Dance, dance & dance
02-10-06 | | どうやら晴天は昨日で使いはたしちゃったみたいで、今日は薄曇り。 こーなると、あまりレーサーに乗る気もしないので、街歩きといたしましょ。 そしたらヨーカドー横の通りをふさいで、「あどの祭り」とかゆうのやってました。付近にはネブタもスタンバってて、暗くなると灯を入れて出てくんのかなあ?
あどの祭りっての、どうやらダンス・パフォーマンスのイヴェントがメインらしく、最近むやみに増殖している「よさこいソーラン」系らしい、センスの悪いヘンな衣装で揃えた若作り、って感じのヤンキー系?のオバハンがうようよ。と、書き方があまり好意的じゃないのは、この「流行(はやり)」がお気に召さないからでーす。 あ、でもそんなんばっかじゃなく、ちゃんとコリオグラファーが仕事してるな、ってゆうキレのあるダンス・パフォーマンスもありました。 そうゆうヒトたちはもう見るからにカラダのつくりが違ってます。 よさこいソーラン系のみなさんは、ただ立ってる時で見ても重心が低いトコにあって、しかも背筋がシャンとしてないから姿勢があまりよろしくありまへん。 ダンサーはまず重心が高いとこにあって、しかもフラつかないんですよ。背筋も「意志」で伸ばしてるんじゃなく、鍛え抜いたことによる「肉体の記憶」として吃立してる。
日本的な群舞の形式としてのメンバーのシンクロナイズは、阿波踊り、それも女踊りに集約されるのではないでしょうか? あの統制のとれた「振り」を見ていると、あの囃子の騒音の中で一瞬の「静謐」すら感じてしまいます。 あるいは男衆による「あばれ踊り」の一見デタラメに見えて、全体を見ると見事にシンクロして波打つ流れ。 たとえテレビででも、それを見てしまったからには、「よさこいソーラン」はあまりに詰めが甘すぎます。あれじゃ「学園祭」だね。いや幼稚園の「お遊戯」か?
昔、ネブタの前に手踊りの一団を付けて運行していた町会がありましたが、全員、青森のハネトとはまったく違う地味な浴衣で揃え、旋回と小さな跳躍を折り込んだその踊りは阿波踊りの女踊りにも通じる美しさを持っていたように記憶しています。 ところが、現在のネブタでは、そのような前踊りがあると、審査上、不利になる、とか聞きました。 ふ〜ん、なんでやろ?でも、禁じてないだけマシか?
以前に、これもテレビで中国の少数民族の踊りを見たことがあるのですが、それは男女の出会いをもたらす踊りでもあり、踊りを介して、まるで対話をしているようでした。 そこで着飾った女性が手をかざしてクルリと旋回するさまが、夢のように美しいのです。 そして、その振りが日本の手踊りにも受け継がれているような気がします。風の盆、阿波踊り、黒石の流し踊り・・・ でも、いまのとこレヴェルの低い自己陶酔としか思えない「よさこいソーラン」なんかもやがては「日本の踊り」として定着して行くのでしょうか? それまでに、なんとかして万人の鑑賞に耐えうるレヴェルにまで、その「振り付け」も「衣装」も、踊り手の「肉体」もレヴェル・アップしていてくれたらいいんですが。 なんて、またヨケーな事を書いてしまったよーな気がするぞ。 りっきーさんにツッコまれちゃうかも。
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