Various Value?

Alligator Tales vol.41


06-11-24 FRI.




1990 年も残り二作となりました。

そのひとつ、AL-4793 は、あのシカゴを代表する(らしい)ホーン・セクション、ときには Alligator のレコーディング・セッションにも参加していた(でもあたしに言わせりゃ、Bob Greenlee さんちの King Snake Horns に「負けてる」)the Mellow Fellows⋯って、ん? Big Twist は?

そうなんですよ、その名のもととなった巨体はやはり健康に問題があって、実はこの 1990 年の 3 月14日、糖尿病およびその合併症から、1937 年 9 月23日生まれの Larry "Big Twist" Nolan は死亡してしまっていたのです。
前作、1986 年のライヴ Live From Chicago - Bigger Than Life 以降、健康状態がかなり悪化していったらしく、シカゴ周辺で活動していた Larry and the Ladykillers の Martin Allbitton をヴォーカルとしてギグを行ったいたようなのですが、Big Twist の死によって、この作品では彼がヴォーカルをとることとなりました。
また、この作品まではグループ名も the Mellow Fellows のままですが、この後、the Chicago Rhythm and Blues Kings と改名しています。
で、その新しいヴォーカルを入れてのこの Street Party ですが、ま、基本的にゃあまり変化は無いかな?
さすがにヴォーカルの感じは変わっていますが、「前の」にもさほど執着も(興味も?)無いワタクシとしちゃあ、ま、いいんじゃないの、てなムセキニンな感想しかございません。

ただ、ここでも Feels Like Rain をやってるんですが、さすが Buddy Guy、Carl Weathersby のに比べちゃうと、まあ、なんてんでしょかねえ、メロー過ぎるっちゅうか、なんだか「さあみなさま、この曲でさまざまな思い出が走馬灯のように蘇るかたも多いのではないでしょうか。では歌っていただきましょう⋯ Feels Like Rain!」てな「歌謡ショー的」ノリを感じてしまうワタクシが「ヘン」なんでしょね。
ええ、ええ、きっとそーざます。

なんてバカ言ってないで次、行きましょ。

⋯と言っても、次は恒例、ごた混ぜドンブリの V/A、Genuine Houserockin' Music IV、つまり AL-104 なのよねん。
ま、それでもその一曲目が、わが最愛の(?)Clarence "Gatemouth" Brown の Got My Mojo Working ってんですから嬉しいやね。
で、Elvin Bishop クンは Rollin' With My Blues か⋯ワシならちゃうのを⋯ってまあ、どうせみなさん、わざわざ買いやしないでしょうからいいんですけどね。

と言った舌の根も乾かないうちになんですけど、実はワタクシ、この一枚だけは某中古 CD セールで 500 円!っちゅう値段に目がくらみ、買ってしまったんですねえ。
でも、その後、これ聴いてみて、って誰かに貸したよーな気がするんですよ。
いま探しても見当たらないし⋯ま、いいんですけどね。

さあ、いよいよ 1991 年! Alligator の 20 周年でございますよ〜っ!
とゆう意味では真っ先に紹介せなならんのが、その 20 周年記念ダブル・アルバム、AL-105 でございましょ。
これは Bruce Iglauer 自らが、過去 Alligator がリリースしたすべての音源からセレクトして構成した 35 曲からなっており、ま、有り体に言えばミソもクソも一緒!(んまあ、お下品なヒョーゲン!)てなアルバムですから、ハッキリ言っちゃうと拡販用のメディア用アルバムとあまり変わらん、てな気もしないではないのですが、そこらはあまりつっつかんとこ。

え〜、いちおうめぼしいとこだけでも紹介しとくってえと、まずは Hound Dog Taylor の Give Me Back My Wig
そして Albert Collins と Johnny Copeland の Black Cat Bone
Professor Longhair は Big Chief
Lucky Peterson の I'm Free
Kenny Neal は Look But Don't Touch
Elvin Bishop クンは Fanie Mae
Jimmy Johnson の Serves Me Right To Suffer
Gatemouth は Born in Louisiana
Katie Webster が Pussy Cat Moan
Lil' Ed で You Don't Exist Any More
Son Seals は Going Back Home
Lonnie Brooks は当然 Eyeballin'
the Kinsey Report の Full Moon on Main Street
Clifton Chenier は I'm the Zydeco Man
Pinetop Perkin で Blues After Hours⋯

ま、各人、一曲だけ(あ、Albert Collins ちゃんだけは Johnny Copeland と、もひとつ単独で Brick もやってるけど)っちゅうのがちょと恨めしくもありますが、なるべくいろんなヒトを入れたい、っちゅー拡販用途の面からは、これが正解なんでしょね。
ま、ワタクシは「お祝い」の意味で付き合って買いましたが、おかげで名前だけは聞いてたけど、これで初めて音を聴いて、「ダメだこりゃ」となったのがありましたから、それなりに役に立った(のか?)っつうことですな。


なんともはや、有り難いっつ〜か、なんつーか⋯
もう夕食も食べてしまった、ってえのに、市内の豆腐懐石専門料亭の今月の限定メニューとかゆう「おじょーひん」な小ぶりの「お弁当」を頂戴してしまいました。


なにやら味付けした炊き込みご飯の上に、これまた調理した「おから」を敷き詰め、さらにちょちょっとしたおかずを配した、見るからに良さげな「折り」ではあるのですが、いかんせん、つい先ほど、和風きのこのパスタを食べてしまったとこですから、しかたおまへん、ちょっと夜道を散歩などしてちったあハラに「隙間」を作ってからチャレンジし、明日、お会いしたら感想など述べさせていただくことといたしましょ。
ま、唯一の救い(か?)は、夕食がご飯ものじゃなく、パスタだったとこでしょか。
なんでか麺カンケーは、その後でも、また入るんですよねー。次も麺なら⋯
ただ、この場合、次に控えておるのがご飯ですからねえ⋯量が少ないのが「救い」とは言え。
睡眠の三時間前からはモノを喰ってはいかんそうですから、逆算すると⋯


ところで、今日は CAFE JEEBA で違う席に座ったのですが、するとそこにはサンタと一緒に、真っ白な羽毛で出来た「ふわふわ」のツリー(?)が置かれてました。
なんだか雪で覆われた「モミの樹」みたいでオモシロいんですが、「鶏をムシって作ったんでしょ!」とお客さんにからかわれた、ってえりかちゃんが笑ってました。
それでムシった後、ロースト・チキンにしてクリスマスに⋯なんてのならもっとスゴいよね。きゃははは

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