Casual Lunch?

the Price


07-02-10 SAT.




先に青森市浜館のカッコばっかりで味はイマイチだった「Y」というソバ屋に行ったときに見かけて、それいらい気になっていた「定食屋さん」に今回、「ぷ」さんと一緒に初めて行ってみました。
店内に入ると左側にカウンターがあって、揚げもの、焼き物、煮物、麺類、ご飯&味噌汁なんてふうに並んでて、最後が清算、となっておりました。
そこで勘定を済ませるとあとは盆を自分で持って、店内、空いてる席に座ればいい、っちゅうワケ。
混んでたらどうしよう、と思いましたが、外のパーキングがいっぱいだった割には空席があって(つまり一人で来てる人が多いみたい)余裕でございました。
ワタクシは豚の生姜焼きにメンチカツ、山芋とろろに青菜の煮びたし、豚汁に中飯。「ぷ」さんは煮込みハンバーグにフキの煮物、味噌汁と小飯、これで二人で 1,500 円と「豪遊(!)」した割には安いじゃないの。
こないだの「Y」では「まあまあだった」ソバ代が二人で 2,200 円だったことを思えば、こんだけヴァラエティに富んだメニューを楽しんでこの値段はヒジョーにケッコーざます。
ま、ソバが高過ぎるってのもあるんでしょうけど。
その「Y」なんて建物の外装も内装もかなりカネかけた、って感じでしたから、それペイするためにゃついつい⋯なんでしょうね。

弘前市内の「ますみや」さんみたく「もり」の大盛りで 500円って「生活派(?)の」お店から、青森の「しもばしら」みたく「もり二枚」で 1,600円にもなる「趣味派(?)」のお店じゃ、なんだか「格差有り過ぎ」って感じもありますねえ。
ま、それに見あう「満足」が得られるんであればそりゃいくら払おうが、その方の価値観でございますからワタクシが口を挟むとこじゃございません。
ございませんが、やはり、なんとなく割り切れないキモチは残ります。

もっとも、やたら凝り凝りのお店で出してる蕎麦の値段ってのは別に「味」に比例してるワケじゃなく、稀少性やら、手間、はたまた店主の勝手な「思い入れ」(時に「思い上がり」!)なんてもんで決まってるよなもんですから、どだい合理性なんてのをそこに期待しちゃいけないのかもしれません。

かと言ってあんまり無頓着なお店ってのもちょとシラケちゃいますから、そこら「程度」っつーものが大事でしょね。
結局、やっぱここが一番、となっちゃう「ひさお庵」なんて、そこらのバランスがいいんですよ。
凝り過ぎず、しかしぶっちゃけ過ぎず、安くはないけどバカ高くもない⋯

蕎麦の値段が二倍のお店ってのは、まあそれなりに美味かったりするワケですが(もちろん「高いだけ」のお店もあるけど)、それが十倍のお店が二倍の店の五倍「美味いか?」ってえと、断言できます。「絶対、そんなことはない!」二倍のお店より「ちょっとは」美味しいこともあるけど「美味しくない」こともザラ、でございます。

やはりねえ、ものにはみな「まっとうな」お値段つーものがあって、もりそば一枚 8,000円!なんて蕎麦屋は「潰れるほうが世のため」ってもんでしょ。
「たかが」ギターいっぽん、レス・ポールが「ン千万円」だなんて、そんなのを買うヤツも折り紙つきの「どアホ」!



かっては大きな家具屋さんだったとこが廃業して解体されてます。
その向こうにはそんなことカンケー無いね、ってすました岩木山。
なんだかどう見ても二月上旬の眺めじゃないよねー。






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