Deluxe Edition

Alligator Tales vol.67


06-12-20 WED.




これまでも Alligator は、その内容に応じて、シリアル・ナンバーを

4701〜; 通常の(?)ブルース・アルバム
7701〜; 1978年からの V/A、Living Chicago Bluesシリーズ
9301; 1980年のフェスティヴァルを収録した Blues Deluxe
8301〜 ; 1980年からのレゲエ(?)のシリーズ
501; 同じくその EP
101〜; 1986年からの拡販用(?)Genuine Houserockin' Music
3901〜; 同じく1986年、Atlantic などの他レーベルからのライセンスもの
9201; 1992年に登場したクリスマス・アルバム(!)
2700〜; Trumpet 原盤もの。シリアルはめちゃめちゃ。
2800〜; 同上。番号デタラメ⋯

てな流れで来ております。無理を通してシリアルと発売順がパッパラパーになっちまった 2700 & 2800 シリーズを除けば、きちんと「システマチックに」分類されてまいりました。

その Alligator のシリアルに 1997 年、またひとつ新たなシリーズ、5600 番台が登場いたします!⋯と言ってもあの Trumpet じゃないんですから「ちゃんと」5601 から始まっております。
それらは Deluxe Edition と名付けられ

AL-5601: Albert Collins
AL-5602: Lonnie Brooks
AL-5603: Little Charlie and the Nightcats
AL-5604: Kenny Neal

という 4 枚がリリースされております。

え〜、試みに(?)Albert Collins のを見てみますってえと、AL-4713の Ice Pickin'、AL-4719の Frostbite、AL-4725の Frozen Alive、AL-4730の Don't Lose Your Cool、AL-4733の Live In Japan、AL-4743の Show Down!、AL-4752の Cold Snap と、ぜ〜んぶ「既に」各アルバムに収録されて発売されているトラック「のみ」で構成されており「ただの 1 曲として」このアルバムでしか聴くことが出来ない!なんてゆうナンバーは含まれておりません⋯
え?それじゃ「つまらん」て?
いえいえ、なにをおっしゃいますやら。たった 1 曲のためにアルバム 1 枚買う身になってみなはれ、ハラ立ちまっせ〜!
ですから、ワタシとしちゃあ、この選曲は、これから Albert Collins 聴いてみよかな〜?とか、ちょっとキョーミあるけど、どのアルバム買えばいいの?なんて方々にはタイヘン「よろしい」のではないか、と思っております。
そもそも Collins のファンだったら個別のアルバムで持ってますからねえ。
ですからなにも、他社で言うところの The Best of 〜、ってな風情のアルバムで、下手にファンを悩ませるよな「未発表テイク含む」なんて手を使ってないとこに、逆に Alligator の「良心(ま、25 周年アルバムじゃ「それ」は無かったようですが?)」を感じますねえ。

じゃがっ!ワシに言わせると唯一、気に喰わんのが、あの Honey Hush( AL-4713、Ice Pickin' 収録)が入っとらんじゃあないかあっ!ぶぁっかものぉ〜!
⋯と、シツレーいたしました。つい。

あ〜さて、残る三枚も同じよなもんでしょ( Collins と違って Lonnie Brooks なんて一曲ごとに出典を明記してないから、調べるのメンド臭っ)。おそらく未発表音源無しかな?
ま、なんにしてもいまやネットで 30 秒程度とはいえ、曲ごとに検聴できて、しかも 1 曲 150 円でダウンロード出来るワケですから、なんだったら、自分好みの選曲で一枚焼いちゃう、てな時代です。この手のベスト・アルバム的存在は「よほど豪華なブックレットでもつかない限り」その意味を失って行くんじゃないでしょか。
しかも、その際、モンダイになるのがあの CD のサイズですよね。
あれと同梱できる、となると(内容はどうであれ)ブックレットとしちゃ、まことにショボいサイズ、ってことになっちゃいます。
以前 RHINO から出た Otis Redding のボックス・セットではタテ二倍以上っちゅうリッパなのがついて来て、そこまで行くと価値も出てきますが、やはり昔のアナログ・ディスクのあのサイズには、どしたって負けますからね。
もっとも、そういう体裁もそうだけど、その内容( Biography や Discography など)が充実して「資料的価値」としても意味が無けりゃダメですけど。
アイドルじゃないんだから、やたら画像ばっか入れられても、ってとこでしょ。ま、ギターの画像なら多くってもいいけどさ(?)

で、これまたカンケー無いハナシではありますが、こうゆうブルースマンのステージ姿、あるいは録音スタジオでのスナップでもいいんですが、その人となりが捉えられているショット、ってのはかなり多いし、その価値も認めております。でもねえ⋯
いささか不純(?)の誹りは免れないでしょが、どうせだったらギターのヘッドであるとか(この AL-5602、Lonnie Brooks のジャケットが良い⋯じゃなかった、悪い例かもしれません。顔はしっかり捉えてるんだけど、ギターのヘッドが写ってないので Fender のストラトキャスターかどうか「判らない」んですよ。しかもコイツ⋯うっぷす、か、彼の場合、ヘンなカヴァーみたいなのをボディに被せてるんでよけー判らん!)一目で「あ、ジャズマスターだ!」なんて判るよな特徴的なポイントを押さえてほしい、といつも思うのでございます。
手のなかにすっぽり入って、どのメーカーのなんちゅうモデルか?ってのほとんど画像では分析不可能なハープとは違い、堂々とブランドが見えているワケですからねえ。


さて、ことしは今のとこ、さしたる積雪では無いのでなんとかなってますが、昨年まで、スパイク着装用としていた割と深い靴が、そのスパイクのラバー・ベルトのせいもあるのか、ちゃぶけてまいりました。
で、それの新しいの⋯と思ったら、なんと、あんだけ一世を風靡した Reebok のフィットネス・シューズ、「どこにも」売っていないのでございました。
ありゃりゃ〜、つうことは最近のゴッツくて大袈裟なスノー・シューズにするしかないのでしょか?
でもそれにスパイクつけると「さらに重く」なって、鉄ゲタじゃないけど、足腰の鍛錬(?)になっちゃいますね⋯

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