 続くデルバート・マクリントンも今ではカタログ落ちしてて(ダマされて買ったドクター・ジョンはアナログ・ディスクの棚の隅でまだ生きながらえておったので現物でチェックできたけど)よー判りません。 たぶんロイ・ブキャナンのアルバムでヴォーカルをとったあたりで Alligator が認めたんじゃないか、と思うんですが、他社からのリースとかじゃなさそうなんだけど廃盤って⋯? おっと、シリアルを記すの忘れてましたね。AL-3902 Honky Tonkin' でございます。で、カンケーないけど、それをもろパクったんじゃあ?ってタイトル、Honky Tonk 'n' Blues ってえアルバムも(他社から)出してたハズ。 厚生労働省が日本の喫煙率の数値目標を検討してるみたいだけど、そこにまた JT が「喫煙は個人の嗜好だ」てな妄言を吐いているらしい。 これはもう自分のショーバイのことしか考えてないだけだよね。 喫煙は趣味・嗜好じゃない。 ニコチンで汚染されてる「脳」はそう言いたいんだろうけど、「正しくは」ただの薬物中毒だよ。 カクセーザイや他の麻薬と一緒。 急にパンツいっちょで刃物を振り回して暴れたりしないかわり、周囲の人間の寿命を「確実に」削り取ってく「常習犯」。 しかも自分はいいひとだ、なんて思ってるからよけータチが悪い。 そんな喫煙者が社会に対して日々行っている加害行為を考えれば、税金をもっと上げて、紙巻き一本が五千円、ひとハコだと十万円なんて値段にしてもいいくらいでしょ。で、そのぶんを医療補助にまわす! そして医療保険も自律喫煙者には補助しない! どころか、ある患者の健康悪化が特定の喫煙者からの受動喫煙によるものだ、と認められた場合には、その喫煙者に医療費を請求する! そして JT にはゼヒ開発してもらいたいね。タバコからでる副流煙も含めて、発生するすべての「煤煙」を喫煙者本人の肺で「浄化」するまで大気中に放出させない、ってえポータブルな装置を。 それだったら全責任を負って本人だけが発病するワケだから文句は無いよ。 |
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No.1654