Daily Crisis

Technology


07-01-30 TUE.




夕方、買い物から帰ってきたとたんに消しゴムを忘れてたことに気付き、しかたない、と近くのコンビニに向かいました。
と、信号が青になってさあ渡ろう、ってとき、向こうから発進したクルマの横に、急ブレーキでぎりぎり止まった軽トラが突っ込んで来た!
もう、信号は完全にこっちが「青」なんですが、なんと、そいつ携帯で話しながら突っ込んで来たのでした。
やれやれ、あんだけ運転中の携帯電話の使用は禁止!って言ってるのに、こゆバカがいるんだよなー。
今回はギリギリで止まれたから良かったけど、あと 30cm で確実に事故ってたよ。
自分の側の信号が赤だ、ってこと、話しに夢中になってて気付いてなかったんだろっ。
ひところは取り締まりもけっこうしてたみたいだけど、ぜ〜んぜん減ってないよねー。
携帯を片手に持って話しながら運転してるヤツ、いちんちに何人も見るんだけど。

こりゃもうニンゲンに頼ったりせず、クルマ&ケータイの「ハード」でなんとかするっきゃないのかもね。
ドライヴァーズ・シートの上にセンサーをつけて、ケータイの通信が始まるとエンジンを停止させる。
あるいはエンジンをかけると強力な妨害電波が出てケータイが使えなくなる⋯
そうまでしなきゃダメだってのも実に情けないけど、いまだに空き缶のポイ捨てひとつ絶滅できないんだから仕方ないでしょ。

ハードで無理矢理に、っての確かにニンゲンに対するブジョクではありますね。
でも、もしあの 9.11 で使われた航空機が GPS で位置情報を正確に把握し、この地区では高度 2000 フィート以下には「絶対に降下できない」という制御の下にあったら、あの破壊活動は失敗していたハズです。
また、視界の悪い中で山腹に激突、なんて事故も起きないワケで、今それをやろうと思えば決して不可能ではない技術を人類は手にしているのに、それを行わないとしたら、それは「怠慢」と呼ぶべきでしょう。
もちろん、それには当然コストがかかります。
でも、失われてしまう人命を考えれば、決して「無用に高価」なもの、とは言えないハズ。
こと競争原理のあるところ、必ずコストは関わってきます。
でも、それを優先しては、あのような悲惨な事態を回避することはできません。


行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず⋯

鴨 長明の「方丈記」の書き出しのあまりにも有名なフレーズですが、いつも見慣れたこの川も見た目に同じでも、もはやそこにあるのは昨日とは、さっきとは違う「水」なんですよね。

そして水面に映える残照が美しいこの川も、「水」としては汚れ果てている⋯

「美しさ」と「質」の間には相関関係は「無い」んですよね。
美しく、質も良いものもあれば、美しいが質の劣るもの、美しくなくとも良質なものもある。
相関していてほしい、というのはロマンチストたちの「願い」なのでしょうが、なかなかそうも行かないようで⋯

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