Blue Streak

Alligator Tales vol.60


06-12-13 WED.




AL-4834 は、Luther Allison の Blue Streak。
ここでは Magic Sam の What Have I Done Wrong がなかなかいい味を出しておりますが、でもいっちゃん(良くも悪くも)Luther Allison らしい、ってのはスローでギターを弾きまくる Watching You や Cherry Red Wine かもしれませんね。

1 - All The King's Horses
2 - What Have I Done Wrong?
3 - Big City
4 - Move From The 'Hood
5 - What's Going On In My Home?
6 - I Believe In You
7 - Cherry Red Wine
8 - Walking Papers
9 - Think With Your Heart
10 - You Don't Know
11 - Should I Wait?
12 - Midnight Creeper

Guitar – James Solberg
Keyboards – Ernest Williamson
Keyboards – Mike Vlahakis
Bass – Dave Smith*
Bass – Ken Faltinson
Drums – Rob Stupka (2)
Drums – Steve Potts (2)

Engineer [Assistant] – Jason Latshaw (曲: 1 to 6, 9 to 12), Jeffrey Reid (3)
Engineer [Recording] – Bob Ozowski (曲: 7, 8), Mike Iacopelli (曲: 1 to 6, 9 to 12)
Executive-Producer – Rocky Brown*, Thomas Ruf
Mastered By – Jay O'Rourke
Mixed By – Jason Hampton (3), Jim Gaines, Mike Iacopelli
Producer – Luther Allison (曲: 7, 8)
Producer, Engineer [Recording] – Jim Gaines (曲: 1 to 6, 9 to 12)
Producer, Guitar – James Solberg


前述の Magic Sam の一曲を除けば、すべて彼自身、あるいは彼とサイド・ギターの James Solberg の共作、となっているこのアルバム、まさに Luther Allison らしさ「全開!」てな感じで、「期待される Luther Allison 像」をきっちりと描き出すことには成功しているんじゃないでしょか。
で、そっから先は、このヴォーカルとこのギターが好きかどうか、っちゅういたって個人的な領域の問題でしょう。
録音は Cherry Red Wine、Walking Papers 以外の全曲が Tennessee 州 Memphis の 315 Beale Studios で、ミックスダウンが同じく Memphis の Ardent Studios と 315 Beale Studios。
Cherry Red Wine と Walking Paper だけは同じ Memphis ながら 10 Maple Studios での録音で、ミックスダウンは 315 beale Studios。
マスタリングは「すべて」Chicago、Monster Disc。

これもドイツの Ruf Records からのライセンス供与ですから、もちろんプロデュースには Bruce Iglauer はまったく参加しておりません。
ただ、クレジットのとこで、Special thanks to : に Blade Guitars の Gary Levinson に、と記してあるのですが、この Blade Guitars というのは、その Gary Levinson ってえ人が作った「スイスの」ギター・メーカーで、おそらく、この Blue Streak のジャケットで Luther Allison が弾いているのもそうだと思うのですが、ストラトキャスターやテレキャスターのシェイプを「流用し」、そのかわり「材」や「パーツ」で「差をつけよう」っていう一連のギター( Tyler であるとか Suhr、Sadowski あたりね)のグループに属する存在といえるでしょう。
それでも、ヨーロッパに生活の軸足を置いていただけあって、上記のアメリカン・カスタム・メーカーではなく、スイスの Blade Guitars を選ぶってのが Luther Allison らしいとこです。
で、ついで、と言っちゃナンですがギターの弦は Gibson から供給を受けてるようなんですねえ。
Special thanks to: で弦について触れるのは珍しいし、しかもそれが Gibson とは!ってのがイチバンの驚きでございました。
いえいえ、ダメとは申しません。それにその Blade Guitars には「なんでか」Gibson 弦が「合う」のかもしれませんからねえ。
ま、ワタクシ個人の「少ない」経験からは、こと弦に関しましては Gibson って「XXXXXX」で「XXXXX」な「XX」の弦(いずれも自主規制)って印象しかないもので⋯

そんなふうに Luther Allison がスイスの新興ギター・メーカーの意欲作を使用しているのとは対照的に、「見るからに」年季の入ったオールドらしき「きったねえ」ストラトキャスターをあしらった(実際にこれが彼のストラトかどうかは「不明」ですからねえ。ヘタに決めつけて「抗議」なんぞされちゃたまらん⋯実際にはテレキャスターやレス・ポール持った画像が多いしね)ジャケットなのが、次の AL-4835、ステディ・ローリン・ボブ・マーゴリン(いつから Steady Rollin' なんて「冠」がつくよになったんだ?)の My Blues & My Guitar。
ん〜、こうゆうのだったらブルースでも聞ける、なんてひともいるんでしょか。
本物の「どエスニックな」カリーじゃとても喰えんけど、ハウス・ジャワ・カレーなら食べられる、てなもんで(?)⋯
録音は North Carolina 州 Charlotte の Reflection Sound Studios。ミックスダウンからは Bruce Iglauer も関わってるようで、マスタリングは Monster Disc。

今日はまた、ちと事情がございまして、昼前からず〜っと手をとられてて、まったく iBook G4 の前に座ることができませんでした。
それでもスキをみては携帯( Willcom )からネットに「侵入」し、監視ポイントの巡回は怠らずにいたのですが、とーぜん、この BLUES Diary のごとき長文をあのケータイのキーボードで打つなぞ無理っちゅうもんだし、それに参照する資料を出すと、その間に打ち掛けの文章は消えちゃう、てなもんですから、まずは「多忙のため」いつものようにはいかん、っちゅう「お断り」を投稿させていただきました。
ようやく帰宅したのが夜 8 時過ぎ、そっからちょい急ぎ足でまとめたのが本稿でございます。
なんとか「それらしく」なりましたので、差し替えさせていただきました。
ちょと「薄い」 or 「粗い」かもしんないけどね⋯
え?いつもだ?なははは⋯

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