Reckless

Alligator Tales vol.69


06-12-22 FRI.




腹立ちまぎれに(?)昨日の二枚目、ちゃんとしたアルバム・タイトルもシリアル・ナンバーも記さずに終わっちゃってますねえ。
ま、いっか。
別にここは Alligator Records のサイトじゃなく、ちょっとイカれた Othum ってヤツの目から見た Alligator を綴ってるワケですから。

ただ、これは友人から指摘されたんですが、どっちかと言うとワタクシがケーベツ的に使ってるカタカナ名だと、むしろ、そゆのを好きなヤツが多い日本のファンが検索でたどり着き、ムカつくことが多いんじゃないの?と。
あはは、なるほどねえ。確かにそりは言えてる!
だから泥水教の信者とかが紛れ込んでくるんだよね。
こと国内に限って言えば、たぶんたいていのかたはブルースマンの名前をカタカナで入れて検索してるんでしょね?
だから Lurie Bell を「ローリー・ベル」と書いたり、Shemekia を「なんて発音すんの?」てな混乱も起きるワケで、なにより、本場(?)アメリカのサイトでカタカナじゃ検索できないですからねえ。

そりゃ日本のサイトだってスゴいとこはいっぱいありますよ。
ただ、全般的に「エピソード」っちゅうか、むしろ「伝説」と言ったほうがいいのかもしれないけど、どうしても日本人ってそういうのが好きみたいですよねー。
そんな「人柄が垣間見えているような気がする」逸話の数々⋯ま、そこら「忠臣蔵」みたく、ハナシとして面白ければ、吉良上野介は悪人でなきゃ「いけない」っちゅう「真実よりドラマ性」ってえ国民なんですから仕方ないのかもしんないけど。

さて、本題に戻りましょ。
え〜、AL-4849 は Luther Allison のドイツ RUF 原盤、Reckless(向こう見ず)でございます。

RUF 原盤とはいえ、録音とミックスダウンは、パリの Woodstock Studio で録音された Playin' A Losin' Game を除き、Tennessee 州 Memphis の 315 Beale Studios、RUF 用のマスタリングは、同じく Memphis の Cry Rock、後の Alligator 盤はさらにそれを再マスタリングして(とーぜん、at Monster Disc!)発売しています。
参加ミュージシャンは(⋯と、このアルバムでだけ急に詳しくなるのはなんでか、っちゅうと、Alligator の Discography ではそのクレジットが完全に欠落しておるからなのでございます。つまり、他のは同社のサイトを見れば判るんでいちいち書いてないけど、これはその穴を埋められる、ってワケね)
ギターに James Solberg と、息子の Bernard Allison( RUF 盤では一曲目となる Low Down And Dirty の作者でもある)、キーボードは Kurt Clayton、Mike Vlahakis、Rick Steff の三人。ベースは二人で Dave Smith と Ken Faltinson。ドラムでは Lloyd Anderson、Darin James、Steve Potts、Willie Hayes の四人がクレジットされています。
そして録音スタジオのとこで出てきたパリ、Woodstock Studio でアコースティック・ギターと絡んでくるハープは Maria Glen ってひとらしいですが、ワタクシ、まったく判りません。江戸川スリムさまなら知ってるかなあ?
バックに入るホーンは、これまたお馴染み(?)の the Memphis Horns ⋯Andrew Love-ts./ Wayne Jackson-tp.って、?ふたりだけかい。

まあ、なんと申しますか、このアルバム、全編を通しまして「良くも悪くも」Luther Allison そのものですねえ。
彼のブルースを好きなひとだったら、うん、Luther Allison はこうでなくっちゃ!てなもんでしょし、逆に嫌ってる、あるいは高く買ってないひとからすれば、そりゃ、クソミソに貶すまでは行かなくても、まあ Luther Allison だもんなあ、こんなもんだろ⋯なんてツメタく片付けられちゃいそ。
確かに「ブルース・ジャイアント」とは呼ばれそうにない、どっかうわずったよなヴォーカル、なんだかチャラチャラして聞こえる前のめりなギター⋯
「神様」視するファンって、このひとにはいないんじゃないか?っちゅう庶民性(?)を感じちゃいます。
まことにヘンなたとえで、どっちにもシツレーかも?ですが、シカゴの大御所やら神器ルシールを抱えた王様あたりが「XX神宮」クラスだとすると、この Luther Allison って、ヒョイと入った横丁の「XX稲荷」って感じなのねん。

なんだかいつまでたっても「ホントはあんまり歌、得意じゃないんだ」てな感じの(あ、ホントはどうなんだか判りませんよ。凄え自信があったのかもしんないし!)ヴォーカルを聴いていると、逆に「それでも」歌いたいんだ!っちゅう強い意欲みたいのを勝手に感じてしまうんですが、もちろんそれはワタクシだけの「誤解」である可能性、きわめて「大」なんですけどね。がはは

続いての AL-4850 は、ワタクシにはどこがいいのかさっぱり判らないコリー・ハリスで Fish Ain't Bitin'。
でも、こゆの好きな方はたくさんおられるんでしょうねえ。
録音とミックスダウンは New Orleans の Ultrasonic Studios、マスタリングは Monster Disc。

さらにもひとつ AL-4851 は「ステディ・ローリン」男、ボブ・マーゴリン。
ついでに AL-4852 はティンズレー・エリス。
お察しのとおり、このヘンについても、別に語るべきこともない(し、語る気がサラサラ無い)ので、今日はこれまで!


自分じゃ一切、年賀状ってのを出さないんですが、デザインやら、実際の製作までも依頼されることが多く、本日、その最後の納品が終わりました。
え?それで間に合うのか、って?さあ、どうなんでしょ。
こちらは、出来上がりが今日になるけどそれでもいいか?って確認の上で作ってるだけですからねえ。
ん?受付は 25が最後?
じゃ、いちおー間に合うんだ。
宛名書きだけですね、モンダイは。


ところで、あんまり年の瀬ムードを感じないのは、やたら雪が少ないせいかも?

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