Satisfy?? Alligator Tales vol.64 06-12-17 SUN. | AL-4842 は、またウィリアム・クラークで The Hard Way。例によってあまり言うこともありませんが、まあ、あえて、となれば二曲目、Five Card Hand はあの One Room Country Shuck の作者、Mercy Dee Walton のナンバーですねえ。 ま、本人のヴォーカルさえ無けりゃブルースってえアルバムだな。 もちろんセルフ・プロデュースで録音は California 州 Culver City の Pacifica Recording Studios でマスタリングは Chicago、Monster Disc。 AL-4843 は Lonnie Brooks の Roadhouse Rules。 このアルバムでは息子の Ronnie Baker Brooks がギターで参加しております。 なんたって Lonnie(いい仕事しまっせ、ぐふふ)Brooks ですからねえ。さほどシリアスな感じじゃないんですが、でも、ジャケット写真じゃカッコつけてます。 収録された曲はそこそこヴァラエティに富んでて、飽きさせませんが、でも、これはいい!っちゅうようなキョーレツな印象を残すまでにはいま一歩、てなとこでしょか。 案外 Roll of the Tumbling Dice なんてえアコースティック系でハーモニカ(ワタシが「ハープ」と言わず「ハーモニカ」と言ってるのは⋯そう、シュガー・ブルーだから)なんぞあしらったナンバーが「いい」っちゅう方も多いかもしれませんが、ワタシはその前の Evil Twin みたいなのがいいなあ。なんだかハミ出してるものが感じられて。 あと、Before You Go みたいなバラード系も冗談っぽくて(本人の意向はどうあれ、ね)面白いですよ。 むしろこってこてのスローみたいな It's Your World(あ、ブルース進行ちゃうようですが)なんて曲になると、さらに冗談っぽく聞こえるのは、ワタクシの人格的欠陥に基づくものでございましょう。 でもまあ、どの曲も彼の場合は声を張ってるとこがインテンシティ的に効果を上げてる、ってより、どうも軽くおちゃらけてるよに聞こえてしまうんだよな。 録音は Memphis の 315 Beale Studios と Ardent Studios。ミックスダウンは Chicago の Tone Zone & Hinge Studios で、プロデュースは Jim Gaines、このアルバムには Bruce Iglauer は関わっていないようですね。 次の AL-4844 は C.J. Chenier の The Big Squeeze です。 一曲目の Au Contraire, Mon Frere ではいきなり真っ向からのザディコ(?)でガツ〜ンと来ますが、次はなんと Huey Smith の Don't You Just Know It のザディコ・ヴァージョン(?)で、これはこれでけっこーイケてるじゃない! Mixed Up and Confused あたりはワタシが好きなリフを活かしたギターやらしゃかしゃかなリズムが快い「ちょい」ファンキーなテイストで、ここらも面白い! かと思うとやっぱ、タマにはこゆのもなきゃあ、って 3/4 の Every Day I Have To Cry Some もなんだかホっとさせてくれますねえ。 Lie To Me にも似たチョーシのいい I Can't Judge Nobody もいいし、このアルバムはとりあえずザディコにとっついてみたい、っちゅうひとにはとっても合ってるかも? けっこうポップスなとこから、父の Clifton Chenier のナンバーまで、ザディコの風味をあくまでも尊重したこの音作りは、案外「保守的な」ザディコ・ファンにも容認されるのではないでしょか。 C.J. 本人と Bruce Iglauer の共同プロデュースで、録音は Louisiana 州 Maurice の Dockside Studios でミックスダウンは Chicago の Streetville Studios、そしてマスタリングはもちろん Monster Disc でございました。 さて、本日は遠いとこから友人が来てくれました。 任地から奥さんの実家のある秋田へ来たついでに、単身、弘前までクルマをトバし、とめごろおさんがブルース・セッションに参加でございます。 ⋯と言っても、セッションは今日これからですので、そのハナシはたぶん明日、になるでしょう。 まずは到着した彼と一閑人へ! 雪が降ってなければ「ひさお庵」まで行くところなんですが、大きめな濡れ雪がかなり舞い降りて来ておりますので、やはり近場、ということになりました。 一閑人、相変わらずの「きっちり」した仕事をしておられますねえ。それを受けて食後もクルマで市内を見物(?)しつつ、蕎麦のハナシばかり⋯ ホント、もっと余裕があって三日くらいいられるんなら、弘前以外の蕎麦屋、青森市新田の「無垢」や秋田県大湯温泉の「満月」なんてあたらしいとこも案内したいとこなんですが、なんせ一泊だけではそうも行きません。 それでも恒例(?)りんご公園と津軽漬けの鎌田屋でのお土産選びにオヤツ用チーどら。スケジュールはタイト(?)にこなしつつも、忘れてはいけません、新装なった CAFE JEEBA でのゆったりコーヒー(あ、そー言えば、なんだか「ちょっと」変わった客が来てたっけ⋯え?お前だろ、って?)。 前回は三月でしたから、それほど街が変化した、ってこともないのですが、でもルネスは変わってるし、和徳のガード(?)は全 4 車線が開通してるし、松キンの先の道路も出来てる!てなプチ・サプライズはある、と。 ついでなんで Loc Town まで案内しちゃいました。 そして夕食はこれまた「当然のごとく」三升屋さん! 今夜は 22 時からセッションで、明日は秋田に寄ってから任地へ向かうとのこと。久しぶりのブルース・セッションをたっぷりと楽しんでいただきたいものでございます。 |
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No.1700