Time slip

52 years


07-01-25 THU.





母の遺品を見ていたら、もう 40 年以上も前に死んでしまった父が写り込んだ写真が出てきました。
市内の劇団に自宅の土蔵を練習場所として貸していたくらいですから、演劇には理解があったのでしょう。
おそらく公演がはねた後の、スタッフも揃っての記念写真でしょうか。そこにはまるで演出家ででもあるようにエラそうに足を組んだ父の姿がありました。

この写真の中の父はおそらく 30才ほどでしょう・・・若いなあ。

1955 年の撮影ですから 52 年も前のみなさんですねえ。
後列など、まだ二十代?に見えるかたもおられますが、どしたって還暦を過ぎておられるハズ。
父もそうだけど、もうすでにこの世にはおられないかたも出てきてるんでしょうねえ。
(いま統合移転作業をしている 2023 年からすると、撮影時から 68 年が経過してますから、写真のなかの若いひとですら、おそらく +68 才となると⋯)
この写真が撮られたときのワタシはまだ 7 才だったハズで、父しか見覚えがないのですよ。
ちゅうか、父がその劇団とどのような関わりを持っていたのか、まったく判ってません。
ただ単に稽古場所を貸していただけ、としてはこの写真じゃ「エラそうにし過ぎてる」よな気がするんだけどな⋯
ええ、父とは距離がありましたね。思い出せるのは、いつも不機嫌だった、ってことぐらいかも。
ワタシとしちゃ、当時新設された高校に第一期生として入学したかったのに、ゼッタイ許さずカメラ買ってやるから!と旧来の高校に変えさせられた、ってのがイチバン(?)の思い出でしたっけ。
その父が急死したのが、この写真の十年後くらいでしょ。

しっかしまあ、この写真がネット上のこんなところに「ある」ってこと、関係者の誰ひとりとして知らないまま流れて行ってしまうんだろな⋯見るヒトによっちゃ大感動!のイチマイになるかもしれないのにねえ。


一連の行事(?)も一段落して、やっと一息ってとこですが、なにより一番、ココロの負担が少なくなったのは、これでタバコの煙に悩まされずに済む、ってこと!
いくら換気扇を回しても室内はたちまち汚染物質で飽和!
最後のひとりはワタクシの息子でしたが、それも夕方の飛行機で東京へ帰る、ってんでバス・ターミナルまで送って行きました。
みんな帰って、これでやっとクリーンな生活が戻って来る⋯

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