2700? Why?

Alligator Tales vol.49


06-12-02 SAT.




さてこの1993 年というのは Alligator が「あの」Lillian Shedd McMurry の Trumpet レーベルの音源を獲得した年でもありました。
もちろん、それらは原盤著作権ごとすべて買い取ったワケではないので、現在では( Alligator では)「廃盤」になっていますが、1950 年代の貴重な音源をリイシューすることができて、さらにその購買層の幅を広げることが出来たのではないかと思います。

そのリイシュー第一弾は(当然、それまでとはまた別なシリアルを与えられ)AL-2700 から始まっています。
⋯と「さら〜」っと流しちゃうと別にどうってことはないんですが、そう!普通は 2700 から始まる「ハズは無い」のです。
これまで、すべての Alligator のシリアルは

AL-4701;通常のブルースのアルバム
AL-7701; V/A; Living Chicago Blues
AL-9301; V/A; Festival の Live Recording
AL-8301; たぶん Reggae
AL-501; EP盤
AL-101; V/A; Genuine Houserockin' Music
AL-3901; ATLANTIC から

⋯というように、かならず XXX1 から始まっているのです。
それがナゼ、この Trumpet のリイシューだけは AL-2700 になったのか?
ワタクシの知人で、ま、専攻(?)はブルースじゃありませんが、レコード・レーベルを云々するのが好きなヘンなヤツがいるので、この件を振ってみましたところ、言下に、「そりゃ、その次のヤツからのリリースが決まってたのに、後から、もっとスゴいのも出せる!って判って XXX1 の前に割り込ませたからに決まってるべ!」っちゅうご託宣でしたが、さあ、どうなんでしょ?

と、まあそんなことはどっちだっていいんですが(?)その AL-2700、実は Sonny Boy Williamson II の 1951 年から 1954 年にかけての吹き込みを集めたアルバム Clownin' with the World でした。
となると、我田引水の誹りは免れませんが、拙サイトの REMARKS、Elmore James ...a little lovin' is all in the world I need とも密接に関わってくるワケでございまして、この AL-2700 にもバンバン登場するピアニストの Willie Love も含め

Elmore James の初レコーディングは 1951年の Sonny Boy Williamson II の Eyesight to the Blind のバッキングと言われ、その直前の 1949 年には一時ピアニストの Willie Love のバンドにもいたとも言われていますが、その Willie Love が Sonny Boy の紹介で吹込んだとされる Trumpetでの録音を〜

という形で登場しているんですよね。ま、ザンネンながらこの AL-2700 のパースネルには Elmore James は登場いたしませんが、多少、強引なこじつけと言えないこともないけど Elmore に縁がある、ってことでこの Trumpet レーベル、なかなかに忘れ難い存在ではあります。
あ、ものはついで、なんて言っちゃいけませんが、この Alligator の西海岸録音ものでちょいちょい名前が出てくる California 州 Culver City ってのがそもそも Bihari Bros. ゆかりの地でございまして、とうぜん Elmore James もその Culver City で 1954 年の夏、Sunny Land 、Standing at the Crossroad 、Late Hours at Midnight 、The Way You Treat Me 、Happy Home 、そして No Love in My Heart の 6曲、シングル 3 枚を吹き込んでいる⋯

ただし、この AL-2700 にはそのカンジンの(?)Eyesight to the Blind は含まれていないんですけどね。

Blues After Dark の LINK 先ですが、クリックしても相手がいない!なんてみっともないことが無いように定期的にチェックしています。
いや、実際、多いんですよー。エラーになったり、ワケ判んないページが出たり⋯そんなの HP 管理人として「恥」だと思うんですけどね。
で、逆に、とあるサイトで、以前は確かに相互リンクしたハズなのに、デザインを一新したらウチの名前が消えているとこがあったので、丁重にメールで問い合わせをしてみたんですが、まったく「無視」!
なんの返事も来ません。
おやおや、ちゃんとサイトに記されているアドレスに送ってるってのに、チェックしてないんでしょかね?
しばらく待ってみましたが、相変わらずのシカト(?)ぶりなんで、ネが短気なワタクシ、そこをリンクから外しちゃいました。
別に「相互リンク」にこだわってるんじゃなく、以前はリンクしてたのを、なんのことわりもなくハズすのかいっ!てとこなんですよ。
ちゃんと、今回はこれこれこーゆうワケでリンク対象を業界内だけに限定させていただきますので、なんて言われたら、「あ、別にいいですよ」で済むハナシなんですけどね。



さて、今日は「ぷ」さんの XX回目のお誕生日っつーことで(?)青森・浜館のおそば屋さん「ゆずりは」に行ってきました。
ホントに住宅街のなか、しかも袋小路になりそなとこですから、知ってるひとしか来られない感じですね。
前回は自転車で場所を確認しただけなので、お店の中に入るのは今回が初めてです。店内は意外と狭く、個室みたくなってますから、仲間うちで食事するぶんにはいいけど、ひとりじゃ来づらいかも。
さて、カンジンのそばなんですが⋯メニューを見たら石臼挽玄蕎麦、とあったので、「げっ!」
あの弘前の彦庵もそうなんですが、どうも今までこの手ので美味しいのに出会ったためしがありません。
いつもだったら「もり二枚!」と威勢よく頼むんですが、悪い予感がしたんで、「大盛り」で(それでも「大盛り」かいっ!)。
う〜ん、やはり出てきたそばは懸念したとおり、しなやかさが無く、箸で持ち上げても、半ば「硬直」してるみたいな「ぶっきらぼう」な仕上がりですよ。
当然、喉越しだって「よろしくない」ですねえ。
でもまあ、世の中には、こうゆうのが「好きだ」って方がずいぶんおられるようなので、今回、(わたくしはたぶん、二度と行きませんが)これを読んで、そうゆうジャキっとしたヤツが喰いたかったんだ!てなみなさまに向けて(?)あえて店名を出すことといたしました。
そばつゆはまあ、こんなもんでしょう、という出来。ただし最初から蕎麦猪口に入れただけ、ってのはいけません。やはり徳利でだしてくれないと。
先日、同じ青森の、フェリー乗り場そばの「無垢」にも一緒に行っていたのですが、ますます「無垢」がいかに美味しかったかを確認いたしました。
次はゼッタイ「無垢」!
そっから後は「いつものごとく」お茶したりお菓子買ったり、ショッピングしたり、と一日まるごと遊んでおりましたもので、今日の Alligator Tales、やや薄っぺらな仕上がりとなってしまいました。
弘前を出発するときは晴れていたんですが、青森側に峠を超えて降り始めたら曇りはじめ、食事の後、ショッピングなぞしてる間に青森は雨となりました。そして弘前に向かって帰ろうとしたころには静かではあるものの大量の雪が舞い降りてくるようになり、遠景が霞むほどでした。
こりゃ峠は吹雪か?なんて思ったらそんなでもなく、さらに弘前側に降り始めたら、どんどん雪もスケールが小さくなり、さらに弘前に着く頃には弱い雨になってるじゃないの!
ま、クルマで移動にある程度の時間がかかっているワケですから、それが「地域差」なのか、それとも「時間とともに青森・弘前いっしょに」変化してったのか?は判らないんですけどね。

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