Trumpet Again

Alligator Tales vol.51


06-12-04 MON.




さて、昨日の Alligator AL-107、The Alligator Records 20th Anniversary Tour に続くのは、これまた V/A の AL-109 Genuine Houserockin' Music V でございます。
え?なんで 107 の次が 109 なのか、って?
ふっふっふ、ちみねえ、着眼点はい〜けど、それを言うんだったら、昨日、言わなきゃあ。
気づかなかった?その前の The Alligator Records 20th Anniversary Collection が AL-105 なのに、なんで The Alligator Records 20th Anniversary Tour が AL-107 なんだろ?って。
そう!理由は実にタンジュン!「二枚組だから」。
だから今日だって 107 からいきなり 109 になっちゃうのだ!

というワケで、この拡販用アルバム(?)、例によって、既にリリースされたアルバムからの抜粋だけで成立しておりますので、一曲も「レア・トラック」は含まれておりません。
ですから、これについちゃあ、あまし語ることも無いのですが、ま、唯一、Elvin Bishop だけはソロ・アルバムからじゃなく、前述の The Alligator Records 20th Anniversary Tour からの Stealin' Watermelons が選ばれております。

さて、お次はってえと、これまたそのシリアル AL-2701 で判るように、例の Trumpet レーベルからのリイシューで、本来ならばこのシリーズの「最初の一枚」となるハズだったもの、かもしれませんね。
収録されているのは、このアルバムのタイトル・チューンでもある Strange Kind of Feeling を演奏する Jesse "Tiny" Kennedy* の 5 曲を始めとして Clayton Love** の 2 曲、そして残り 7 曲は Jerry "Boogie" McCain となっております。

* Jesse Kennedy ─ 1925 年12月20日、Tennesse 州 Chattanooga に生まれる。Proper の V/A、Stompin' Singers & Western Swingers : More from the Golden Age of Wetern Swing では Steel Guitar Player としてクレジットされている Jesse "Tiny" Kennedy が存在するが「完全に」同一人物かどうか不明。
1949 年に Jay McShann とともに Capitol に吹き込んでおり、Trumpet では 1951 年と翌 1952 年に吹き込んでいる。

**Clayton Love ─ 1927 年11月15日、Mississippi 州 Mattson 生まれ。1951 年に Trumpet に吹き込むが、むしろそれ以降の Ike Turner のバンド、Kings of Rhythm でのピアニストとして知られる。

この AL-2701、Srange Kind of Feelin' は、他の 2700 番台と同様、現在はすでにカタログから落とされております。

かわっての AL-2702、Delta Blues : 1951 も同じようななりたちで、収録アーティストは Big Joe Williams に Luther Huff***、そして Elmore ゆかりの(?)Willie Love。
ただし、ここに収録された Willie Love の曲( 6 曲 )のなかで Elmore James が参加している録音があるのかどうかは不明です。入ってるらしいんですが。
⋯とは言え、Willie Love だけを集めた Collectables の Trumpet Masters, Vol.1 - Lonesome World Blues で聴いても私にゃあ、どれに Elmore が入ってるんだか識別できなかったんで、そんな一聴して Elmore!と判るよな弾き方じゃない、ってことなんでしょ。
ま、その Willie Love と、相変わらずの Big Joe Williams の対比がオモシロいですね。

***Luther Huff ─ 1910年12月 5 日、Mississippi 州 Fannin で生まれる。兄の Willie らからギターを習い、1936 年にはマンドリンを手に入れ、以来マンドリンを演奏するようになる。
欧州戦線に軍務中、ベルギーでアセテート盤を吹き込んだとも言われるが現存せず。戦後は Detroit で生活していたが、Jackson にいた弟の Percy を訪ねた際に Sonny Boy の紹介で Trumpet に録音することとなり、弟のギターとともに 4 曲、シングル 2 枚だけを録音している。
録音後はまた Detroit に戻り自動車工場で働き、たまに音楽という生活を送る。
実際には 1968 年に兄の Willie、弟の Percy と一緒に、同年に発足したばかりの Adelphi に録音しているらしいのだが、それはついにリリースされることはなかった。
1973年11月18日、Detroit で死亡。

そしてこれまたご想像どおり、いま現在は Alligator Records のカタログからは姿を消しております。


なんだか急にコロッケ・サンドっちゅうの?or コロッケ・バーガーかな?それが食べたくなって、某スーパーのパン屋さんから買ってまいりました。
別になんの変哲もない、ただのコロッケに軽くソースを塗って、レタスと一緒にバンズで挟んだだけ、っちゅうシンプルないでたちなんですが、なんでかときどき無性に食べたくなるんですよねー。
で、ついでにミルク・パンってのも買ってきてみたんですが、なんか説明には練乳がどうたら、とあったので、ロクに読みもせんと、きっと生地に練乳を練り込んであるんだろうなあ、と思っておったところ⋯
ぐわっ!クリーム・パンみたく、中に空洞があって、そこにモロ、掛け値なしの、ホントの「コンデンス・ミルク」がそのままドロっと入ってたじゃないの!
も、も、も、ものスゴ〜く「甘いっ!」

練乳を入れて、ってのは文字通り、「そのまま」入れてあったのね?
いやあ、いきなりガブ!じゃなくて良かったです。下手に噛み付いてたら、なかのコンデンス・ミルクがダラ〜!っと出てきてエラいことになってたかも⋯
いやまあ、別にマズいってことはないですが、思ってたのと違う、っちゅう「ビックリした分」、あて外れだったことは確か⋯


気温はそれほど下がってはいないんですが、今日も雪が続いています。
その雪雲を透かして、うっすらと見える青空(↑)を撮影しました。
でもこの直後、青空は舞い降りる無数の雪の小片に遮られ、空は白一色になったのですが。

また、フと雪が切れたつかの間に、東の空に昇ってきた月に気づきました。

手持ち撮影ですから、これが限度です。
地表近くは降りしきる雪で目隠しされていても、上空では月が何事もなかったように輝いているんですねえ。当たり前ですけど。

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