Fake WYSIWYG

Alligator Tales vol.46


06-11-29 WED.




...What You See Is What You Get。ま、カッコつけて「ウィジウィグ」なんてのを会話に入れて、いかにも「出来る」ふうを装ったりする(実際にゃ「ホントの」プログラムなんて触ったこともない、アセンブラ?コンパイラ?HTML?CSS?JavaScript?なにそれ〜?てなレヴェルってのが多いのにさあ)小道具(?)として使われてる WYSIWYG、いちおーコンピュータ用語ってことになるんでしょね。
ま、ワタクシの周囲を見渡す限り、GUI が、とか WYSIWYG で、などなど、らしい「単語」を連発するヤツほど、「なんにも出来ない & なんにも判っちゃねえ」のは定説となっております。
ま、だからこそ、そんな用語で煙に巻こうってえコンタンなんでしょが。
そんなんで煙に負けるのは同レヴェルのスットコドッコイだけざんす!

てなことはともかく、こんな言葉がブルースのアルバムのタイトルになってくる、っちゅうあたりに「時代」を感じますぜ。
そー言えば Katie Webster のアルバムに収録された曲のタイトルにだって「ディポジット」と「リターン」なんてえ単語が登場し、エコロジカルな視点の影響か?なんて考えちゃったものでしたが。

え〜、AL-4808 はなんだかお久しぶりのよな気がする Lil' Ed and the Blues Imperials の ...What You See Is What You Get。
ま、タイトルがそんな(?)でも、音は相変わらずで、そこらは「やっぱりね」てなもんですが、でもただひとつ、これはワタクシの個人的な印象にすぎないかもしれませんが、サックスが「ウルサい!」。
特に Long, Long Way From Home や Living For Today など、せっかくのギターを邪魔してることも多く、せめて効果的なリフを「キメどころ」にスパ!っと入れる、てな King Snake Horns みたいな「センス」は無いんかいな?と、つい思ってしまいます。
どうも、ワタクシ、ことホーンに関してはミョーにキビシくなる傾向があるんですが、ここでもついついカチンと来てしまいましたよ。
特に、いわゆるエルモア・スタイル、ってな感じのナンバー、Find My Baby なんかで強く感じたのですが、一方、Out of the House のヴォーカル・パートでのバッキングなどでは軽くコール&レスポンス的に入ってきてて、そこらは別にいいので、やっぱこれはプロデューサーが(つまり Bruce Iglauer が)このサックスに一発ガツンと言ってやれば解決すんのになあ、てな気がいたします。

続いての AL-4809 は Kenny Neal で Bayou Blood。
どうやらクレジットで見る限り、この作品ではプロデュースのとこに、いつもの Kenny Neal 本人と Bob Greenlee のふたりばかりじゃなく Bruce Iglauer の名前が記されていますから、それは、初めて Bruce Iglauer が Florida 州 Sanford の King Snake Studios にまで足を運んだ、ってこと⋯と解釈していいんでしょうか?
以後のミックスダウンはシカゴの Streetville Studios で、というこれまたお決まりのパターンです。
このアルバムでは参加人数を抑え、ややタイト方向に振った音作り、と言えるかもしれません。
キーボードは例によって Lucky Peterson。ベースは Neal Brothers たる Noel と Darnell が交代で。ドラムは Ken Johnson で、これに一曲だけ Pat Rush が、アコースティック・チューン、Going to the Country でサイド・ギターとして加わっています。
で、カンジンの(?)Bayou 色がどれだけ出てるか?ってえと、ま、それほどでもないかな⋯っちゅう気もしますけれど、そこらはまあ聴く側の個人差もあるこってしょうし、イージィに決めつけるのはヤメときましょ。
でもタイトル・チューンの Bayou Blood での倍刻みみたいなこのリズム、ややタイトすぎるけど、なかなかいい味を出してるよな気がするなあ。
ただ、この線でアルバムの大半を行ってくれてたらもっと面白かったんじゃねえの?ダメ?あっそ⋯

