It's so beautiful...

Hand vs. Machine ?


07-03-22 THU.







ここんとこヨーカドーの 5F に入っている新星堂にはあまり近づかないようにしておりました。
なんていうと、はは〜ん、ギターとか見ると欲しくなっちゃうからだな?なんて思われる方もおいででしょうが、ゼ〜ンゼン違うんざんす!
ほら、あの気色悪い「千の風がどうたら(?)」ってえ、「どだ!ウマいだろ!」っちゅう歌を店頭で「しつこ〜く」流しており、ワタクシ、あれが耳に入ってくると「嫌悪」を通り越して「憎悪」すら覚えますから、その近くには行かないようにしておりました。
しかるに本日、地下で買い物する前に、某雑誌の様子を見る(つまり、オモシロそな記事があれば買うけど、っちゅう検分ですね)ため、新星堂に隣接する書店に行ったところ、珍しくそいつも、あるいはもひとつワタクシにはそれ聞くと吐き気をもよおさせる某 XーXX(こっちは「憎悪」すら通り越して「殺意」のレヴェルざます!)もどっちも流しておりませんでした。
ほほ〜、そゆ日もあるのね?となにげに新星堂に入ってみましたが、ま、Rock Inn ほどじゃないけど、そこそこ楽器も並んでて、見るぶんにはまあまあオモシロいですねえ。

もっともワタクシ、楽器店で探す、と言えば、なんじゃこりゃ?てなちょとイカレた小物がメインですから、さすがにそゆのは、先日の都内の大型楽器店にはかないません。
で、やはり感じたのは「メイプル・ネック」いえ、より正確に言えば、「メイプルのフィンガー・ボード」のギターの凋落ぶり、でしょか。
ちょうど '90 年代後半から 21 世紀初頭にかけては、どのお店でも、ストラトのネックの指板がローズとメイプルで半々、いえ、ところによっては七割以上がメイプル、なんてシーンも確か記憶しておるのですが、それがいまやどうでしょ。
ヘタすっとメイプルが一本もない!なんてお店までありますよね。

う〜ん、まさに人の世はうたかた、昨日までの覇者が今日はこうして片隅に追いやられる⋯

ま、どっちか、ってえと、ギターの指板ってのはもともとがハカランダであるとかブラジリアン・ローズ、そしてエボニーなどといった「暗色」の木材で作るのが「当たり前」だったみたいですからねえ。
メイプルなんてえ「白木」で作る、なんてのはギターを「美術工芸品」から一気に「工業製品」に転換させた レオ・フェンダーの功績なんでしょうね(あ、創始者は知りませんよ)。
ボルトでネックとボディを結合さす、なんて「荒技」ありゃこそ、ネック材質や指板の材料だって選択範囲が広がるワケですから。
ネがケーハクなワタクシには「そこ」がまたたまらんのでございますが。

どーも、Gibson の ES-335 TD あたりを見ておりますと、その仕上げであるとか細工の見事さなど、わたくしにはあまり価値が感じられないところに力点がかなりかかっておるなあ、と思えて、極端なハナシ、「重い!」
そう、実際の重量のハナシではなく、その存在にこめられたクラフツマンの努力の跡が、重荷なのでございます。
なんだか、あだやおろそかにはできないぞ!っちゅう感じで。

そこら Fender はあのとおりですからねえ。
Gibson に比べたら、こりゃもう明らかに「パッパラパー」⋯あ、Fender さんごめんなさい!いちおうホメてるんですが。
そんなワケで、ワタクシには Fender がどうもしっくり来るようですね。

じゃ、この左の画像のギターはどーなんだ!どー見たって Fender じゃねえぞ!と思われるでしょが、そりゃアナタ、そんなワタクシだってタマにゃあ魔が差すってえことが⋯

なお、明日までに当てれば賞金二万円、なんてことはやっておりませんから!
三つも四つも書いてメールして来ないように!
そ!そこのキミだよ!

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