Wake Up and Live! Alligator Tales vol.63 06-12-16 SAT. | 昨日は全編 Long John Hunter で終わっちゃいましたねえ。 ま、たまにはいっか⋯ さて続いてはまたサファイアの Cleaning House( AL-4840 )、ま、たいして語ることもないのでスグ次、行きます。あっ、け、け、決して昨日スローダウンしたぶん取り返そう、なんて、そうゆうワケではありませんから! AL-4841 は Floyd Dixon の Wake Up and Live! でした。 もともとは Texas 州 Marshall で生まれ、どうやら彼が 13 才のときに一家で移り住んだ Los Angeles で Charles Brown などとの交流を経て自身の音楽を作り上げていったと思われる J. Riggins Jr. はどうやらいつのまにか Floyd Dixon と名乗るようになっていたようですが、それがいつからで、また、なんだってそんな名前になったのか?ってこともさっぱ判りません。 それはともかく、Floyd Dixon と言えばそりゃもう、あの曲! そう、Hey Bartender ですよね? やだなあ、お客さん、それを演らないワケないっしょ? ⋯てなワケで、とーぜん一曲目でございますよ! そのオリジナルは、たしか 1954 年から吹き込みを始めた Cat というレーベルからリリースされておりますが、もっちろん、みなさまはあっとーてきに Blues Brothers の演奏で「ご存知」かもしれませんねえ。 あるいはまた Koko Taylor のヴァージョンでしょか? さて、なかにはお気づきの方もおられるやもしれませんが、このアルバム・タイトルには「 Live!」ってのが入っておりますよね? でも、これはライヴ録音ではありません。 ここでの Live! は Wake Up and Live⋯つまり、朝、目が覚めて「まだ生きてる!」てなニュアンスでつかってるんじゃないでしょか? あるいはまた、もしかすると、このアルバムで採用された、まったく異例な録音テクノロジーに関連して使われているのかもしれません。 今回、このアルバムの録音を担当したプロデューサーの Port Barlow は、かっての 1950 年代の暖かみのあるトーンを再現すべく、苦労して「当時の」録音マイク(懐かしい RCA のヴェロシティ・マイクなどでしょうか?)を揃え、しかもそのマイクロフォン・ヘッド・アンプは「すべて」管球式で統一!そしてこれまた当時と同じ、完全にアナログながらマルチトラックの「テープレコーダー」で一発録りしたのでした。その意味ではスタジオ・ライヴであることは確かですからね。 で、面白いのはそっからです。 東洋の島国のガチガチ石頭の頑固オヤジ⋯うっぷす、きょ、強固な信念に支えられた筋金入りのオーディオ・マニアだったら、そのテープから、これも管球式のドライヴィング・アンプに入れ、カッティング工程!っちゅう図式にこだわるんでしょが、そこらさすが Alligator(?)、世はもはや CD 時代ですからねえ、そんなアナログ・ディスクじゃ販路が限られてしまう⋯ じゃ、どうしたか?っていうと、そのアナログ・テープから各トラックごとに「ディジタル・マスター」を起こし(!)、以後はそれをミキシングすることで最終マスターを製作しているのです。 まあ、この日記でも「度々」世のディジタル嫌いのじじ⋯うっぷす、ベテランのみなさんのこと、アナログの音がいい、ってのは、そのアナログ特有の「ひずみ」が好きだってことだ、と看破して嫌われておるのでございますが、ここで Port Barlow が目指した、1950 年代の「ウォームでリッチ、そしてファットな音」っちゅう表現に、その本質が現れておりますよね。 つまり、原音に忠実である「よりも」、暖かみのある、カドのとれた、耳に快い音、それを作るのだ、てな姿勢なワケ。 いえいえ、ワタクシな〜んにも文句なぞありゃせんがな。 