Way to the Dream

02-10-02
地下鉄の銀座線で、終点の浅草に着いたら、進行方向に進み、階段を上がると、ああいかにも「地下」だなあ、という天井の低い改札です。
無事(?)通りぬけたら右の券売機の横から地上に出ましょう。
すると眼の前には大きな交差点が広がり、右前方には浅草松屋デパート、左を見ると交番があります。そちらに歩き出すと左側の視野がひらけ、見ると、墨田川の川下り遊覧船の乗り場と、その右をゆるやかに昇って行くのが「吾妻橋」です。
そして、その向こう、上空に輝くのはフィリップ・スタルクのデザインしたアサヒ・ビールのモニュメントです。
口の悪いヤツに言わせると金色のウンコってことになっちゃいますが、それを目指して吾妻橋を渡りましょ。
この際、出来れば向かって左側の歩道を行きましょう。橋のなかほどあたりで川面を覗きこむと、橋の下から現れて回頭する遊覧船が見えます。
干潮時など、水面から橋の下までに余裕がある時には船の上甲板?にもお客さんが上がれるんですよ。最近の「はとバス」ツアー客って、服に識別ステッカー貼ってるんですね。

対岸に着いたらすぐ左に曲がり、川沿いのプロムナードへ。
川に向かって何段ものステップになったこのあたりは、宵闇が迫るとともに、カップルたちが「くっついて」仲良くしはじめたりしておりますが、ムカつくからといって、石など投げつけたりしないようにね。
この右側にあるのが墨田区役所で、夏など、わざわざこの中を通り抜け、束の間の冷房でひといきつくのもまたよろしいかと。
上空には首都高速、そして前方には、川向こうの浅草松屋から出てくる東武浅草線が鉄橋を渡って来るのが見えるかも。

やがてプロムナードは右にカーヴして区役所前の通りにぶつかります。左に折れて電車の高架をくぐりますが、右の高架下にはラーメン屋さんがあります。
誰か、ここ美味しい「らしい」てなコトを言っておりましたが、ケッキョク一度も入ってみたことはありません。はたして、どうなんだか?
ここらで横断歩道を渡っちゃってもいいんですが、いやいや、もう少し川と対岸を左側に見ながら墨堤散歩とまいりましょう。
右は墨田区役所前から続く車道を挟んで旧水戸公邸跡(だと思ったぞ)と牛嶋神社(大晦日から年が明けると、すぐにここまで繰り出して、前年の破魔矢とかを火に放り込んだものでした)。

プロムナードの路面には、ランニングをする人たちのための距離が記されています。
やがて、いつも係留されっぱなしのような気がする白いクルーザーの向こうに、言問橋が近ずいてきますが、プロムナードはその下をくぐりますから、そのままで。
言問橋の下を抜けると、右には釣り堀があるんですよ。小さな売店もあって、この辺でくつろいでる人たちがケッコウいます。
そして地味だけど、小梅小学校が見えてきて、それが終わるあたりで、歩行者横断用の押しボタン式の信号がありますから、ここで車道を渡りましょ。
川に背を向けて入ってくと、クルマ一台が出て来るのがやっと、の狭い道に入りますが、道路右側にはガードパイプで仕切られた歩行者用のゾーンがありますから、ちゃんとそこ通りましょ。このまま直進すると大きな通りに出ますが、それが水戸街道(国道6号線)です。そこまで出て、左に行っても良いのですが、大型トラックの排ガスと騒音が「お好き」な方以外にはおススメいたしませんわ。と言うワケで最初の信号(左手前の角が「三囲神社」です)で左に折れましょう。

なかなか落ち着いた屋並みが続きますが2つ目の信号(さくら餅で有名な長命寺と言問幼稚園の先です)を右にやや戻り気味に鋭角に曲がり、今度は水戸街道まで出ちゃいましょ。
このあたり、すでに向島5丁目ですから(番地は10番台ですが)もう少しですよ。この水戸街道を左の水戸方向に向かいます。
歩いて行くと左側に「東京東信用金庫」があり、次の信号までの中間あたり、向島5丁目のバス停のちょっと手前に「ランチタイム」のノボリが!

店の前に漂って来るのは「ウ、ウ、ウナギだあ〜っ!」白地に家紋(?)を染めた暖廉を割り、引戸を開けると途端に鼻孔をくすぐる「ありとあらゆる美味を予感させる豊潤な香り」が・・・
ってとこで、目が覚めちゃった!ちえっ!もうちょっとでスーパーうな重喰えたのに!
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