Sweet for my sweet

02-10-07
ウチの板に、いつも「BLUES日記」読んでます、という方が投稿してくださいました。
そのBCさんも以前、田舎にお住まいになられていた時期があったらしく、その時にこの地域での「甘さ」では感銘?を受けられたようです。

私自身、甘いものは大好きで、ケーキ、和菓子、点心など、「旨い」と聞けば大体三日以内にはその店頭に現れる(?)方なのでございます。
でも、それはいわゆる「お菓子」というジャンルの食品が好きだ、ってだけで、ギンギンに甘いのが好き、と言う「砂糖好き・糖分量依存症」じゃあないんですよね。
どうも「甘いもの好き」っていうと、そのヘン誤解されることが多くて、どっかで買ってきた「おはぎ」が甘過ぎる、なんてえ時に、あいつなら甘いもん好きだからヨロコんで喰うだろ、なんて持って来られるとアタマ来ちゃうんですよ。そうゆう意味じゃねえっつーの!
しかしまあ、あんこにしたところで、砂糖を「これ以上は溶かし込めない」ってえ飽和濃度までブチ込んだのなんて、カンベンして欲しいものですよ。

そのBCさんから、杉浦日向子さんの「大江戸美味草(むまそう)紙」をご紹介いただきました。味にまつわる江戸文化のあらましを、彼女ならではの情熱で追求したもの(ってまだ読んでないんで、あくまで「予想」なんですが)のようです。
そう言えば、かの「恨ミシュラン」にも一項目をさかれていた駒形の「どぜう」もどうやら俎上にのせられてるようです。
コータリン(りえぞう先生によれば「あのこっぱげ」)こと神足裕司氏も書いておられましたが、どだい「どぜう」なんてえ日本語は「無い」。
本来、「どじゃう」と書いていたんですね。
なのに駒形の初代が字数が「四」は縁起が悪い、ってんで三文字の「どぜう」をひねり出したってゆうじゃありませんか。それが二百年近くも続いちゃったもんだから、それが定着しちまったらしいんですねえ。

あ、ワタクシ、いまだに「どじゃう」だけは、自分でカネ出して喰う気はしません。なんて書くと、ならワシが御馳走してしんぜよう、なんてえ方がおられるやもしれませんが(いない、いない!)、だったらどじゃうなんぞより、あっしはウナギのほーがいいなあ。
寿家の。え?甘い?
ってえことで話題が「甘い」にメデタク?戻ったところで・・・
たしかに昔は砂糖が贅沢品だったようで、その意味ではその家の味の「甘さ」こそが一種のステータスだったんでしょうね。
BCさんによれば、杉浦女史の「大江戸美味草(むまそう)紙」に、そのあたりのことが描かれているようですから、近いうちに読んでみようと思います。

ところで、富田大通りからちょっと奥まった「松本古代まんじゅう」を HP に記載してありますが、いまだに休業中のままのようで・・・ と思ってたら、中土手町の老舗菓子店、「開雲堂」にも「古代まんじゅう」がございました。
やや大きくなって120円ですが、通りすがりに見かけただけで、まだ買ってみてないので味は判りません。かなり甘そうな予感が。

さて、先日のりっきーさんからいただいた「お宝ヴィデオ」、8mmVIDEOに落としてとめごろおさんに送りました。笑っていただきましょう。
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