婆古石 AGAIN

02-10-26
なんだか久しぶりの好天で、少し風はあるけど、それほど寒くもありません。
今日は「ぷ」さんのたっての希望で、はるか八甲田を越えて太平洋側に降り、県の東部、上北郡は七戸町上田まで「お蕎麦」を食べに行きました。
そう、あのユニークな蕎麦屋、「婆古石(ばっこいし)」まで、ね。
もうまもなく田代平から七戸町営牧場を越えて行く道が雪に閉ざされて通れなくなるかもしれないので、これがおそらく今年最後の訪問となりそうです。

弘前から、十和田湖への途中にある中野までの国道102号線をハイ・ペースでこなし、左に折れて国道394号線に入り城ヶ倉大橋を渡って八甲田に入り、一旦、青森方向に降り始めて間もなく火箱沢林道に入り、青森→田代線にぶつかったら右へ。
こないだよっすぃ~を連れてった八甲田温泉の入り口も通りすぎて「左:七戸、直進:十和田市、右:十和田湖」の十文字をとーぜん左です。
今回は牛が見当たらず、「ぷ」さんもツッコミができませんでしたねえ。
山ひとつ越えると、すんげえカーヴの連続でくだっていきますが、それも少し落ち着いて来たなあ、ってころ、道の右側にトイレ完備の駐車ゾーンが現れ、さらに行くと、「そば・うどん」のノボリがはためくパーキング・エリアが見えてきます。
でもこれは「和田ダム」のダム・サイトで、目指すお蕎麦屋さんではありません。
そこを過ぎて少し行くと ・・・あったあ!
判りやすく「新そば祭り」のノボリが林立しています。道路右側の建物が「婆古石(ばっこいし)」で、早くもクルマが何台も駐まっているじゃあないの?もしかして混んでる?

なんとか駐車スペースを見つけて、クルマをもぐりこませ、店(と言っても、どっから見てもただの民家風です)に入ってみると、お客さんはたしかに多いですが、満席というワケではなく、空いたテーブルにつき、カウンターまで出向いて注文いたします。そこで渡される番号札をテーブル上の目につくトコに置いとくと、出来たお蕎麦を持って来てくれるおねいさんがそれ見て・・・ってワケね。

カウンターには、握りたて、って感じのオニギリが「見るからにウマそう」に並んでおりますぞ。いやいや、蕎麦に専念せねば、と「もり」にいたしましょう。
ふと他の席のお客さんを見てみると、なんでか「茹でタマゴ」食べてるヒトが多いのねん。そーいえば外の駐車スペースの周りをニワトリさんたちがノビノビと歩き回っておられましたから、その地卵ってヤツかも。

ややあって出てきた蕎麦は、ちょうど今日から(!)新蕎麦になったトコだそうで、なんてラッキーなんざましょ!フダンのオコナイが・・・(うそぴょ~ん)
蕎麦そのものは上皮も混じっている感じのやや色黒で、少し平たい仕上がりです。
ツユは前回同様、ひとくちめに(アルコール系?の)発酵臭を感じますが、すぐ慣れる程度のもので、そんなに抵抗はありません。
のどごしはホンの少しザラついた感触もありますが、いわゆる田舎のゴロついた蕎麦ではなく、「野趣を残す」という程度のもの。
いまはナニをしてるのか消息不明になっちゃった「天庵」のオヤジがススメてただけのことはあります。

蕎麦のあと、店を出たら一角で蕎麦お焼きを売ってますねえ。
こーゆーモノは見過ごせないタチなもんで、近くにいってみたら、炭火の上で焼いたものを特製の「ゴマ味噌ダレ」にくぐらせて客に渡しています。
1ヶ¥100!こりゃまた安い!
モチロンお買い上げでございますよ。元気にサンポしてるニワトリさんたちを眺めつつ、車中でデザート・タイム。これまたウマいっ!
ひさお庵の「蕎麦お焼き」はツブアン入り(これまたウマいのよね~)ですが、こちらは中身ナシです。

さて、帰りは一旦、七戸方向に向かい、すぐ十和田市方向へ南下。
その後は、お馴染みの「野生のカン」でデタラメに走りつつも、見事お目当ての「道の駅おいらせロマン・パーク」にドンピシャで出て、いつものコトながら「ぷ」さんをアキレさせちゃいました。

道の駅で一服してから十和田湖方向へ。
奥入瀬渓流の紅葉はところどころキレイなところもありましたが、もうちょい、かな?
でも来週の週末はピーク過ぎてそ。ビミョーでございます。
途中から黒石方向に渓流を離れ、山ン中をグイグイ上ってくと、ちょっと曇ってきて、冬めいた木々が鉛色の空によく似合ってます。
しかし山を降り、黒石に近ずくにつれ、天候はまた回復してきたのでした。
総走行距離 200km以上の婆古石蕎麦ツアー、紅葉はまあまあでしたが、蕎麦で満足、でございます。

次に行けるのは来年でしょねえ。あのルートって冬季間閉鎖ですから。
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