Sweet Magic

02-10-05
なんだか久しぶりに天気のいい週末じゃない?
陽がさしてるけど、そんなに熱くもないし、風はあっても、冷たいわけでもないし。こんな日には HONDA Beat ver.Cをフル・オープンにして、「ぷ」さんを横に乗せて近郊の田園地帯をゆっくりと走ります。

津軽平野では、稲の刈り取りが始まっていて、およそ見た限りでは二割強くらいの面積が終わっているようです。
刈り取ったばかりの田の横を通り過ぎると、オープンにした車内には「草いきれ」とも違った独特の香りが巻き込まれてきますね。そしてそれに混じる土、あるいは泥の匂い。
あの水田の、泥と太陽と雨と風の中から、研ぎ出すとあれほど美しい白い結晶のような「コメ」が出来るんだからスゴい。
人間にとって「コメ」は効率の良い「食料」なのですが、稲という植物自体にとっては、次世代に接ぐ「存在の指令」あるいは「意義そのもの」である訳で、それが、あれほどにピュアな「コメ」というものになる理由なのでしょうか。

黒石市内の一角で、古いお餅屋さんが店舗をリニューアルしてたので寄ってみます。
福々しいおばあさんが店番をしておられました。「蕎麦おやき」は売りきれだったので、おいなりさんとおはぎを買ってきましょ。これ、今日の晩ご飯。
ここのおいなりさんは紅ショウガ入りでゴハンがピンクがかってます。
ほんのり甘く(なんでか、寿司飯を甘くするんですよ、この辺じゃ。太巻きなんて特にそうですね。一般家庭の太巻きやおいなりさんは「オヤツ」感覚なのでしょか?あ、でも、お寿司屋さんの寿司飯はそんなコトありませんからごシンパイなく)、しかもお揚げさんもケッコー甘めに炊いてますから、ますます甘〜いおいなりさんが出来るってワケ。
でも、嫌いじゃないですよ。醤油で色が濃くなっちゃったおいなりさんは、かえってすぐ飽きがきちゃいますね。
濃ゆい色の小ぶりな「いなり」もタマには美味しいんですが、やはり家庭の味(ウチの場合は三十年以上も前に死んだ祖母の味ですが)の記憶というものがあるようで、いまだにそれに近い、味わいも「やさしい」おいなりさんが好みでございます。

もひとつの「おはぎ」は、ちょっと甘いなあ。ってアンコだから甘いのはあたりまえなんすけどねえ(あ、昨日も「寿家」にお見えになってたっちゅう、弱冠19歳と5ヶ月のN嬢はアンコが苦手だったんだっけ?ぷぷぷ)。ウチのはホントに甘くなくてカネハ(昔のウチの屋号です)のおはぎはマズい!と有名でした。
田舎のヒトは「甘い」イコール「うまい」というヘンな固定概念があるみたいで、(特に名を秘す)市内の某レストランで、東京からUターンしてきたシェフの作った料理が不評だったので、先輩のアドヴァイスを容れて、どの料理にも「お砂糖」を加えてみたところ、途端に「旨くなった!」と客が来はじめたそうですから。
もっとも、これは20年ほど前の話で、最近ではそれほどヒドくはないと思うのですが、どっかに、その傾向が残っているような気がします。

夕方近く、久しぶりに BLUES’Nへ。
かつさんのサイトに、サン・フランシスコ・ブルース・フェスがアップされてますよ、って URL教えたんですが、ダディ正井氏の PC、最近チョーシ悪いらしく、なんか HP 読み込んでる途中でダウンしちゃうんだって。それでつい bbsもほったらかしなのねん。ってそれは前からか?
もう、筆不精ならぬネット不精なんだから。
permalink No.175

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