Herritage zone

It's not the real archives


07-08-22 WED.




まだまだ暑いですが、こないだまでのバクレツな暑さほどじゃありませんからまだいいんですけどね。


どこから見ても「絵になる」伝統的建造物、ってのは確かに「学術的にも」価値がありそうだし、行政側も、なんとか保存して市の観光資産のひとつに、なんて援助も得られるのでしょうが、まあ、そこまでじゃない、「背に腹は代えられず」に側壁をトタンの波板で打っちゃった!てな、でも根は古いんだけどな〜ってえ個人住宅やら商店、案外そうゆうもんが観光客には「印象的」だったりするんじゃないのかなあ。


そりゃね、この山門みたく、「由緒正しい」その由来なんぞを板書して掲げておくと、いかにも「文化財〜!」って感じで、まあスゴいことはスゴいのですが、観光客が「旅情を感じる」のって、そんな「正しい」観光資源ばかりではなく、「あ〜、昔、俺んちの近くにも、こんな雑貨屋があったなあ」なんていう「ノスタルジィ」に訴えかけるよな「昔ながらの」商家だったりするんじゃないでしょか。


しかし、そういう存在に対して、行政側が補助するワケにもいかないんでしょかね?
ちっとも由緒正しくなさそうだし、あっちこち「いいかげんな」材料で補修しちゃってる⋯
まあ、エラいセンセーにタテつくワケじゃありませんが、そもそも一般的な日本の家なんてもんは、もはや明治以降「めっちゃくちゃ」なワケでしょ?
つぎはぎだっていいじゃない!と思うんだけどな〜。

さて↓この「こみせ」、伝統的な雪国の「造り」に見えますが、昔は無かったのを「新設」したものです。
まあウソっちゃウソなんですが、もう何年かすると風雪にさらされて見分けがつかなくなるんでしょうね⋯

permalink No.1948

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