AL-4811 は Saffire--ナントカの Broad Casting。
で、みなさまのご想像どおり、ワタクシ、この方たちのアルバムについては特に語ることはございません。
同じ女性ヴォーカルではございますが、次の Sippie Wallace はかなりちゃいますよ。
⋯と言いたいところですが、なんたること、この AL-4810⋯そう!本来なら Saffire 某の前のシリアルなんですが、現在は「カタログ落ち」しちゃってるんですよねー。
この Woman Be Wise、そのことでも判るよに、とーぜん自社制作ではなく、なんと 1966 年っちゅう、1/4 世紀も遡る、発作前のゲンキな(?)Sippie Wallace が、デンマークの Copenhagen で Roosevelt Sykes、Little Brother Montgomery をバックに吹き込んだ Storyville の Sippie Wallace Sings the Blues のリイシューだったのでございました。
もっとも現在ではこのアルバム、古巣(?)の Storyville から、タイトルも Woman Be Wise のまま再発されておりますので、充分に入手は可能です。

え〜、そして時期が時期だけにタイムリー(か?)なアルバムを。
この 1992 年には Alligator からも「ついに(?)」出ちゃいました!
なにが、って、あれですがな、最近、街なかで耳タコっちゅたら判りまっしゃろ?そ!クリスマス・ソング!
ついに Alligator でも手を出した、っちゅうワケでおます。
ま、これは、なにがなんでも Alligator ぜんぶ揃えたんねん!てなコアなファン、いやマニア?以外にゃ「どーでもいい」アルバムっちゅうもんかもしれませ〜ん。
唯一、ジャケットの、リースの輪のなか、例の帽子をアタマに戴っけてサンタのフリしてる(?)ワニが面白いけど。

⋯と、上でも書いたとおり、最近は街なか、あちらこちらでクリスマス・ソングが流されて、おおいに「うんざり」しております。
本番までにまだタップリ日があるってのにこれですから、もうそのころにはジンカクが破壊されちゃってるかもしれませんねえ。
え?もう破壊されてるって?ほほ〜

ところで本日、いつものスーパーの上の階、台所用品のとこに行ったら、なんと!「もー幾つ寝るとお正月」っちゅう、あの曲が流れてて、正月用の飾りものが並んでるじゃないの!
まあ、たしかに、あの曲って、「もう幾つ寝ると」っちゅう、まだお正月じゃないけれど、ってえ歌ですから、「別にいいんですけどね」。
でもまあ、まだ「師走」にもなってないのに、とちょっとしたショックではございましたよ。もう鏡餅セット(?)は並んでるし⋯
もうこうなったら、一ヶ月前から、とか、そんなシケた考え(?)は捨てて、年中、そこ行くと正月用品がある「正月コーナー」や、真夏でもモミの木やらサンタ衣装がそろう「クリスマス・コーナー」、てな配置にしちゃったら?
他にも真夏売り場とか花見コーナーっつうとこまでやったらケッコー面白がって見に来るヤツはいるんじゃないかなあ。売れないだろけど。あははは


弘前大学のお向かい、ちょっと目立たないけれど、日が短くなって、街に灯がともる頃ともなると、あ、こんなところにお菓子屋さんが、という感じで見えてくる季節になりました。
そんなふうに前を通りかかり、たまたまその日は歩きだったので、なかに入ってみましょ。
Le Kaen、「る・菓苑」という和名(?)もお持ちです。

そして気になって買ってみたのが、この二つ。チョコレート・ケーキと、手前、きれいに包まれているのはニューヨーク・スタイルのチーズ・ケーキです。
チョコレートのほうは見た感じ、けっこうビターかな?と思ったのですが、食べてみるとそれほどでもなく、そしてチョコレート・クリームに沿って一層、仕込まれているやや芯のある生地が面白い食感を演出してくれました。
チーズ・ケーキは上品な甘さで、紅茶と良く合いそうです。
コーヒーだったらエスプレッソじゃなく、やや軽く淹れたアメリカン・スタイルに合いそう。(注;いまはもう無いお店です。って昨日の OYATU工房も、ですけど)

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