+VOX

with BLACK MOSES


07-03-05 MON.




いやあ、昨日のセッションでは例の VOX、リヴァーブつき PATHFINDER を投入したんですが、なんだかこいつと Black MOSES の組み合わせって、実に「いい」!
会場に持ち込む前に 4 時間ほど FM 離調ノイズをかなりな音量で流して「慣らし」もしといたんですが、新品アンプによくある、スピーカーのエッジがこなれてないかのような「ノン・リニアー」な感じも無く、なかなかに陰影のある表現を忠実に出してくれてました。

でもまあ、Red Hot なんて、デフォルトでコンプレッサーがかかってる!てなセッティングなワケですが(なんたって PANDORA「付き」ですからねえ)、それって、特に某 R 社の BC なんてアンプじゃ、音消えがトートツすぎて余韻もクソもありゃしない、っちゅーとっから「実装」しちゃったもんなんですが、この VOX、なかなかに「ピアニッシモ」まできれいにフォローしてくれるし、フォルテッシモで崩れることもない、うん、ケッコー懐の深い表現力を持っているようです。
こうゆう特性のギターだったらコンプレッサー回路は「いらない」んですけどね。

実際に BLACK MOSES は、一切のエフェクターを介さずに、直接アンプに突っ込む!っちゅう、ワタシとしちゃあ滅多にないセッティングで使いましたが、それでなんの不満も感じさせないんだから、いやあ、ホントに良く出来たアンプですよ。
ま、小出力だからできてるんだ!っちゅうウワサもありますけどね。いいのじゃ、音量の足りないぶんはマイクから PA に出すことで(音の感じはちょと変わるけどね)カヴァーできますから。

ところで、このアンプに実装されたリヴァーブって多分デジタル・モジュールだよね?
Eddie Taylor なみに「フル・アップ!」っちゅうセッティングでも、さほど不自然じゃなく(あ、ワタシは、って意味ね。ハタで聴いてた人たちはちゃう印象をお持ちかもしれませんが⋯)、割と素直な疑似残響効果だったように思います。
うん、これだったら、たまにとめごろおさんが来ても、これ使ってもらえばかなりイケるんじゃないかなあ。



↑これ、なにを写したのか判ります?
割と低い層にある薄い雲の上空を飛行機が通過してった後にできた飛行機雲の影なんです。


遠くの斜面で柴を焚く煙が⋯なんてえ表現は源氏物語からのパクリで、実際にはなにを燃やしているもんだか?なんですが、ま、そこそこ風情ある眺めであるなあ、と(?)。

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