それはそれでとても面白い行き方だと思いますよ。 あの時代のトロっとした音にもそれなりの魅力はありますから。 それにもはやワタクシなぞ、実際に「本気で」音楽を聴くときには(まあ、確かに日本の住宅事情ではやむを得ないのでしょうが)隣家に遠慮しつつ半端なヴォリュームで聴くよりも、その世界に充分に没頭できるヘッドフォーンによる鑑賞のほうが集中できて良いと、実際にスピーカーから音を出す機会は激減しております。 宏壮な邸宅の一角に、防音もしっかりした「リスニング・ルーム」を持ち、時間を問わず好きなだけの音量で鑑賞できる、という恵まれた方ならいざしらず、ワタクシのよな「庶民」はヘッドフォン・オーディオが一番身近なんですよね。 ま、ギター用のマルチ・エフェクタが軒並みに採用しているシミュレーション技術「なんちゃってマーシャル」やら「なんちゃってツィン・リヴァーブ」と同様に、そのうちヘッドフォン・オーディオでもそこらが「当たり前」になって、iPod variamp なんてのが発売され、それでは疑似ピックアップに始まって、アンプはなんにするか(やっぱマランツとかマッキントッシュ、あるいは英 Quad、はたまたもっと「コア」な A 級シングルで、タマは独ジーメンス or Western Electric?とか選べる⋯)またスピーカーも Altec Voice of Theatre、いや JBL パラゴン、うんにゃ英 Tannoy だな、なんて選べちゃう、てなモデルが登場するかもしれませんぞ。 で、そーなると、ガリゴリのタマ派は、ぶぁっかも〜ん!ホントにタマを使わんか〜い!ってんでオーディオ・アンプ部をわざわざ管球で自作し、電力を喰いそうだから、ハンディ・ヴィデオなみのヴォリュームのリチウム・イオン電池で給電し、スイッチを入れてちょっとしてほんのり明るくなるミニチュア管をうっとり眺めながら、ん〜次は GT 管でやってみっかな?なんてのたまう⋯ いやあ、いいですねえ、まさに老後の楽しみとしちゃあ最高でしょう。 いささかデカくて持ち歩きには苦労しそうですが、そのかわり、会うひとごとに、どうです、ワタシのは本物のタマを使ってるんですぜ、とイバれるワケですからねえ。 今日は買い物がしたい、っちゅう「ぷ」さんにつきあって五所川原です。 ↑ は「その前に」と森田・一番食堂で昼食してから五所川原に向かう「農道」からの眺め⋯ 周囲の田んぼを水面としてみると、ぽっかりと浮かぶ島。 社の杜です。 場所は森田から木造(きづくり)に抜ける途中・・・ あ、木造ときたら、そりゃもうパワフル KAWAZEN で「竹内きよゑ」さんのおいなりさんは外せません(?)。 いっちゃんデカい 8 個入りパックっての一度は買おう、と思ってるんですが、さすがにその存在感にメゲて、今日も 5 個のほうにしてしまいました。 で、夕食にこれを食べてるといつも思うんだよねー。やはり 5 個じゃ「ちょと」足りない・・・ さりとて 8 個じゃ多いし。う~んビミョーだ! こんどは 3 個入りパックが二つあったら、それ買ってきてみよかな? さて、せっかく五所川原に行くんなら、とワタクシも弘前にはない 100 円ストアで買い物をすることといたしました。 ま、100 均なんてどこも一緒じゃん!とお思いでしょが、いえいえ、どーして!仕入れルートが違いますから、弘前周辺に多い「 D 」系列では見た事ない商品がケッコーあるんですよ。 五所川原のそこと青森だと LOVINA ってビルの五階にあるショップがなかなか面白い品揃えをしています。 実は弘前にも D 以外の店ってのがあるんですが「ちょっと」ショボいんですよねー。 てなワケで 6 点もお買い上げ!(たって総計 630 円なんですけどね⋯) でも、青森県内の SNS で五所川原について語ってるのをみたら、地元のひとは「つまらない」とこだ、ですって。 う〜ん、タマに行くぶんには面白いんだけどなあ⋯ |
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No.1699