SO BAD?,
TOO BAD!!


02-10-20
昨日のことになりますが、黒石市の国道102号線沿いにあったハンバーグなんかのお店だったところが、突然ソバ屋になった、ってんで面白半分でさっそく行ってまいりました。

昼前後はソバ屋で、夕方からは居酒屋になるってんで、あ、こりゃフツーの蕎麦屋じゃねえな!ってのが「むんむん」ですよ。
行って見たら案の定、以前のレストランの居抜きって感じで、椅子テーブルはやはり「西洋風」でございます。しかも、メニューを見ますってえと、ソバを使ったオモシロ(おちゃらけ?)メニューが並んでますねえ。オムライスとソバのセットメニューとか、中華麺じゃなくソバを使った「焼きソバ」とか。ん?それってどっかで見たなあ。
あ、弘前から国道7号線で青森へ向かう途中にあるしょーも無いソバ屋とおんなじじゃん?あそこも日本ソバ使った焼きソバやってたもんね。
ひょっとしてチェーン?いやいや、向こうは曲がりなりにも、夜までソバ屋だかんね。こっちは夜、呑み屋さんになっちゃうし、外に洩れてくる匂いがちゃうなあ。
向こうはソバ屋っつーよりトーフ屋(あ、尊敬に値する、ちゃんとした仕事をしているとこは「豆腐屋」と漢字で表記するコトにいたしております)の匂いでしたが、こっちは一応ソバ屋っぽい匂いはしとりましたよ。匂いだけは、ね。

すっかり戦意(?)を喪失したワタクシはやぶれかぶれで「オムライス+ざる」っちゅう世にも恐ろしげなセットメニューを頼みました。せめて、どっちか一方はマトモであって欲しい、という願いをこめて。とんだ道連れっちゅう目に遭った「ぷ」さんは、あったかい舞茸ソバです。被害(?)も最小限にとどめられそうだから!
さて、セットのザルソバですが、ソバそのものはやや黒っぽい、でも並みのソバです。
だがしか〜し!ツユでげすよー、問題は。
めちゃめちゃ甘いんですっ!「甘みが勝っている」じゃなく、文字通り糖分で「甘い!」。
ふうむ、あからさまなド田舎仕様じゃな?ま、唯一の救い(?)はオマケに付いてくる「天カス」でしょねえ。これ、ツユにほり込むと、まあなんとか「冷やしタヌキ」を喰ってるんだ、と思い込めないコトも無い、と。
オムライスのほーはタマゴにとろけるチーズでも合わせてあるんでしょうか、やたらに糸を引く(!!)のがナンですが、まあ、普通のオムライスでございましたよ。
マズくはないですが、旨い、ってほどでもない。そりゃあサルティン・ボッカのオムライスに比べられたら、もう尻尾を丸めてコソコソ逃げ出すだろなあ、とゆうレヴェルではございますが。
なにしろ、サルティン・ボッカのオムライスときたら、まわりのタマゴのみならず、中の本来ならチキン・ライスであるべきところが小エビなどを具にしたしっとりとした、どっちかというとややリゾット寄りのピラフって感じで、よくあるボソボソした感じがまったく無い滑らかなものですからねえ。
そこに半熟がかったタマゴがとろん、とのっかってて・・・

おっとっと、忘れるとこでした、どちらのメニューにも「あらずもがな」のタマゴ焼き(店名の烙印が)一切れが付いてきますが、オムライスにゃあ要らんじゃろ。こんなボソボソしたタマゴ焼き。
あ、そうそう、「ぷ」さんの舞茸ソバ。まあ、ありがちな出来でございましたが、やはり甘さが目立ってますね。
食べられない!なんてヒドい味ではないんですが、もいちど食べたい、とはゼッタイに思わないな・・・

う〜む、どうも、この店の力点は、夜の居酒屋タ〜イムに置かれとるのかのう?
ソバはどれもアブノーマルなメニューばっかだし(この店に無いメニューは、きつね、たぬき、ふつーの天婦羅蕎麦、もり、つけとろ、おろし・・・ )、やたらセットメニューが多いところなど、「ソバをマテリアルとするファミリー・レストラン」ですね。
夜は来てみないと判らないけど(ってここまで呑みに来る気なんぞマッタクせんが。どうせ来るなら「わらしべ」のヤキトリを肴にするほーがええわい!)面白メニューも揃った、変わった居酒屋として(でも市街地からはキョリあるんで、クルマはどーすんだろ?駐車場は完備してても、呑んだら運転できませんからねえ)ヒトが集まるのでございましょうか?
あまりソバって好きじゃないんですけど、そんなワタシでも「楽しく」食べられるソバって無いでしょうか?(そんなシチュエーションなんてあるワケ無いと思うけど)ってえヒトには、ま、一度お試しになってはいかが?とショーカイくらいはしてもいいかもしんない。

でも良いコのみなさんは、もっとちゃんとした「お蕎麦」を食べましょーね。
permalink No.190

Search Form