Katie Webster Alligator Tales vol.36 06-11-19 SUN. | え〜と、今日は AL-4776、Little Charlie and the Nightcats の The Big Break からですね。 ま、このひとたちは例によって例のごとしで、格別セツメーの必要も無さそなもんですが、それでも前よりは「ちと」おとなしくなってるよな気がするんですが⋯ I Beg Your Pardon なんて、ちょっと Otis Rush を思わせるこてこてのスローブルースっぽい線にもチャレンジしてますし、そこら Alligator っつうレーベルの位置を意識したんでしょか? ま、たぶん、「そんなことはない!」ってのが正解でございましょう。 ま、この方たちは、そのファンにとっては存在価値があるんでしょうね⋯なんて実に冷たいコメントではございますが、ん〜、別に嫌いっちゅうこともないんですがねえ。 ま、そりゃ確かに、こいつらいなくてもいっこも困らん、ってのもそのとおりなんですが。 次の AL-4777、Katie Webster の Two-Fisted Woman は、ワタクシ個人といたしましては、前作「〜 Queen 」よりも遥かに「落ち着いてて」好きなんですよね。 ムダにイキんでないし、ある種の静謐さまでも湛えつつも、その奥に休火山のような情熱を隠しているような不思議な迫力⋯ なまじクイーンらしく、なんてヘンなバイアスがかかってないのが良かったのかもしれません。 そんな能書きなんぞたれなくても、C.Q. Boogie なんて快調にブっとばせば、誰だって、うぁ!コイツ、ただもんじゃない!ってのが判りますからねえ。 また Never Let Me Go なんて、あの Sea of Love のライヴ・ヴァージョンなみのクォリティで聴かせてくれます。 そりゃ確かに、キョーレツな個性ってとこまでは行ってないかもしれないけど、その曲の持つ世界を過不足なく描きだしていると思うんですよね。 ただ、むしろ Money Honey or Honey Hush のような、ややリズムが立った曲では逆に浅くなってしまう傾向があるように思えるのですが、それはワタクシだけの偏見なんでしょか⋯ かわって AL-4778 はまたしてもティンズレー・エリスで Fanning the Flames。 う〜ん、どーしてもあたしゃあ、このヴォーカルが気に入りませんねえ。ムダにリキんでばっかりで、なんだかよけーウソ臭くなってる、なんて言うとヒド過ぎますかねえ。 もっとも、ホンモノじゃあエグすぎて、白人が演奏するこの手のなら聴ける、なんて方には存在意義があるのかもしれませんが。 ⋯さて、みなさま、お待たせいたしました! え?誰も待ってねえ? なはは、そんなもんかもしれませんなあ。でもいいのじゃっ! 誰がなんと言おうと、Got My Mojo Working の白眉!最高峰!リーサル・ウェポン!(⋯ほらほら、ここまで言うと青筋が立ち始めた方がそこにも!) やはり東京・目黒の Blues Alley Japan でナマの直撃弾を浴びてしまったせいもあるとは言え、もうこの Got My Mojo Working を知った後では Chess ごとき(?)には戻れませんがな! さよう、我が最愛のクソじじ⋯うっぷす、キョ匠、Clarence "Gatemouth" Brown の Standing My Ground、これが次の AL-4779 なんですねえ。 なんたって、ワシのやっとるのはブルースじゃない!ブルースマンと呼ぶな!なんて無茶を言って熱烈なファンをハゲさしちゃうくらいですから、まっこと「ご無体な」傍若無人ぶりではございますが、あたしゃあ大好きですね。だって別に世話しなきゃなんない、なんて立場になったこともないし、なんの被害も蒙っておりませんから。がはははは ま、そんなじーさんのこってすから、収録された曲のタイトルだって I Hate These Doggone Blues なんて、ホントひとを喰ってますよねー。 このアルバムには「まったく」Bruce Iglauer の手が入っておりませんで、よくある King Snake Studios 由来のマルチ・トラック・テープを Bruce Iglauer が立ち会ってミックス・ダウンする、なんてパターンじゃなく、録音からミックスダウンまで暮らしを⋯あれ?そりゃ違う業界じゃった。 え〜、録音は Louisiana 州の Metairie の Southlake Recording Studios と New Orleans の Ultrasonic Studios。そしてトラックダウンも Ultrasonic Studios で行われ、いわば「完パケ」で Alligator に持ち込まれています。 Born in Louisiana や She Walks Right In(新録)なんてナンバーもいいですが、なんたって Got My Mojo Working!この一曲のためだけでも買う価値があるっ!⋯ってのはワタシみたいな "Gatemouth"マニアの場合で、1960年代までのシカゴで「ココロの成長」が止まっているファンダメンタリストのみなさまには「おススメいたしません」 たしかにちょっと気温は低いけど、空は一面の「青」。 やや涼しいってのは、ROCK4400 で走るのに向いてますねえ。 最初は浪岡の兼平やきそば店までのつもりでした(でも、途中で気がかわってもいいように、ちゃんと輪行バッグも持って、ね)。 でも走り始めたら意外と気持ち良く、右斜め後方からの弱い追い風のせいもあって、浪岡には「お昼」にはまだ早い時間に着いてしまいました。 だったら、あと大釈迦の峠を超えたらほとんど下りで青森までだよね。じゃあ、いつもの「とん吉」で油そば!ですね。 そっからはネットで知った青森市の新しいお蕎麦屋さんっての、場所を確認してまいりました。そのうち「ぷ」さんとふたりで行ってみよ。 う〜ん、なんだか入り口を見たら、席待ちのお客さんが待ち合いにびっちりいた! 午後一時半ころでこれじゃあ、昼時なんてスゴいだろなあ。 やっぱ開店と同時に、ってのじゃなきゃダメですね、きっと。 そのかわり、と言っちゃなんですが、先日、弘前のスーパーで催事で参加してた Kiefernbaum ってえお菓子屋さんは見つけてお茶してまいりました。 合浦公園のお向かいに入ってってそっからちょい駅方向に行くとあるんですが、店名がドイツ系ですよね? やはりお店の佇まいも、よくある「おフランス系」じゃなく、どことなくドイツ臭い(?)よな気がいたしました。右手の手前にせり出した部分がショップで左は喫茶コーナー。 こちら、シャンピニオンっていう、やたら小ぶりなシュークリームがなかなか美味しいのでございます。 |
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No.1672