Trumpet Reissued… Alligator Tales vol.57 06-12-10 SUN. | さて、かわってのアルバムは、これもまた現在ではカタログから落とされてしまった Trumpet 音源の AL-2800(!)そう、ここにきてようやく(一見)辻褄を合わせちゃったってえワケですねえ。 え?だってそーでしょうよ。先日もクドいくらい説明したとおり、これまで、すべての Alligator のシリアルは、4700 番台なら 4701 から、3900 番台でも 3901 から、と「必ず」 XXX1 から始まってるんですよ。それが、あの Sonny Boy を 2700 番台に割り込ませるのに、やむなく AL-2700、っちゅう「あり得ない」シリアルを当てちゃったもんだから AL-2801 が消滅しちゃってたんですよね。 で、今回はそれを強引に是正しようってのか、よりによって 2800 番台も AL-2800 から!っちゅうことにしちゃえ、てなもんでしょ。なんたって、そうしとけば AL-2700 なんてシリアルの存在も正当化できる、っちゅ〜ハラなんでしょうね。 つまり、ふつう Alligator のシリアルはすべて末尾「 1 」からスタートするのであるが、Trumpet の音源を使用したものに限っては「 0 」から開始することにしたのである!⋯ いえいえ、別に文句なんておまへんがな。好きにやったらよろし。 いちおー、順を追って行くと以下のよーになります。 1993 AL-2700 Clownin' With the World AL-2701 Strange Kind of Feeling AL-2702 Delta Blues - 1951 AL-2802 Deep South Gospel 1994 AL-2803 Goin' Your Direction AL-2800 Shout, Brother, Shout AL-2801 In the Spirit どうすか?オモシロいですねえ。 ⋯てなことはともかく、この AL-2800 の V/A : Shout, Brother, Shout、音の方はかなりオモシロいですよね。 ジャンプ・ブルースと R&B と DooWap がミックスされたよな「未分明」なごった煮どんぶりてなもんで、収録されているアーティストも、ロックンロールが「ちょっとだけ」香るよな Rocky Jones and the Texas Jacks や Sugar Mama では、なかなかシブさもある(?)ブルースを聴かせてくれる Sherman "Blues" Johnson and his Clouds of Joy(ぐふふ、どっかで聞いたことある名前でしょー?これに Mighty がつけば⋯)、そしてお馴染み(?)の Willie Love and his Three Aces(もちろん Myers 兄弟とはカンケー無いんでしょね?未確認)、かと思うとミョーにジャズぃな紅一点、Beverly White and her Trio。 どれも決定的な魅力とまでは行かないものの(確かに行ってたらソロ・アルバムも出来るくらいになって、「みんなが知ってる」存在になってたハズ⋯)、それなりにいい味を出してますよ。 あの London の Blues Obscurites シリーズもそうでしたが、せいぜいシングル二・三枚で消えて行ったひとたちの音でオモシロいのっていっぱいあるんですよねー。 ブルースの歴史は Chess のスタジオだけで作られたんじゃないから! さて、もひとつのほう、続く AL-2801、In the Spirit : Gospel and Jubilee Recordings of Trumpet Records は、そのタイトルでも「じゅ〜ぶんに」判るようにゴスペルのアルバムでした。 収録されているのは the St. Andrews Gospelaires*、the Blue Jay Gospel Singers*、the Argo Gospel Singers、the Southern Sons、Brother High Dent、the Carolina Kings of Harmony といった方々で(⋯とつい「敬語」になっちゃいますねえ、そのよーな「信心深い」みなさまに対しましては)、とーぜん、ゴスペルにヨワいワタクシにはなにがなにやらさっぱ判りません。 たぶん、「そっち」がお好きな方にとっちゃあ、実に貴重な音源ばかりなんでしょうねえ。 こころなしかジャケットのデザインまで、いつもの Alligator とは違って、なんだかココロが洗われるよな清々しい水辺の光景なんぞが使われておって、まことにチョーシがくるう⋯うっぷす、し、新鮮でございますねえ。 * ─ この二つは密接な関係があり、1930年代に Paramount に吹き込んだ Alabama 州 Birmingham のゴスペル・グループ(あるいはジュビリー・シンガーズというんでしょか、そこらゴスペルに「うとい」ワタクシにはよく判らないのですが、ゴスペルとジュビリーは違うんでしょね?日常の祈りの場ではゴスペル、祝祭のときのがジュビリーかな?⋯ま、それは「詳しいかた」にお任せして)、the Famous Bluejay Singers はメンバーとして Silas Steele、Charles Beale、James Hollingsworth に Clarence Parnell を擁するクァルテットでしたが、1940年には解散し、それが後にシカゴで再会し、Parnell 以外のメンバーに Charles Bridge を加えて the Blue Jay Gospel Singers を結成します。 それも 1950年に Silas Steele が the Spirit of Memphis に移籍したため新たに David Davney と Leandrew Wafford を加えクィンテットとなりました。 この頃に Mississippi 州 Jackson で the St. Andrews Gospelaires のマネージメントをしていた W.D. Andrews と出会い、以後、この二つのグループは一緒にツアーを行ったり、 W.D. Andrews の自宅に滞在したりもしていたようです。 いわば the Blue Jay Gospel Singers の Jackson 事務所みたいなもので、シカゴから出てきたときは必ずそこを拠点として南部諸州を動いた、と。 夕方から買い物を頼まれて、クルマで郊外のホームセンターまで行ったのですが、スーパーや家電量販店も一緒の敷地にあるせいか、もの凄い混みようで、駐車場だって空くのを待ってぐるぐる回ってるほど。 こりゃダメだ、と「もっと」郊外のスーパーに行ってみたら、さすがに家電が無いせいか空いてて、やっと駐めることができました。 この様子じゃヨーカドーなんかも混んでるんだろなあ。 今日は(まだ食料もあるこったし)行くのヤメとこーかね。 あ、そのヨーカドーじゃ全国の有名スィーツを集めました、なんてワゴン・セールやってるんだけど、今日でラストかな? 何度か見てみたけど、ど〜もピンと来るのがありませんでした。 同じヨーカドーでありながら、先日五所川原店でやってたのは「ほんとの」有名店のでしたが、今回のはかなり「落ちる」かも⋯ |
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No.1693